オス犬の執拗な行動への対処法:多頭飼育における犬の行動と解決策

おはようございます。先日、義実家の両親が親戚の法事で出席しなければならず、ダックスとパピヨンを一晩預かることになりました。いずれも成犬、メスです。我が家には室内で飼っている1才半のゴールデンレトリバーのオスがいます。義実家の犬とは何度も会ったことがあるのですが、まだ義実家の方の二匹の警戒心が強くずっと吠えられている状況です。ここからが質問なのですが、うちのゴールデンが二匹に対してしつこいくらい、いつまでもお尻を追いかけてはクンクン匂って、舐めたりしています。二匹は凄く嫌がって噛みつこうとしたりしていますがそれでも懲りずにいつまでも追いかけてクンクン…。ずっと興奮した状態で舌を出してハァハァいっていて絨毯やソファーなど二匹が座っていた場所など匂いがついてるような場所もしつこく匂って舐めていたりしていました。後ろから顔を突っ込むこともあればおなかの方から無理矢理鼻を入れたりしています。あまりにしつこいので、やめさせていましたが、おやつで気を引いても全然やめようとはせず、相手がメス犬なので本能とはいえちょっとこっちとしては申し訳ない気持ちになってしまいました。あとから義母に聞いても「ヒート中でも前後でもないよ」と言われました。行動としては、匂う、舐めるで上に乗ろうとはしません。今までドッグラン等に行ってメス犬と遊んでもここまで執拗に追いかけまわすことはなかったです。次また二匹と会わせることがあって同じような行動をしたらどういう対処をするべきでしょうか?

ゴールデンレトリバーのオス犬の行動:その原因と解決策

1歳半のゴールデンレトリバーのオス犬が、メス犬2匹に対して執拗に匂いを嗅いだり、舐めたり、追いかけまわす行動は、犬の性的な本能と、個体差による行動パターンが複雑に絡み合っている可能性があります。 単に交配欲求だけでなく、ストレスや不安、遊びの延長線上にある可能性も考慮する必要があります。

1. 性的な興味を超えた行動の可能性

  • 交配欲求:最も考えられる原因の一つです。しかし、質問者様によると、乗ろうとする行動はしていないとのこと。これは、必ずしも交配欲求が満たされていないわけではないことを示唆しています。犬の性的な行動は、必ずしも交尾を目的とはしません。匂いを嗅いだり、舐めたりする行為は、フェロモンの確認や、相手への関心の表明として行われる場合があります。
  • ストレスや不安:新しい犬との出会いは、ゴールデンレトリバーにとってストレスとなる可能性があります。特に、相手が警戒心を示している場合、ゴールデンレトリバーはそれを遊びや優位性を示す行動で解消しようと試みる場合があります。今回の場合、執拗な行動は、不安やストレスからの逃避行動の可能性も考えられます。
  • 遊びの延長:ゴールデンレトリバーは遊び好きで活発な犬種です。相手が嫌がっているにも関わらず、遊びの延長として追いかけまわしている可能性もあります。この場合、ゴールデンレトリバーは相手の反応を適切に理解できていません。
  • 順位付け:群れの中で、自分の順位を確立しようとする行動の可能性も考えられます。特に、新しい犬が来たことで、群れの序列が不安定になっている場合、ゴールデンレトリバーは自分の地位を確立しようと、他の犬に対して支配的な行動を取る場合があります。

2. 具体的な対処法

  • 物理的な分離:まず、ゴールデンレトリバーとメス犬2匹を完全に分離できる空間を作るのが重要です。ケージや別々の部屋を用意し、視界や匂いが届かないようにしましょう。これは、緊張感を和らげ、ゴールデンレトリバーの興奮を抑える効果があります。
  • 環境エンリッチメント:ゴールデンレトリバーに十分な運動と刺激を与えることで、ストレスを軽減できます。十分な散歩や、知育玩具などを活用して、彼を精神的に満たしてあげましょう。疲れている犬は、比較的落ち着いて行動する傾向があります。
  • トレーニング:「落ち着け」や「離れ」などのコマンドをトレーニングし、ゴールデンレトリバーが興奮状態になった時に、落ち着かせるように訓練しましょう。これは、時間と根気が必要ですが、長期的な解決策となります。専門のドッグトレーナーに相談するのも良い方法です。
  • ゆっくりとした慣れ合い:完全に分離した後、少しずつ距離を縮めていきましょう。最初は、視界に入る程度から始め、徐々に距離を近づけていきます。この際、必ず褒めて、ご褒美を与えましょう。 ゴールデンレトリバーが落ち着いていれば、メス犬たちも警戒心が薄れていく可能性があります。
  • 専門家のサポート:状況が改善しない場合は、獣医や動物行動学者に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な解決策を見つけることができます。ホルモンバランスの異常なども考えられますので、獣医による健康チェックも検討しましょう。

3. 専門家の視点:犬の行動学から見た解決策

犬の行動学の専門家によると、犬の行動は、遺伝的な要因と環境的な要因の両方に影響されます。今回のケースでは、ゴールデンレトリバーのオス犬の行動は、性的な本能に加え、ストレスや不安、遊び心などが複雑に絡み合っている可能性が高いです。そのため、一概に「本能だから仕方ない」と片付けるのではなく、犬の状況を総合的に判断し、適切な対処法を選ぶことが重要です。

例えば、ゴールデンレトリバーがメス犬に対して執拗に追いかける行動は、遊びの延長線上にある可能性があります。しかし、メス犬が嫌がっているにも関わらず、それを理解できずに継続している場合は、問題行動とみなす必要があります。このような場合は、トレーニングを通して、ゴールデンレトリバーに適切な行動を学習させる必要があります。

インテリアとの関連性:落ち着ける空間づくり

犬の行動に影響を与えるのは、犬同士の関係性だけではありません。インテリアも重要な要素です。落ち着ける空間づくりは、犬のストレス軽減に繋がります。

落ち着ける空間づくりのポイント

* 隠れ家スペースの確保:犬が落ち着いて休める隠れ家となるスペースを用意しましょう。ケージやベッド、ソファの後ろなど、犬が安心して身を隠せる場所が必要です。
* 安全な場所の確保:犬が自由に動き回れるスペースと、落ち着いて休めるスペースを明確に区別しましょう。
* 視覚的な刺激を軽減:騒がしい場所や、視覚的な刺激が多い場所は、犬にとってストレスとなる可能性があります。落ち着ける空間は、できるだけ静かで、視覚的な刺激が少ない場所を選びましょう。
* 適切な照明:明るすぎる照明は、犬にとってストレスとなる場合があります。落ち着いた雰囲気を作るために、間接照明などを活用しましょう。
* アロマテラピー:ラベンダーなどのリラックス効果のあるアロマは、犬のストレス軽減に役立つ場合があります。ただし、犬がアロマに敏感な場合は使用を避けましょう。

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