オカメインコのクリッピングは必要?脱走と懐かせる方法を徹底解説

インコのクリッピングはするべきでしょうか?我が家に迎えて、そろそろ20日ほどになる、生後2か月半のオカメインコがいます。家に迎えた段階で、ケージを移す際に失敗し、部屋中を飛び回りました。その際は何とか籠の中に追い込んで事なきを得ました。その後も掃除の際に誤って1度脱走しましたが、何とか捕まえて戻しました。元々手乗りの子を迎えたこともあり、現在は手から餌を食べますし、呼び鳴きもするくらいには懐いていますが、触られるのは嫌な様子で、指先に止まったりすることもありません。ケージ越しに近くで過ごす時間を作っているのですが、その際、凄くケージから出たそうに、私の居る側の金網をかじったりしています。ですが、出したら戻すのが非常に大変そうです。オカメを飼っている友人に相談した所、ケージの外に出すのはクリッピングをしてからの方が良いとのことですが、羽を切ってしまうのがどうにも可哀想に思えてなりません。我が家には先住でコザクラインコのペアがおり、そちらは元々成長のペアで迎えたこともあり、手乗りではありませんが、手から餌は食べる程度です。放鳥の時間と餌の時間を調節してケージに戻しています。お腹が減るとケージに戻る上、2羽揃って行動をしているので、勝手に戻ったところでケージを閉めます。新しく来たオカメもこの方法で様子を見ようかと思ったのですが、過去の2度の脱走では部屋の高い位置から様子を伺って動かず、自らケージに戻る素振りはありませんでした。その際は戻ることを期待して、数時間様子を見ていたのですが、ケージに戻らず、友人の曰く、長時間ケージの外では衰弱するとのことでしたので、無理やり戻しました。ケージから外に出して遊ばせてやりたいのですが、とても上手に飛ぶので、捕まえるのは大変です。クリッピングをすれば、捕まえるのが楽になるのは分かるのですが、コザクラインコをペットショップで購入した際、クリッピングされており、放鳥した時に上手に飛べず色々な所にぶつかったり、地面に落下しているのを見て、とても辛かったので、コザクラインコはクリッピングをしないことに決めています。問題のオカメについて、友人にはかなり強くクリッピングを薦められており、クリッピングをした方が懐くとも聞くのですが、全く気が進みません。クリッピングを悩んでいるオカメインコ(♀)は臆病で優しい性格のように感じます。怖がらせるリスクを払うだけの価値は、クリッピングにはあるのでしょうか?

オカメインコのクリッピング:メリットとデメリットを徹底比較

オカメインコのクリッピングは、飛行能力を制限するために、羽の一部を切る行為です。 ご友人のアドバイス通り、クリッピングは確かに捕獲を容易にし、脱走のリスクを軽減します。しかし、鳥にとって大きなストレスとなる可能性があるため、安易な判断は避けなければなりません。

クリッピングのメリット

* 脱走防止:飛べなくなることで、部屋の中を飛び回る危険性が減り、安全に放鳥できます。
* 捕獲の容易さ:脱走した場合でも、簡単に捕まえられます。これは、特に臆病なオカメインコにとって、余計なストレスを軽減する効果があります。
* 安心感の向上:飼い主にとっての安心感も増し、よりリラックスして放鳥時間を過ごせます。

クリッピングのデメリット

* ストレス:羽を切られることは、鳥にとって大きなストレスになります。特に臆病な性格のオカメインコは、強い恐怖心を抱く可能性があります。
* 飛行能力の低下:飛べなくなることで、本来の行動パターンが制限され、運動不足やストレスにつながる可能性があります。
* 怪我のリスク:不器用なクリッピングは、鳥に怪我を負わせる可能性があります。専門家による施術が理想的です。
* 羽の再生:切った羽は再生しますが、完全に元の状態に戻るまでには時間がかかります。
* 懐くとは限らない:クリッピングが必ずしも懐くことに繋がるわけではありません。

クリッピング以外の脱走対策と懐かせるための具体的な方法

クリッピングせずにオカメインコと安全に暮らすための方法を検討してみましょう。

安全な環境づくり

* ケージの選定:脱走防止に優れたケージを選びましょう。頑丈な金網、しっかりとしたロック機構、適切なサイズが重要です。
* 部屋の安全対策:窓や危険な場所へのアクセスを制限しましょう。カーテンやブラインドを閉めたり、窓にネットを張ったりするなどの対策が有効です。
* 監視体制:放鳥中は常にオカメインコの様子を監視し、危険な行動をとっていないか注意深く観察しましょう。

懐かせるためのトレーニング

* 時間をかける:焦らず、ゆっくりと時間をかけて信頼関係を築きましょう。毎日、一定時間ケージの前に座って、静かにオカメインコを観察したり、優しく話しかけたりする時間を設けましょう。
* おやつ作戦:オカメインコの大好物のおやつを使って、徐々に近づいていきます。最初はケージ越しに、その後は手のひらに置いて、少しずつ距離を縮めていきましょう。
* ポジティブな強化:良い行動には必ず褒めて、ご褒美を与えましょう。例えば、指に止まった時は、おやつを与えたり、優しく撫でたりすることで、良い行動を強化します。
* 強制はしない:オカメインコを無理やり触ったり、怖がらせたりしないように注意しましょう。信頼関係を築くには、鳥のペースに合わせて接することが重要です。
* 専門家のアドバイス:鳥の行動に詳しい獣医や専門家にご相談することも有効です。

コザクラインコとの比較と注意点

コザクラインコとオカメインコは性格や習性が異なります。コザクラインコがクリッピングされても問題なかったからといって、オカメインコも同じように対応できるという保証はありません。オカメインコは、コザクラインコよりも繊細で臆病な性格の個体が多いとされています。

専門家(獣医)の視点

獣医の立場から見ると、クリッピングは緊急時を除き、最終手段として考えるべきです。鳥の羽は飛行だけでなく、体温調節やバランス感覚にも重要な役割を果たしています。クリッピングによってこれらの機能が低下し、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

鳥の行動に問題がある場合は、まず、環境や飼育方法を見直すことが重要です。ケージの広さ、餌の種類、日光浴の有無など、様々な要素が鳥の行動に影響を与えます。

クリッピングを検討する前に、信頼できる獣医に相談し、鳥の状態を正確に把握することが大切です。

まとめ:オカメインコとの幸せな共存のために

オカメインコのクリッピングは、メリットとデメリットを十分に理解した上で、慎重に判断する必要があります。 クリッピング以外の方法で脱走を防ぎ、信頼関係を築く努力をしましょう。

大切なのは、オカメインコが安全で快適に過ごせる環境を整え、ストレスを与えないようにすることです。 焦らず、ゆっくりと時間をかけて、オカメインコとの絆を育んでいきましょう。 もし、どうしてもクリッピングを検討する場合は、必ず専門家(獣医)に相談し、安全な方法で行いましょう。

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