エアコン増設と電気容量:幹線2.6sqで5台設置は可能?

電気屋さん教えてください。幹線が2.6で元々4回路に3回路増設してます。現在エアコンを4台設置しており、もう一台追加しようと考えてますが、いかがですか?エアコンを付けようとしてるところには、コンセントは無く新たにブレーカーを追加するか、隣の部屋のエアコン専用回路を分岐させるか考えています。(絶対にそのエアコンとは同時に使うことは無いです。)2.6 3芯の幹線でメインなしですが、いけます?

エアコン増設における電気容量の検討

ご質問ありがとうございます。現在、4台のエアコンを設置済みで、さらに1台追加したいとのこと。幹線が2.6sq、3芯でメインブレーカーがない状況とのことですので、エアコン増設の可否と安全な方法について詳しく解説します。

まず、重要なのは、エアコンの消費電力とブレーカー容量、そして幹線容量のバランスです。 2.6sqの幹線は、一般的な家庭用配線としては決して大きくありません。すでに7回路(4回路+3回路増設)を使用している状況では、さらにエアコンを追加する際の安全性に配慮する必要があります。

エアコンの消費電力とブレーカー容量

エアコンの消費電力は機種によって大きく異なります。 新しいエアコンの消費電力(kW)を必ず確認してください。 これは、エアコン本体や取扱説明書に記載されています。 この消費電力から、必要なブレーカー容量を計算します。一般的に、エアコンには専用のブレーカー(20Aなど)が使用されます。 消費電力から必要なブレーカー容量を算出するには、専門業者に相談するのが確実です。

幹線容量と安全率

2.6sqの3芯ケーブルの許容電流は、配線方法や周囲温度などによって異なりますが、一般的には20A程度とされています。 しかし、安全率を考慮すると、許容電流の80%程度までしか使用しないのが理想的です。 これは、配線が過熱して火災が発生するリスクを低減するためです。 7回路分の電流が既に流れている状況では、さらにエアコンを追加すると、許容電流を超える可能性があります。

増設方法の検討:新規ブレーカー追加 vs. 分岐

ご質問にあるように、新規ブレーカーを追加するか、隣の部屋のエアコン回路から分岐させるかという選択肢があります。

* 新規ブレーカー追加: 最も安全な方法です。新しいエアコン専用の回路を設けることで、他の回路への負担を軽減できます。ただし、電気工事が必要になります。
* 隣の部屋のエアコン回路からの分岐: 工事費用を抑えられる可能性がありますが、絶対に同時に使用しないという条件を満たせる場合に限ります。 同時に使用すると、回路の過負荷につながる可能性があり、非常に危険です。 また、分岐する際には、適切な容量のブレーカーと配線を使用する必要があります。

専門家への相談が重要

以上の点を踏まえると、電気工事士などの専門家に相談することを強くお勧めします。 彼らは、ご自宅の電気配線の状況を正確に判断し、安全な増設方法を提案してくれます。 安易な自己判断による工事は、火災などの危険を伴うため、絶対に避けてください。

専門家への相談方法

* 地域の電気工事店に連絡する: インターネット検索やタウンページなどで、信頼できる電気工事店を探しましょう。
* ホームセンターの電気工事相談窓口を利用する: 多くのホームセンターには、電気工事に関する相談窓口があります。
* 不動産会社に相談する: 賃貸物件の場合は、管理会社や不動産会社に相談しましょう。

専門家に見てもらうメリット

* 安全な増設方法の提案: 専門家は、ご自宅の電気配線の状況を正確に判断し、安全な増設方法を提案してくれます。
* 適切なブレーカーと配線の選定: 適切な容量のブレーカーと配線を選定することで、安全性を確保できます。
* 工事の正確性と迅速性: 専門家による工事は、正確かつ迅速に行われます。
* 保証の提供: 多くの電気工事店では、工事内容に対して保証を提供しています。

インテリアへの影響と注意点

エアコン増設は、インテリアにも影響します。 新しいエアコンの設置場所、配線の取り回しなどを考慮し、インテリアデザインとの調和を図る必要があります。 配線が目立つ場合は、モールなどで隠すなどの工夫も検討しましょう。 また、エアコンの設置場所によっては、家具の配置変更が必要になる場合もあります。

まとめ

2.6sqの幹線で5台のエアコンを設置できるかどうかは、エアコンの消費電力、既存回路の負荷状況、そして安全率を考慮する必要があります。 安全を確保するためには、電気工事士などの専門家に相談し、適切な増設方法を検討することが不可欠です。 専門家のアドバイスに従って、安全で快適なエアコン環境を実現しましょう。 インテリアデザインとの調和も忘れずに、快適な空間づくりを目指してください。

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