オウム(コバタン)の飼育環境とマンション飼育の注意点

オウム(コバタン)など、みなさん、どんな環境で飼っていますか? マンションのベランダに飛び込んできた鳥が、コバタン、という種類でした。 足と羽と体を打ち付けていて、今日、鳥を診てくれる獣医さんに連れて行ったら ケガもですし、かなり衰弱していて、即入院を勧められました。 目の玉飛び出しそうな診察代でしたが、飼い主がみつかる可能性も少ないし、 飼うにしても元気になってもらわないと困るので預けました。 ※警察には届けています。 それで、元気になってもどってきたときの飼い方なのですが、普通の鳥なら悩むことはないのですが オウムって、普通の鳥かごではどう考えても手狭ですよね? 昔見た古い映画では、部屋の中の木の止まり木に、足にクサリみたいなのをつけて停まっていました。 実際は、どんなふうに飼われているのでしょうか? 私は現在、2歳の姪と二人暮らしなのでマンション住まいですが、 同じ市内に亡くなった両親の残した一軒家があります。 10年近く誰も住んでいませんが、そこならオウムが雄叫びをしても大丈夫です。 マンションも防音は大丈夫と思いますが、オウムがもどってきて、叫んでからダメなようなら引っ越そうかと…。 どちらの場合でも、一部屋くらいオウムにあけられますが、あまり派手に汚されても掃除が大変な気がします。 オウムを飼っている方、特にコバタンとか、中型の鳥を飼っている方、 どんなふうに飼っていますか?

オウム(コバタン)の飼育環境:広さ、ケージ、家具の選び方

コバタンを含む大型オウムは、非常に活発で知能も高く、広い空間と多くの刺激が必要です。一般的な鳥かごでは到底足りません。 最低でも一部屋をオウムの生活空間として確保することが理想的です。 映画で見たような鎖で繋ぐ方法は、現在では動物虐待とみなされ、推奨されません。

ケージの選び方

ケージはあくまで一時的な休息場所として考え、部屋全体をオウムの遊び場として設計することが重要です。 ケージは、コバタンの大きさや羽を広げた時のサイズを考慮し、十分な広さのあるものを選びましょう。 素材は、耐久性があり、噛み砕きにくいものを選びましょう。ステンレス製がおすすめです。 また、ケージ内のレイアウトも重要です。止まり木は複数設置し、高さや太さを変えることで、オウムが自由に移動できる環境を作りましょう。 さらに、おもちゃや食器なども配置し、飽きさせない工夫が必要です。

部屋のレイアウトと家具選び

オウムが自由に動き回れるように、家具の配置はシンプルにしましょう。 オウムが登ったり、止まったりできるような安全な家具を選ぶことも大切です。 例えば、天然木の棚や、頑丈なスタンドなどです。 ただし、オウムが噛み砕いてしまう可能性のある家具は避けるべきです。 また、電気コードや危険なものは、オウムが届かない場所に収納しましょう。

床材について

床材には、掃除がしやすい素材を選びましょう。 例えば、タイルやビニールシートなどです。 また、オウムが誤って食べてしまっても安全な素材を選ぶことが重要です。 新聞紙などを敷くこともできますが、毎日交換する必要があります。

マンションでの飼育:防音対策と近隣への配慮

マンションでの飼育は、騒音問題が大きな課題となります。コバタンは、非常に大きな声で鳴くことがあり、近隣住民への配慮が不可欠です。

防音対策

マンションでの飼育においては、徹底した防音対策が必須です。 具体的には、以下の対策が考えられます。

  • 防音カーテンの設置:遮音効果の高いカーテンを設置することで、騒音を軽減できます。
  • 防音マットの敷設:床に防音マットを敷くことで、足音などの騒音を吸収します。
  • 窓の防音対策:窓に防音シートや防音フィルムを貼ることで、外部からの騒音と、オウムの鳴き声が外に漏れるのを防ぎます。
  • ケージの設置場所:ケージは、壁際に設置するなど、騒音が伝わりにくい場所に設置しましょう。

近隣への配慮

近隣住民に事前に挨拶し、飼育について説明しておくことが重要です。 オウムの鳴き声について、あらかじめ理解を得ておくことで、トラブルを回避できます。 また、定期的に近隣住民に状況を報告するなど、コミュニケーションを図ることも大切です。

小さな子供とオウムの同居:安全対策と注意点

2歳の姪さんと同居する場合は、オウムと姪さんの安全を最優先に考えましょう。

別室飼育

オウムと姪さんを完全に隔離することが、最も安全な方法です。 オウムが姪さんに怪我をさせたり、姪さんがオウムを傷つけたりするリスクを最小限に抑えることができます。 常に監視できる環境を作ることは、現実的には困難です。

衛生管理

オウムは、様々な病原菌や寄生虫を持っている可能性があります。 そのため、定期的な健康診断を受けさせ、清潔な環境を保つことが重要です。 また、姪さんの衛生管理にも十分注意し、手洗いなどを徹底しましょう。

教育

姪さんが成長したら、オウムとの適切な接し方を教える必要があります。 オウムを怖がらせたり、刺激を与えすぎたりしないように、正しい知識と接し方を教育しましょう。

一軒家での飼育:メリットとデメリット

一軒家であれば、騒音問題の心配は少なくなりますが、それでも近隣への配慮は必要です。 また、広い空間を確保できる反面、オウムのいたずらによる被害も大きくなる可能性があります。 防犯対策なども考慮しましょう。

専門家の意見

鳥類専門医や動物行動学者に相談することで、より適切な飼育方法や環境づくりについてアドバイスを受けることができます。 特に、コバタンのような大型オウムの飼育は、専門家の知識と経験が不可欠です。

まとめ

コバタンを含む大型オウムの飼育は、責任と覚悟が必要です。 広い空間、適切なケージ、防音対策、そして何より、オウムと家族の安全を確保するための細やかな配慮が不可欠です。 専門家のアドバイスを参考に、オウムと幸せに暮らせる環境を築きましょう。

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