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エイブル退去時の高額請求:原因と解決策
エイブルでの退去時における高額な請求、特に壁紙張替えとクリーニング代に関するご相談ですね。20万円近くの請求の内、大半が壁紙の張替えで、しかもそれが入居時から剥がれていた状態だったとのこと、大変なご苦労とご心配をお察しします。クリーニング代も4万円と高額なため、納得できないお気持ちも理解できます。
まず、重要なのは、入居時の状態をきちんと記録しておくことです。多くの賃貸物件では、入居時に「現状確認書」や「写真撮影」が行われます。これらの記録は、退去時の費用精算において非常に重要な証拠となります。入居時に壁紙の剥がれがあったにも関わらず、記録が残っていない場合、家主側がその状態を把握していなかったと主張する可能性があります。
入居時の状態の確認と記録方法
入居時には、必ず部屋全体の状況を写真や動画で記録しましょう。特に、壁紙の剥がれや傷、汚れなどは、複数枚の写真を様々な角度から撮影し、日付と時間情報が記録されるようにしてください。さらに、現状確認書に、壁紙の剥がれなどの状態を具体的に記載してもらい、署名捺印を受けましょう。この記録は、退去時のトラブルを避けるための強力な証拠となります。
退去費用請求の内訳を確認する
請求書が届いたら、項目ごとに金額を確認し、不明な点があればすぐにエイブルに問い合わせましょう。壁紙の張替え費用については、入居時の状態を説明し、写真や現状確認書を証拠として提示することで、請求額の減額交渉を試みるべきです。クリーニング費用についても、同様です。一般的なワンルームのクリーニング費用相場を調べ、高額な場合は交渉の余地があるかを検討しましょう。
壁紙の張替え費用:妥当性の判断と交渉方法
壁紙の剥がれが、入居時からあったとすれば、その修繕費用は家主負担である可能性が高いです。民法606条では、賃貸借契約において、建物の修繕義務は家主にあると規定されています。ただし、借主の故意または過失による損傷は除かれます。入居時の状態を証明できれば、この費用を請求されるのは不当であると主張できます。
交渉のポイント
* 具体的な証拠を提示する:入居時の写真、現状確認書、動画などを用意し、壁紙の剥がれが既存の状態であったことを明確に示しましょう。
* 専門家の意見を求める:必要であれば、不動産鑑定士や弁護士に相談し、請求額の妥当性について意見を求めましょう。専門家の意見は、交渉の際に強い武器となります。
* 冷静に交渉する:感情的にならず、冷静に事実を説明し、交渉を進めましょう。記録を残すことで、後のトラブルを防ぎます。
* 書面でのやり取りを記録する:メールや手紙など、書面でのやり取りを記録しておきましょう。これは、後々の証拠として役立ちます。
事例紹介:類似事例からの学び
過去には、入居時からの損傷を理由に、退去時の修繕費用請求を減額できた事例が多数あります。例えば、入居時に壁にひび割れがあったにもかかわらず、退去時にその修繕費用を請求されたケースでは、入居時の写真と現状確認書を証拠として提示することで、請求額を大幅に減額できた事例があります。
クリーニング費用:相場と交渉方法
クリーニング費用4万円は、10畳程度のワンルームとしては高額です。クリーニング費用の相場は、物件の広さや汚れ具合によって異なりますが、一般的には1~2万円程度です。4万円という金額が妥当かどうか、複数の業者に相見積もりを取って比較してみることをお勧めします。
クリーニング費用の相場調査
インターネットで「ルームクリーニング 相場 ワンルーム」などで検索すると、様々な情報が得られます。また、複数のクリーニング業者に問い合わせて、見積もりを取ってみることで、相場を把握し、請求額の妥当性を判断することができます。
交渉のポイント
* 清掃状況を説明する:退去時に部屋を丁寧に清掃したことを説明し、写真や動画などを証拠として提示しましょう。
* 見積もりを提示する:複数の業者から取った見積もりを提示することで、請求額の妥当性を主張できます。
* 交渉の記録を残す:メールや電話でのやり取りを記録しておきましょう。
専門家への相談
交渉が難航する場合は、弁護士や不動産会社に相談することをお勧めします。専門家は、法律的な観点からアドバイスをしてくれるため、より有利な交渉を進めることができます。
まとめ:退去時のトラブルを防ぐために
エイブルに限らず、賃貸物件の退去時には、高額な費用請求トラブルが発生する可能性があります。トラブルを避けるためには、入居時の状態をしっかりと記録し、退去時の清掃を丁寧に、そして証拠となる写真や動画をきちんと残しておくことが重要です。また、請求書の内容に不明な点があれば、すぐに家主または管理会社に問い合わせ、冷静に交渉を進めることが大切です。必要に応じて、専門家の力を借りることも検討しましょう。