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エーハイム2215のエア噛みと騒音問題:原因と解決策
60cm水槽でエーハイム2215を横置きで使用されているとのこと、スペースの都合上やむを得ない状況とのことですが、横置きはフィルターの性能を最大限に発揮できない可能性があり、エア噛みや騒音問題につながることがあります。 エア噛みとは、ポンプ内部に空気が混入し、正常な作動を妨げる現象です。これにより、異音や流量低下、ろ過能力の低下といった問題が発生します。 質問者様の症状である「エアレーションのような音」「ジュパーという大きな音」「モーターヘッド部と水が密着しておらず波打っている」などは、まさにエア噛みの典型的な症状です。
エア噛みの原因と確認事項
エーハイム2215のエア噛みは、主に以下の原因が考えられます。
- 横置き設置: 水平方向への設置は、水がポンプ内部に均一に供給されにくく、空気が入り込みやすくなります。これが最も大きな原因と考えられます。
- 吸水口の位置: 吸水口が水面から離れすぎている、または水面に十分に浸かっていない場合、空気を吸い込んでしまう可能性があります。
- ホースの詰まり: ホース内にゴミや藻などが詰まっていると、吸水効率が低下し、エア噛みが発生しやすくなります。
- インペラーの劣化: インペラーが摩耗したり、破損したりすると、水の循環が不安定になり、空気を吸い込みやすくなります。
- フィルター内の空気: フィルター媒体に空気が溜まっていると、ポンプの作動に影響を与えます。
まず、上記の項目を一つずつ確認してみましょう。
具体的な解決策
- 設置方法の見直し: 可能であれば、エーハイム2215を縦置きに変更することを強くお勧めします。これが最も効果的な解決策です。縦置きにすることで、水がスムーズにポンプに供給され、エア噛みを防ぎやすくなります。設置場所の確保が難しい場合は、水槽台を検討するのも良いでしょう。
- 吸水口の確認: 吸水口が水面下で完全に水没していることを確認してください。必要であれば、吸水口の位置を調整します。吸水パイプを延長したり、吸水口を深く沈める工夫をしてみましょう。
- ホースの点検と清掃: ホースに詰まりがないか確認し、必要であれば清掃します。ホース内部に付着した汚れや藻を取り除くことで、吸水効率を向上させることができます。
- フィルターのプライミング: フィルターを起動する前に、プライミングを行い、内部に空気が残っていないことを確認します。プライミング方法は、エーハイム2215の取扱説明書を参照してください。
プライミングとは: ポンプ内部に空気を残さず、水を満たす操作です。多くの場合、ポンプの吸水口を水中に沈め、手で水を吸い上げるか、ポンプを手で数回動かして水を吸い込ませます。 - インペラーの交換: もし上記の方法を試しても改善が見られない場合は、インペラーの交換を検討しましょう。摩耗したインペラーは、水の循環を妨げ、エア噛みの原因となります。新品のインペラーに交換することで、騒音やエア噛みが解消される可能性が高いです。
- モーターヘッド部の固定: モーターヘッド部を軽く押さえると静かになるということは、モーターヘッド部に振動が発生していることを示唆しています。モーターヘッド部をしっかりと固定することで、振動を抑制し、騒音を軽減できる可能性があります。ゴム製のマットなどを利用して、振動を吸収する工夫をしてみましょう。
- フィルターメディアの確認: フィルターメディアが詰まっていないか確認し、必要に応じて交換または洗浄します。詰まったフィルターメディアは、水流を阻害し、エア噛みを誘発する可能性があります。
専門家の視点
水槽関連の専門業者や、アクアリストに相談することも有効です。彼らは、様々なトラブルシューティングの経験を持っており、あなたの具体的な状況に合わせたアドバイスをしてくれるでしょう。 特に、横置き設置による問題解決には、専門家の知識が役立ちます。
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まとめ
エーハイム2215のエア噛みと騒音問題は、設置方法やメンテナンスの不足が原因であることが多いです。 まずは、上記で挙げた解決策を試してみてください。それでも改善が見られない場合は、インペラーの交換や専門家への相談を検討しましょう。 水槽環境の安定は、飼育する生き物にとって非常に重要です。快適な環境を維持するために、定期的なメンテナンスと適切な設置方法を心がけましょう。