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問題点の整理と対応策
今回のエアコン取り付け工事には、複数の深刻な問題点が認められます。以下、問題点ごとに整理し、具体的な対応策を提案します。
1. エアコンの冷却不良
- 問題:2台のエアコンのうち1台が冷えない。
- 原因:設置不良、配管不良、機器の初期不良などが考えられます。業者の動作確認が不十分だったことも問題です。
- 対応策:まずは、大手インターネット販売店または取り付けセンターに連絡し、状況を説明して修理または交換を依頼します。冷えないエアコンの型番、設置場所、症状などを詳細に伝えましょう。専門業者による点検が必要となるでしょう。
2. エアコン設置場所の変更
- 問題:希望した設置場所とは異なる場所に設置された。
- 原因:業者のコミュニケーション不足、指示の伝達ミスなどが考えられます。作業員間の連携も不十分だった可能性があります。
- 対応策:販売店または取り付けセンターに連絡し、当初の希望場所への設置変更を依頼します。追加費用が発生する可能性がありますが、設置場所の変更は工事上のミスによるものであり、追加費用を請求されるのは不当であると主張することもできます。
3. 壁の損傷
- 問題:壁に汚れや傷が多数発生した。
- 原因:業者の作業ミス、不注意によるものです。新築5ヶ月であることを考えると、損害は大きいです。
- 対応策:写真や動画で証拠をしっかりと残し、販売店または取り付けセンターに損害賠償を請求します。修理費用や補修費用を請求する必要があります。専門業者による見積もりを取得し、請求根拠を明確にしましょう。
4. 不適切な取り付け
- 問題:室内機と壁の間に隙間があり、化粧カバーの取り付けも不適切。
- 原因:業者の技術不足、経験不足などが考えられます。
- 対応策:販売店または取り付けセンターに再工事または修正工事の依頼をします。不適切な取り付けは、エアコンの性能低下や故障につながる可能性があるため、早急な対応が必要です。写真や動画で証拠を提示しましょう。
5. 業者側の不適切な行動
- 問題:業者の路上での痰吐き、営業行為、ゴミの放置など。
- 原因:業者のモラル、倫理観の欠如です。
- 対応策:販売店または取り付けセンターに、業者の行為について強く抗議します。このような業者は、二度と利用しないよう強く要望しましょう。場合によっては、消費者センターへの相談も検討しましょう。
6. 支払いに関する問題
- 問題:不明瞭な支払い方法、伝票の金額の不一致。
- 原因:下請け業者への不透明な価格転嫁、不正な料金請求の可能性があります。
- 対応策:販売店または取り付けセンターに、支払い明細書の再発行を要求します。不明瞭な点や不当な料金請求があれば、是正を求めましょう。必要であれば、弁護士に相談することも検討しましょう。
具体的な対応手順
1. **証拠の収集:** すべての問題点について、写真や動画で証拠をしっかりと残します。日付と時刻を記録しておきましょう。
2. **販売店/取り付けセンターへの連絡:** 電話で状況を説明し、クレームを正式に申し立てます。担当者名、連絡日時を記録しておきましょう。メールでも状況を報告し、証拠写真を添付することをお勧めします。
3. **書面でのクレーム:** 電話での申し立て後、内容をまとめた書面を郵送で送付します。内容証明郵便を利用すると、証拠として有効です。
4. **専門家への相談:** 問題解決が困難な場合は、弁護士や消費者センターに相談しましょう。
5. **記録の保管:** すべての連絡記録、メール、書面、写真、動画などを大切に保管しておきます。
専門家の視点
建築士やインテリアコーディネーターの視点から見ると、エアコンの設置は、室内のデザインや機能性に大きく影響します。不適切な設置は、室温ムラ、結露、デザイン上の不具合などを招きかねません。今回のケースでは、業者の技術力や責任感の欠如が明確であり、販売店や取り付けセンターは、適切な対応を取る責任があります。
まとめ
今回のエアコン取り付け工事は、多くの問題を抱えています。迅速かつ適切な対応をすることで、快適な住環境を取り戻せるよう、粘り強く交渉を進めてください。 販売店や取り付けセンターに誠意ある対応を求め、問題解決に向けて積極的に行動することが重要です。