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エアコン暖房でブレーカーが落ちる原因
ご質問ありがとうございます。東京電力30A契約で、エアコン暖房使用時に20Aの部屋ブレーカーが落ちるという問題ですね。エアコンの最大消費電流が9Aでもブレーカーが落ちる原因を詳しく見ていきましょう。
まず、エアコンはインバーター式とのこと。インバーター式エアコンは、消費電力が常に一定ではなく、起動時や暖房能力を最大限に発揮する際に、瞬間的に大きな電流を消費します。この瞬間的な電流のピーク値が、ブレーカーの定格電流(20A)を超えてしまうことが原因と考えられます。9Aという定格電流はあくまで平均的な消費電流であり、瞬間的な最大電流はそれを大きく上回る可能性があるのです。
さらに、エアコン以外にも同時に多くの電化製品を使用している場合、それらの消費電流が合算され、ブレーカー容量を超えてしまう可能性も考えられます。例えば、暖房運転中に電気ストーブやヒーターを使用したり、電子レンジやドライヤーなどを同時に使用すると、ブレーカーが落ちるリスクが高まります。
40A契約への変更は有効か?
ご質問にあるように、メインブレーカーを40Aに変更しても、各部屋のブレーカーが20Aのままなら根本的な解決にはなりません。メインブレーカーは家の全体の電力供給量を制限するもので、各部屋のブレーカーは個々の回路の保護装置です。部屋のブレーカーが20Aで、エアコンの消費電流がそれを超える瞬間があるなら、メインブレーカーが40Aになっても、その部屋のブレーカーは落ちてしまいます。
エアコン暖房を使うための解決策
では、どのようにすればエアコン暖房を安心して使えるようになるのでしょうか?いくつかの解決策を提案します。
1. 専用回路の設置
最も効果的な解決策は、エアコン専用の回路を作る事です。これは、メインブレーカーから直接エアコン専用のブレーカーを引く工事です。エアコン専用のブレーカーは、エアコンの消費電力に見合った容量(例えば30A)を選択することで、他の電化製品の影響を受けずに、安心して暖房を使用できます。
専用回路設置の費用
専用回路の設置費用は、工事の内容や地域によって異なりますが、概ね以下の費用が目安となります。
* **材料費:** 1万円~2万円(ブレーカー、電線、コンセントなど)
* **工事費:** 2万円~5万円(電気工事士の作業費用)
合計で3万円~7万円程度を見込んでおくと良いでしょう。ただし、壁の中を通す配線工事が必要な場合、費用はさらに高くなる可能性があります。家の構造や配線状況によっては、追加費用が発生する可能性があるので、事前に電気工事店に相談することが重要です。
2. 消費電力の少ない家電の使用
他の電化製品の使用状況を見直し、同時に多くの電化製品を使用しないように心がけることも重要です。特に、消費電力の大きな家電製品(ヒーター、電気ストーブなど)を同時に使用するのは避けましょう。
3. エアコンの設定を見直す
エアコンの設定温度を少し高くしたり、風量を弱くするなど、消費電力を抑える工夫も有効です。また、定期的にエアコンのフィルターを掃除することで、効率を上げ、消費電力を抑えることができます。
4. ブレーカーの交換
現在の20Aブレーカーを、容量の大きいもの(例えば30A)に交換することも考えられます。ただし、これはブレーカーの交換だけで、配線の容量が変わらない限り、根本的な解決にはなりません。配線の容量が不足している場合は、配線工事も必要になります。
専門家への相談
これらの解決策について、より詳細な情報や最適なプランを知りたい場合は、電気工事店やエアコン販売店に相談することをお勧めします。専門家は、家の状況を正確に把握し、最適な解決策を提案してくれます。費用についても、事前に見積もりを取ることが重要です。
まとめ
エアコン暖房でブレーカーが落ちる問題は、瞬間的な消費電流のピーク値がブレーカー容量を超えることが原因です。40A契約への変更だけでは解決しない場合が多く、専用回路の設置が最も効果的です。費用はかかりますが、安心して暖房を使用できるようになるため、検討価値は十分にあります。専門家への相談を忘れず、快適な冬を過ごしましょう。