エナメル靴の油汚れ落とし方|ガム除去後の油染み対策と予防

エナメルの靴に油が… 落とし方を教えてください。買ったばかりの黒いエナメルの靴の裏でガムを踏んでしまい、油で落ちるというのを読んで油を付けようとしたところ、ドバッと出て靴の裏どころか表半分に染みてしまいました。内側は皮です。内側までは浸透していないようです。ティッシュや濡れ布巾で拭くと、部屋の中で見たらわからないぐらいですが外に出て外光が当たったり明るい所に行くとわかるんじゃないかとか心配しています。手で触ったらできるうっすら白い型のようなものが広がっています。取り方をご存知の方、教えて頂ければ幸いです。ちなみにガムは9割取れました。

エナメル靴の油汚れ、応急処置と原因究明

まず、落ち着いてください。油汚れは、適切な処置をすればある程度は落とすことができます。焦って余計なことをすると、汚れが広がったり、靴を傷めてしまう可能性があります。

今回のケースでは、ガム除去後に油を使用されたことが原因で油染みが発生しています。油の種類が不明なため、具体的な成分までは特定できませんが、油脂系の汚れはエナメルの表面に付着しやすく、光沢を損なう原因となります。さらに、拭き取った際に油が拡散し、白い膜状の跡が残っている状態と考えられます。これは、油分がエナメルの表面張力を変化させた結果です。

エナメル靴の油汚れ落とし:具体的な手順

油汚れの落とし方は、油の種類やエナメルの素材によって異なります。しかし、基本的な手順は共通しています。以下に、具体的な手順と、今回のケースに適した方法を説明します。

1. 汚れの確認と準備

まずは、油汚れの広がり具合をしっかり確認しましょう。光が当たる場所で確認すると、より正確に汚れの範囲を把握できます。準備するものは以下の通りです。

  • マイクロファイバークロス:柔らかく、吸水性が高いものが理想です。研磨剤入りのクロスは使用しないでください。
  • 中性洗剤:食器用洗剤など、刺激の少ないものがおすすめです。
  • ぬるま湯:40℃程度のぬるま湯を用意します。
  • 歯ブラシ(やわらかいもの):細かい部分の汚れ落としに使用します。
  • エナメル専用クリーナー(市販品):より効果的なクリーニングには、エナメル専用のクリーナーを使用することをおすすめします。
  • 乾いた柔らかい布:拭き取りに使用します。

2. 油汚れの除去

  1. ぬるま湯を含ませたマイクロファイバークロスで、油汚れを優しく拭き取ります。強くこすりすぎると、エナメルに傷が付く可能性があります。この段階で、ある程度油汚れが落ちるはずです。
  2. 中性洗剤を少量ぬるま湯に溶かし、マイクロファイバークロスを浸して軽く絞ります。洗剤液を直接靴につけないでください。
  3. 洗剤液を含ませたクロスで、油汚れを優しく拭き取ります。汚れがひどい場合は、歯ブラシを使って優しくこすり洗いします。この際、力を入れすぎないように注意してください。
  4. ぬるま湯を含ませた清潔なマイクロファイバークロスで、洗剤を完全に洗い流します。洗剤が残っていると、シミの原因になる可能性があります。
  5. 乾いた柔らかい布で、靴を丁寧に拭いて水分を完全に取り除きます。
  6. 風通しの良い日陰で、完全に乾燥させます。直射日光に当てると、エナメルが変色する可能性があります。

3. エナメル専用クリーナーの使用

上記のステップで汚れが落ちない場合は、エナメル専用のクリーナーを使用してみましょう。クリーナーの使用方法は、製品によって異なるため、必ずパッケージの指示に従ってください。

4. それでも落ちない場合

上記のステップを試しても油汚れが完全に落ちない場合は、靴修理専門店に相談することをおすすめします。専門家であれば、適切な処置をしてくれるでしょう。

油汚れ予防とエナメルのケア

油汚れを予防するためには、日頃から靴のケアを心がけることが重要です。

  • こまめなブラッシング:汚れが付着する前に、柔らかいブラシでブラッシングしましょう。
  • 防水スプレーの使用:油汚れだけでなく、水や汚れから靴を守るために、防水スプレーを使用しましょう。定期的にスプレーすることで、汚れが付きにくくなります。
  • 汚れを放置しない:汚れが付着したら、すぐに拭き取るようにしましょう。汚れが固まってしまうと、落としにくくなります。
  • 専用のクリーナーの使用:定期的にエナメル専用のクリーナーで靴をケアしましょう。

専門家の視点:靴修理職人のアドバイス

靴修理の専門家によると、「エナメルの靴はデリケートな素材なので、油汚れを落とす際には、優しく丁寧に扱うことが重要です。無理にこすりすぎると、エナメルに傷がつき、かえって汚れが目立つようになる可能性があります。また、油の種類によっては、完全に落とすことが難しい場合もあります。そのため、汚れが付着したら、すぐに処置することが大切です。」とのことです。

まとめ

エナメルの靴に油汚れが付いてしまった場合、焦らず、上記のステップに従って丁寧に処置しましょう。それでも落ちない場合は、専門家に相談することをおすすめします。日頃から適切なケアを行うことで、油汚れを予防し、美しい状態を保つことができます。

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