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室外機設置方法:吊り下げと壁掛けの比較
エアコン室外機の設置方法は、大きく分けて「吊り下げ」と「壁掛け(もしくは据え置き)」の2種類があります。質問者様の場合、ベランダがないため、吊り下げ式か壁面固定式(支柱を使用)のいずれかを選択する必要があります。どちらが安いかは、設置場所の状況や建物の構造、使用する資材などによって大きく異なります。
吊り下げ式
吊り下げ式は、室外機を専用の金具を使って壁や天井から吊り下げる方法です。比較的シンプルな工事で済み、工事費用を抑えられる可能性があります。しかし、設置できる場所が限られることや、強風などで室外機が揺れる可能性があること、設置箇所の強度を確保する必要があるなどの注意点があります。
壁掛け(壁面固定)式
壁掛け式は、室外機を専用のブラケットや支柱を使って壁に固定する方法です。吊り下げ式よりも安定性が高く、強風による影響を受けにくいのがメリットです。しかし、壁に穴を開ける必要があり、コンクリート壁などでは専門的な知識と技術が必要となるため、工事費用が高くなる可能性があります。また、設置場所の強度や耐荷重を確認する必要があります。
工事費用の比較:吊り下げと壁掛け
一般的に、吊り下げ式の方が壁掛け式よりも工事費用が安く済むことが多いです。これは、壁掛け式に比べて使用する資材が少なく、工期も短縮できるためです。ただし、これはあくまでも一般的な傾向であり、実際の費用は設置場所の状況や建物の構造、使用する資材などによって大きく異なります。
例えば、壁が石膏ボードの場合、壁掛け式は補強工事が必要になる可能性があり、費用が上昇します。逆に、既に適切な強度を持つ壁がある場合は、壁掛け式でも費用を抑えられる可能性があります。
具体的な費用例
工事費用は業者によって大きく異なりますが、目安として以下の通りです。これはあくまで参考値であり、実際の費用は設置場所や状況によって変動します。
* 吊り下げ式:20,000円~40,000円
* 壁掛け式:30,000円~60,000円
業者選び:大手家電量販店と地元電気屋さん
エアコン設置業者を選ぶ際には、大手家電量販店(ヤマダ電機、コジマなど)と地元の電気屋さん、Benryなどの比較検討が必要です。
大手家電量販店
* メリット:知名度が高く、安心感がある。複数のプランから選択できる。ポイント還元などの特典がある場合もある。
* デメリット:工事費用が高くなる傾向がある。対応エリアが限定される場合がある。
地元の電気屋さん
* メリット:地域密着型で対応が迅速。価格交渉しやすい。アフターサービスが充実している場合が多い。
* デメリット:知名度が低い場合がある。対応エリアが限定される。
Benryなどの専門業者
* メリット:価格が比較的安い場合が多い。対応エリアが広い場合がある。
* デメリット:対応の質にばらつきがある場合がある。
業者選びのポイント
どの業者を選ぶかは、価格、サービス内容、対応エリアなどを総合的に考慮して判断する必要があります。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。
- 見積もりを複数社から取る:価格やサービス内容を比較検討するために、最低でも3社以上の業者に見積もりを依頼しましょう。
- 工事内容を確認する:見積書に記載されている工事内容をしっかりと確認し、不明な点は業者に質問しましょう。
- 保証内容を確認する:工事後の保証内容を確認し、万が一の場合に備えましょう。
- 口コミや評判を確認する:インターネットなどで業者の口コミや評判を確認し、信頼できる業者を選びましょう。
- 契約前にしっかりと説明を受ける:契約前に工事内容や費用、保証内容などをしっかりと説明してもらい、納得してから契約しましょう。
まとめ
室外機の設置方法は、吊り下げ式と壁掛け式があり、一般的には吊り下げ式の方が工事費用が安価です。しかし、設置場所の状況や建物の構造によって最適な方法は異なります。業者選びは、大手家電量販店、地元の電気屋さん、専門業者などから、価格、サービス内容、対応エリアなどを総合的に考慮して決定しましょう。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。