オカメインコの鳴き声対策:インテリアと工夫で快適な共存生活を

迷い鳥の保護というかたちでオカメインコを飼い始めました。とても人になついていて、私の姿が見えなくなると(ちょっと立ち上がって移動したり、隣の部屋へいったり、トイレに行ったり)甲高い大きな声で鳴きます。オカメインコの鳴き声は大きいという話ですし、仕方ないのは分かるんですが、頭に響くというか刺さるようなキツイ鳴き声なので、出来るだけ抑えたいです。調べたところノーマルのオス(体がグレーで顔は鮮やかな黄色)です。(1)家の中に自分がいるとき、少々の移動で鳴かないようには出来ないものでしょうか?(2)外出時(誰も家にいない)にどれだけ鳴いているのかご近所の事も気になるのでそういう時は鳴き続けるものなのでしょうか?(玄関をでてしばらくは鳴いているようなので…)そのほか、防音に役立つ知恵・鳴く頻度を抑える方法など、アドバイスをお願いいたします。

オカメインコの鳴き声対策:原因と解決策

オカメインコは、非常に人懐っこく、飼い主さんへの愛情表現として鳴き声をあげることも多いです。特に、あなたの姿が見えなくなると鳴くのは、分離不安の表れと考えられます。 黄色い顔とグレーの体をしたノーマル種のオスは、特に鳴き声が大きい傾向にあると言われています。しかし、鳴き声を完全に無くすことは難しいものの、工夫次第で軽減することは可能です。

1. 分離不安の軽減:視覚的な工夫

  • ケージの位置:常に飼い主さんの視界に入る場所にケージを設置しましょう。キッチンやリビングなど、生活の中心となる場所がおすすめです。 視界に入っていれば、安心感が増し、鳴き声が減る可能性があります。
  • 遊び道具の提供:ケージの中に、様々な遊び道具を入れてあげましょう。おもちゃや、かじり木、鏡など、オカメインコが楽しめるものを用意することで、退屈さを解消し、鳴き声を抑制する効果が期待できます。 新しいおもちゃを定期的に追加することで、飽きさせない工夫も重要です。
  • コミュニケーション:こまめな声かけや、撫でるなどのスキンシップを心がけましょう。 オカメインコは、飼い主さんの愛情を強く求めます。十分なコミュニケーションをとることで、安心感を高め、鳴き声を減らすことができます。 特に、あなたが部屋を移動する際にも、声をかけてから移動すると効果的です。

2. 音環境の改善:インテリアと防音対策

オカメインコの鳴き声は、高音で鋭いため、ご近所への配慮も必要です。インテリアと防音対策を組み合わせることで、騒音問題を軽減できます。

  • カーテンやカーペット:厚手のカーテンやカーペットは、音を吸収する効果があります。特に、ケージの周囲に設置することで、鳴き声が外に漏れるのを防ぎます。 遮音性の高い素材を選ぶことが重要です。 色の好みもありますが、ダークブラウンやグレーなどの濃い色のカーテンやカーペットは、防音効果が高い傾向があります。
  • 家具の配置:ケージの周囲に、本棚やソファなどの家具を配置することで、音の反響を抑える効果があります。 家具の配置を変えるだけで、音の響き方が大きく変わる場合があります。
  • 防音マット:ケージの下に防音マットを敷くことで、床への振動を吸収し、騒音を軽減できます。 厚みのあるマットを選ぶことが重要です。
  • 窓の防音対策:窓から音が漏れるのを防ぐために、二重窓にする、防音カーテンを取り付けるなどの対策も効果的です。 特に、騒音に敏感なご近所さんの窓に面した場所では、しっかりとした防音対策が必要です。

3. 鳴き声の分析とトレーニング

  • 鳴く時間帯の把握:いつ、どのような状況で鳴いているのかを記録しましょう。 鳴く時間帯や状況を把握することで、対策を立てることができます。
  • トレーニング:「お静かに」などの合図を教え、鳴き止んだ時に褒めて強化するトレーニングも効果的です。 根気強く続けることが重要です。専門書や動画サイトなどを参考に、適切なトレーニング方法を学びましょう。

4. 専門家への相談

どうしても鳴き声が気になる場合は、動物病院や専門家への相談も検討しましょう。 獣医師は、鳴き声の原因を特定し、適切なアドバイスをしてくれます。 また、鳥類の行動に詳しい専門家もいますので、相談してみることをお勧めします。

外出時の対策

外出時は、オカメインコが長時間鳴き続ける可能性があります。ご近所への配慮として、以下の対策を検討しましょう。

  • ケージカバー:ケージ全体を覆うカバーを使用することで、鳴き声が軽減されます。 遮光性と防音性を兼ね備えたカバーを選びましょう。
  • ラジオや音楽:静かな音楽やラジオを流すことで、鳴き声をある程度マスキングできます。 ただし、音量に注意し、オカメインコがストレスを感じない程度にしましょう。
  • 留守番対策グッズ:おもちゃや、おやつなどを工夫して、留守番中の退屈さを解消する工夫をしましょう。 様々な留守番対策グッズが販売されていますので、活用してみましょう。
  • 近隣への配慮:事前にご近所の方に、オカメインコを飼っていることを伝え、鳴き声について理解を求めることも重要です。 挨拶を交え、何か問題があればすぐに連絡を取り合える関係を築くことが大切です。

インテリアと色の効果

インテリアの色使いも、オカメインコへの影響、そして飼い主さんの精神的な落ち着きにも関係してきます。

  • 落ち着く色:グレーやベージュ、アイボリーなどの落ち着いた色は、鳥の興奮を抑える効果があるとされています。ケージの周囲にこれらの色を取り入れることで、リラックスできる環境を作ることができます。
  • 刺激の少ない色:派手な色や、刺激的な模様は、鳥を興奮させる可能性があります。ケージの近くは、落ち着いた色合いに統一しましょう。
  • 飼い主さんのリラックス:飼い主さんがリラックスできる空間を作ることも重要です。 お気に入りの色や、落ち着ける色合いのインテリアで、快適な空間を演出しましょう。

まとめ

オカメインコの鳴き声対策は、分離不安の軽減、音環境の改善、トレーニング、そしてご近所への配慮など、多角的なアプローチが必要です。 焦らず、一つずつ対策を行い、オカメインコとの快適な生活を築いていきましょう。 それでも鳴き声が気になる場合は、専門家への相談も検討してください。

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