エアコン設置跡の修繕:モルタル壁の穴を美しく補修する方法

エアコンの設置跡の修繕なのですが、(外壁) 変だとは思うと思いますが、モルタル壁で同じ面(同じ部屋)にエアコンの穴があります。一つはパテ、もう一つはプラスチックで塞いであります。数年前にはずしたのがパテ、最近のがプラスチックで設置場所を移動したので穴が二つになってしまいました。(結局エアコンははずしたのですが)エアコンを付ける予定はもうないので、他の壁と同じようにきれいにしたいと思ったのですが、あるリフォーム会社に無料見積もりの電話で聞いたら、それだけのためにガソリン代がどうのとか普通はプラスチックで塞ぐだけだとかいろいろ言われました。そんなにおかしいことなのでしょうか?まあ、その穴の部分だけ塗料を調合し、塗りつけるとか道具全部持っていくのはどうだかとかなんだと言っていたのです。

エアコン設置跡の補修:なぜ2つの穴が問題なのか?

ご質問にあるように、モルタル壁にエアコンの設置跡が2つ、しかもそれぞれパテとプラスチックで異なる方法で塞がれている状態は、美観上問題があるだけでなく、将来的に壁の劣化を招く可能性があります。リフォーム会社が「普通はプラスチックで塞ぐだけ」と言ったのは、あくまで簡易的な修繕方法であり、必ずしも最適な方法とは言えません。

パテで塞いだ箇所は、経年劣化によりひび割れや剥がれが生じ、そこから雨水などが浸入する可能性があります。プラスチックで塞いだ箇所も、素材の特性上、周囲の壁材との調和がとれず、目立つ場合があります。また、2つの異なる修繕方法が併存することで、見た目にも不自然さが際立ちます。

そのため、単に穴を塞ぐだけでなく、壁全体との調和を考慮した、より丁寧な補修が必要です。

モルタル壁のエアコン穴補修:最適な方法とは?

エアコン設置跡の美しい補修には、以下の手順と方法が有効です。

1. 穴の状況確認と準備

まず、既存のパテとプラスチックを丁寧に除去します。この際、壁に余計なダメージを与えないよう、慎重な作業が必要です。周辺のモルタルの状態も確認し、必要に応じて補修材で下地処理を行います。

2. 下地処理

穴を完全に除去した後、下地処理を行います。これは、補修材との密着性を高め、仕上がりの美しさを確保するために非常に重要です。下地処理には、専用のプライマーを使用するのが効果的です。プライマーは、モルタル表面の吸水性を調整し、補修材の浸透を均一にする役割を果たします。

3. 補修材の選択

使用する補修材は、モルタル壁に適したものを選びましょう。一般的な選択肢としては、モルタルパテ、または樹脂系の補修材があります。モルタルパテは、自然な仕上がりを得やすい反面、乾燥に時間がかかる場合があります。樹脂系の補修材は、乾燥が早く、強度も高いのが特徴です。それぞれの特性を理解し、状況に合わせて最適なものを選択しましょう。

4. 補修作業

補修材を穴に充填し、ヘラなどで丁寧に平らにならします。この際、周囲の壁面との段差をなくすように注意しましょう。乾燥後は、サンドペーパーなどで表面を研磨し、滑らかに仕上げます。

5. 塗装

最後に、補修箇所を周囲の壁面と調和させるために塗装を行います。既存の壁の色に合わせた塗料を調合し、丁寧に塗装することで、目立たなく仕上げることができます。この時、ローラーや刷毛を使用し、ムラなく均一に塗装することが重要です。

専門業者への依頼:メリットとデメリット

ご質問にあるように、リフォーム会社からは、ガソリン代や塗料調合の費用などを理由に、依頼を断念するような発言がありました。しかし、DIYに自信がない場合、または完璧な仕上がりを求める場合は、専門業者への依頼も検討しましょう。

専門業者への依頼メリット

* 確実な仕上がり:熟練の職人が作業を行うため、仕上がりが美しく、耐久性も高い。
* 迅速な作業:専門の道具と技術を用いることで、作業時間を短縮できる。
* 保証:多くの業者では、作業内容に保証が付いている。
* 適切な材料の選択:適切な材料を選択し、長持ちする補修を行うことができる。

専門業者への依頼デメリット

* 費用:DIYに比べて費用が高くなる。
* 日程調整:業者の都合に合わせて作業日程を調整する必要がある。

DIYによる補修:費用を抑え、満足度の高い仕上がりを目指す

DIYで補修を行う場合、費用を抑えることができますが、適切な材料選びと作業手順を理解することが重要です。

DIYに必要な材料

* モルタルパテまたは樹脂系補修材
* プライマー
* サンドペーパー
* ヘラ
* 刷毛またはローラー
* 塗料(既存の壁の色に合わせたもの)
* 養生テープとマスキングシート
* その他必要な工具

DIYの手順

上記の「最適な方法とは?」の項目を参照してください。

まとめ:エアコン設置跡の美しい補修で、快適な空間を

エアコン設置跡の補修は、単に穴を塞ぐだけでなく、壁全体の美観と耐久性を考慮した丁寧な作業が必要です。DIYでも専門業者への依頼でも、それぞれのメリット・デメリットを理解し、最適な方法を選択しましょう。 今回のケースでは、二つの異なる修繕方法が併用されているため、より丁寧な補修が必要であると判断できます。 費用を抑えたい場合はDIY、完璧な仕上がりを求める場合は専門業者への依頼を検討し、快適な空間を実現しましょう。

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