オリーブの木の育て方と実付きの秘訣|マンザニロとコロネイキの相性は?

オリーブの木を2本買いました。マンザニニロとコロネイキです。種類の違うものを植えると実が生りやすくなると聞き購入したのですが、同じ鉢で2本植えるといいのでしょうか?今は別々の鉢で並べて育てています。補足:花の咲く時期っていつ頃でしょう?去年の秋に25cm位で買いました。今は40cm位です…北海道です。

オリーブの栽培:鉢植えと地植え、品種の選び方

オリーブの栽培は、温暖な地域を好むため、北海道のような寒冷地では、鉢植えでの管理がおすすめです。鉢植えであれば、冬は室内に取り込むなど、温度管理がしやすいため、より安全に越冬させることができます。

今回、お迎えされたマンザニロとコロネイキは、どちらも実付きの良い品種として知られています。マンザニロは比較的育てやすく、大粒で良質な実をつけ、コロネイキは小粒ですが、収穫量が多く、オイル採取に向いています。異なる品種を植えることで受粉しやすくなり、実付きが向上する可能性が高まります。

同じ鉢に植えるか?それとも別々の鉢?

同じ鉢に2本植えることは可能ですが、根詰まりを起こしやすくなるため、お勧めできません。特に、オリーブは成長が比較的ゆっくりですが、数年後には鉢が小さくなってしまい、生育に悪影響を及ぼす可能性があります。

別々の鉢で育て、根の生育空間を十分に確保することが重要です。ただし、受粉を促進するためには、鉢同士を近づけて植えることをおすすめします。

オリーブの開花時期と受粉のポイント

オリーブの花の開花時期は、品種や気候によって異なりますが、一般的には5月~6月頃です。北海道では、少し遅れて開花する可能性があります。

オリーブは、自家不和合性の品種が多く、同じ品種の花粉では受粉しにくい傾向があります。そのため、マンザニロとコロネイキのように異なる品種を植えることで、受粉率を高めることができます。

受粉を成功させるためのコツ

* 鉢を近づける:風で花粉が運ばれるのを助けるため、鉢を近くに配置しましょう。
* 人工授粉:開花時期に、綿棒などで一方の花粉を他方のめしべに丁寧に塗布する人工授粉を行うと、確実に受粉させることができます。
* 開花時期の観察:両方の木が同時に開花しているかを確認し、開花時期がずれている場合は、人工授粉を検討しましょう。
* ミツバチなどの誘引:ミツバチなどの昆虫はオリーブの受粉に役立ちます。庭に花を植えるなどして、昆虫を誘引する工夫をしましょう。

北海道でのオリーブ栽培:越冬対策と注意点

北海道でのオリーブ栽培は、越冬対策が非常に重要です。

越冬対策

* 室内への移動:霜が降りる前に、室内に取り込みましょう。日当たりの良い場所で管理し、温度は5℃以上を保つことが理想です。
* 防寒対策:鉢全体を不織布などで覆うと、寒さから守ることができます。
* 水やり:冬場は生育が鈍るため、水やりは控えめにしましょう。土が乾燥してから、たっぷりと与えるようにします。

北海道での栽培における注意点

* 日当たり:オリーブは日当たりを好む植物です。できるだけ日当たりの良い場所に置きましょう。
* 風通し:風通しの良い場所に置くことで、病気の発生を防ぐことができます。
* 肥料:生育期(春~秋)に、緩効性肥料を与えましょう。
* 剪定:生育が旺盛なため、適度な剪定が必要です。剪定時期は、休眠期の冬が適しています。

専門家のアドバイス:オリーブ栽培の成功ポイント

オリーブの栽培に詳しい専門家によると、実付きを良くするためには、適切な剪定と肥料管理が重要です。剪定によって樹のバランスを整え、日当たりを良くすることで、花芽の形成を促進することができます。また、肥料は生育状況に合わせて適切な量を与え、過剰な施肥は避けるべきです。

まとめ:オリーブ栽培を楽しもう!

マンザニロとコロネイキのオリーブを北海道で育てるには、鉢植えでの管理と、冬の防寒対策が不可欠です。異なる品種を植えることで受粉しやすくなり、実付きが向上する可能性が高まります。しかし、同じ鉢に植えるのではなく、別々の鉢で育て、根詰まりを防ぎましょう。開花時期には、人工授粉も検討し、適切な剪定と肥料管理を行うことで、美味しいオリーブの実を収穫できるよう、頑張って育てていきましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)