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壁に穴を開けずにエアコンを設置する方法と費用
エアコンの取り付け費用は、標準工事費用と追加工事費用に大きく分かれます。標準工事費用は、エアコン本体の設置場所と室外機の設置場所が近接しており、特別な作業を必要としない場合に適用される料金です。しかし、ご質問のように壁に穴を開けずに小窓から配管を通す方法は、標準工事の範囲外となる可能性が高く、追加料金が発生する見込みです。
標準工事の内容と費用
標準工事には、一般的に以下の作業が含まれます。
- 室内機と室外機の設置
- 配管接続(壁に穴を開けて行うのが一般的)
- 真空引き(配管内の空気を抜く作業)
- 試運転
標準工事の費用は、エアコンの種類やメーカー、設置場所の高さなどによって異なりますが、概ね15,000円~30,000円程度が相場です。大型量販店では、エアコン本体と同時に工事費用をセットで契約することが多く、その場合、工事費用が割引されることもあります。
小窓からの配管設置:追加料金の可能性
ご質問の方法、つまり壁に穴を開けずに小窓から配管を通す方法は、いくつかの点で標準工事とは異なるため、追加料金が発生する可能性が高いです。
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- 配管の長さ:小窓の位置によっては、配管の長さが標準工事の範囲を超える可能性があります。配管の長さが長くなると、冷媒の効率が低下したり、配管の費用自体が高くなったりします。
- 配管の曲げ加工:小窓から配管を通すためには、配管を曲げる必要があり、その作業に技術と時間がかかります。そのため、追加料金が発生する可能性が高いです。
- 隙間処理:小窓からの配管貫通部分の隙間を「粘土みたいな物」で塞ぐとのことですが、これは適切な方法ではありません。専門業者は、気密性と防水性を確保するために、専用の材料と技術を用いて隙間を処理します。この作業も追加料金の対象となります。
- 安全性:配管の固定方法や、小窓からの配管の露出部分の処理など、安全性を確保するための追加作業が必要となる可能性があります。これは、専門業者に依頼することで安全性を確保できます。
追加料金の目安と業者選び
追加料金の目安は、上記の作業内容によって大きく変動しますが、数千円から数万円程度になる可能性があります。正確な金額を知るためには、複数の業者に事前に見積もりを依頼することが重要です。
見積もり依頼時には、以下の点を明確に伝えましょう。
- エアコンの種類とメーカー
- 室内機と室外機の設置場所
- 小窓の位置とサイズ
- 配管を通す方法(小窓からの配管)
複数の業者から見積もりを取り、料金だけでなく、作業内容や保証についても比較検討し、信頼できる業者を選びましょう。安価な業者を選ぶよりも、経験豊富で技術力のある業者を選ぶことが、安全で快適なエアコンライフを送る上で重要です。
専門家のアドバイス:気密性と安全性に配慮
エアコンの取り付けは、専門知識と技術が必要な作業です。特に、壁に穴を開けずに小窓から配管を通す方法は、気密性や安全性の確保が難しく、不適切な施工を行うと、結露や故障、事故につながる可能性があります。そのため、必ず専門業者に依頼することを強くお勧めします。
「粘土みたいな物」で隙間を塞ぐ方法は、気密性が低く、結露や冷暖房効率の低下、さらには害虫の侵入など、様々な問題を引き起こす可能性があります。専門業者は、適切なシーリング材を使用し、気密性と防水性を確保した上で施工を行います。
まとめ:信頼できる業者選びと適切な施工が重要
壁に穴を開けずにエアコンを設置することは可能ですが、標準工事とは異なる追加作業が必要となるため、追加料金が発生します。正確な費用を知るためには、複数の業者に見積もりを依頼し、作業内容や保証などを比較検討することが重要です。安価な業者を選ぶのではなく、経験豊富で技術力のある業者を選び、安全で快適なエアコンライフを実現しましょう。専門業者による適切な施工は、長期間にわたるエアコンの性能維持と安全性を確保するために不可欠です。