オカメインコのケージへの戻し方と安全な部屋飼い

今年の夏にオカメインコの若鳥(生後4ヶ月ほど)をお迎えし、ずっと部屋飼いしてきました。何度かケージに慣らそうと部屋に置いて見覚えさせる→入れる→褒めるで挑戦したのですがそのたび暴れてしまい、1度暴れた拍子に鼻から血を出して以来嫌がって入らないようになりました。それから2ヶ月ほどケージには入れていないのですが(見ると警戒するので部屋にも置いていません)もうケージ飼いは駄目でしょうか?放鳥飼いは危険だと色んな方に言われたのでなんとか慣れてくれればと思っています。皆さまはケージに慣らす時どうしましたか?また、普段どのように飼っていますか?

オカメインコとケージ:安全な環境づくりと慣らし方

オカメインコを部屋飼いされているとのこと、愛鳥への愛情が伝わってきます。しかし、放鳥による事故のリスクを懸念されているのもごもっともです。 ケージへのスムーズな移行は、鳥と飼い主双方にとって安心安全な生活を送るために非常に重要です。 鼻から出血されたとのこと、大変心配でしたね。焦らず、段階的にケージに慣れさせていきましょう。

ケージへの再チャレンジ:段階的なアプローチ

一度失敗すると、鳥は強いトラウマを抱いてしまうことがあります。 そのため、これまでの方法とは異なる、より穏やかなアプローチが必要です。

  • ケージの位置の見直し: ケージを鳥の視界から外れた場所に移動してみましょう。 鳥がケージを「怖い場所」と認識している可能性があります。静かで安全な場所に設置し、鳥が自ら近づきたくなるような環境を作るのがポイントです。例えば、鳥がよく過ごす場所の近くにケージを置く、など。
  • ケージ内の魅力アップ: ケージの中を快適で魅力的な空間に変えましょう。お気に入りの玩具、止まり木、フードボウルなどを配置し、鳥がケージの中に入りたいと思えるように工夫します。新しいおもちゃや、普段与えていない特別なフードを用意するのも効果的です。 特に、お気に入りの止まり木はケージへの誘引に役立ちます。
  • 強制はNG: 絶対に鳥をケージに無理やり押し込んではいけません。 恐怖心は増幅するだけで、ケージ嫌いをさらに深刻化させる可能性があります。
  • 時間をかけて、ゆっくりと: 焦らず、鳥のペースに合わせてゆっくりと進めていきましょう。数日、数週間、あるいは数ヶ月かかる場合もあります。 鳥がケージに近づく様子が見られたら、褒めてあげましょう。
  • おやつ作戦: ケージの中に、鳥の大好物のおやつを入れてみましょう。 鳥が自らケージの中に入っておやつを食べるようになれば、成功です。
  • 扉を開けたまま: ケージの扉を開けたまま、数日間置いてみましょう。鳥がケージの中を自由に探索できる状態にします。

専門家のアドバイス:獣医師やトリマーへの相談

どうしてもケージに慣れてくれない場合は、動物病院の獣医師や、鳥類に詳しいトリマーに相談することをお勧めします。 専門家のアドバイスを受けることで、鳥の行動や心理状態を理解し、適切な対応策を見つけることができます。 鼻からの出血についても、獣医師に診てもらうことが大切です。

安全な部屋飼いのための工夫

ケージに慣らすことが難しい場合でも、安全な部屋飼いを心がけることが重要です。

  • 危険物の撤去: 電源コード、小さな物、有毒植物など、鳥にとって危険なものを部屋から全て取り除きましょう。
  • 安全な空間の確保: 鳥が自由に飛び回れる安全な空間を確保しましょう。 窓やドアには、鳥が脱出できないように注意しましょう。 網戸やカーテンなど、鳥が引っ掛けてケガをする可能性のあるものは、取り外すか、安全対策を施しましょう。
  • 監視体制: 常に鳥の様子を監視し、危険な行動をとっていないか注意しましょう。
  • 定期的な健康チェック: 鳥の健康状態を定期的にチェックし、異常が見られた場合はすぐに獣医師に相談しましょう。

オカメインコの日常:理想的な飼育環境

オカメインコは、好奇心旺盛で活発な鳥です。 快適な生活を送らせるためには、適切な環境とケアが不可欠です。

適切なケージ選び

ケージは、鳥が自由に羽ばたける広さが必要です。 材質は、安全性と耐久性を考慮し、鳥が噛んでも安全なものを選びましょう。 また、ケージの掃除がしやすい構造であることも重要です。

栄養バランスのとれた食事

ペレットを主食とし、野菜や果物などを適量与えましょう。 偏食にならないよう、様々な種類のフードを用意することが大切です。 水は常に清潔なものを用意しましょう。

適切な温度と湿度

オカメインコは、温度変化に敏感です。 室温は、20~25℃程度に保ちましょう。 また、適度な湿度も重要です。 加湿器を使用するなどして、乾燥を防ぎましょう。

十分な休息

鳥は、十分な睡眠が必要です。 夜間は、ケージを暗くして静かな環境を作ってあげましょう。

コミュニケーション

オカメインコは、人とコミュニケーションをとることが大好きです。 毎日、話しかけたり、触れ合ったりすることで、信頼関係を築きましょう。

まとめ:愛鳥との幸せな生活のために

オカメインコとの生活は、喜びと責任が伴います。 ケージへの移行がうまくいかない場合でも、焦らず、鳥のペースに合わせて、安全な環境を整備し、信頼関係を築いていくことが大切です。 必要に応じて専門家のアドバイスを求め、愛鳥との幸せな生活を送りましょう。

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