オカメインコとの信頼関係構築ガイド:部屋による行動変化と懐き方の見極め方

飼ってる鳥と信頼関係を築きたいために、オカメインコの心理について少し知りたいです。私のオカメインコはケージから出すとケージがある部屋の場合ですと、すぐ手から離れてケージに戻ったり、どっかに飛んでいってしまいます。またなんとか別の部屋まで連れていくと、急に別の手の上で大人しくなります。部屋の違いで性格が変わってしまうんです。私はこの子に、懐かれているのか、嫌われているのかよくわかりません。2年は苦楽を共にしてきた家族同然の存在なので今更嫌われるのはつらいものです。そのオカメインコと最初に出会ったとき、私はアルバイトをしていて、その子はブリーダーから譲ってもらって4ヶ月になる雛ですが、1ヶ月後に深夜業にまわされてしまったため、あまりその子と一緒にいることができませんでした。(今は別のアルバイトをしていて、日中に仕事してます。)でもその子はもう、皮付きの穀物を一人で食べれるようになっていたので、あまり気にすることはなかったのですが、今となってその子に淋しい思いをさせてしまったことを悔やんでします・・・・補足何週間か前からケージの扉を開けて手に乗せようとすると、怖がるように後ずさりします。何も嫌がることはしてないのに、急に手に乗らなくなりました。前はちゃんと手に乗ってくれたはずなのですが・・・。どうしてなのでしょうか?

オカメインコの行動と心理:部屋による違いと懐き方の見極め

オカメインコが部屋によって異なる行動を示すのは、環境への適応と安全性の認識が大きく関わっています。ケージのある部屋は、鳥にとって「安全地帯」として認識されている可能性が高いです。一方、別の部屋は未知の環境であり、警戒心が強まるため、飼い主さんの手に大人しく乗っていると考えられます。懐いているか嫌われているかについては、単純にイエス・ノーでは判断できません。

部屋による行動の違いの解釈

* ケージのある部屋で落ち着きがない:これは必ずしも嫌われているわけではありません。安全な場所であるケージに戻ろうとする本能的な行動です。
* 別の部屋で大人しくなる:新しい環境への警戒心から、飼い主さんの手を「安心できる場所」と一時的に認識している可能性があります。

懐いているかどうかの判断基準

懐いているかどうかは、以下の点を総合的に判断する必要があります。

  • アイコンタクト:目を合わせようとしてくるか
  • 鳴き声:喜びや満足を表す鳴き声をするか
  • くちばしで触れる行動:頭を撫でたり、くちばしで軽く触れてくるか
  • ケージの外での行動:自由に動き回っても、飼い主さんの近くにいることを好むか
  • 餌やりへの反応:喜んで餌を食べるか

これらの行動が頻繁に見られるなら、充分に懐いていると言えるでしょう。

手に乗らなくなった理由と改善策

数週間前から手に乗らなくなったとのことですが、これは鳥の繊細な心理変化が原因である可能性が高いです。

考えられる原因

* 過去の深夜勤務の影響:幼鳥期に十分なコミュニケーションが取れなかったことが、信頼関係構築に影響している可能性があります。
* 環境の変化:ケージの位置変更や室温の変化、新しい家具の設置など、鳥が不安を感じる変化があったかもしれません。
* ストレス:飼い主さんの行動の変化や、他のペットとの関係性、騒音など、鳥にストレスを与えている要因があるかもしれません。
* 病気:体調不良により、手に乗ることを嫌がる場合があります。

改善策:信頼関係の再構築

  • 時間をかけてゆっくりと接する:焦らず、鳥のペースに合わせて接することが重要です。無理強いせず、鳥が自ら近寄ってくるのを待ちましょう。
  • お気に入りの場所を作る:鳥が安全だと感じる場所(パーチやブランコなど)を用意しましょう。ケージの中に隠れ家のような場所を作るのも効果的です。
  • コミュニケーションを強化する:毎日、一定時間をかけて話しかけたり、優しく撫でたりしましょう。鳥が好むおやつを与えながらコミュニケーションを取るのも効果的です。
  • ポジティブな経験を増やす:手に乗ることを良い経験と結び付けるために、おやつを与えたり、褒めてあげましょう。最初はケージの近くで手を差し伸べ、鳥が自ら乗ってくるのを待ちます。
  • 環境の見直し:ケージの位置や室温、騒音などを確認し、鳥にとってストレスとなる要因を取り除きましょう。新しい家具や物の配置にも注意が必要です。
  • 獣医への相談:もし、病気や怪我の可能性がある場合は、獣医に相談しましょう。

専門家の視点:行動学的なアプローチ

鳥類行動学の専門家によると、鳥は人間のように言葉で意思表示できませんが、行動や鳴き声で感情や状態を表現しています。飼い主さんは、そのサインを正確に読み取る必要があります。鳥の行動を記録し、変化を把握することで、問題解決に繋がります。

具体的なステップ:信頼関係回復プラン

1. 観察:1週間、オカメインコの行動を詳細に記録します。時間帯、場所、行動、鳴き声などをメモしましょう。
2. 環境整備:ケージの位置、室温、騒音などを確認し、改善できる点があれば修正します。
3. コミュニケーション:毎日、数回、優しく話しかけ、おやつを与えながら、ゆっくりと近づきます。
4. トレーニング:手に乗せるトレーニングは、無理強いせず、鳥が自ら乗ってくるのを待ちます。成功したら必ず褒めてあげましょう。
5. 継続:これらのステップを継続的に行うことで、徐々に信頼関係が回復していきます。焦らず、根気強く取り組みましょう。

まとめ:信頼関係は時間と愛情で育むもの

オカメインコとの信頼関係構築には、時間と愛情が必要です。焦らず、鳥のペースに合わせて接し、信頼関係を育んでいきましょう。もし、改善が見られない場合は、獣医や鳥類行動学の専門家に相談することをおすすめします。

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