引越しは何かと費用がかかりますよね。エアコンの取り外し・取り付けもその一つで、業者に依頼すると結構な費用がかかってしまうため、ご自身で作業したいという気持ち、よく分かります。
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エアコン取り外し・取り付け:DIYの可否とリスク
結論から言うと、エアコンの取り外しと取り付けは、専門知識と工具が必要なため、DIYで挑戦するのは危険が伴います。特に、冷媒ガスを取り扱う作業は、資格が必要であり、法律で規制されています。間違った操作を行うと、ガス漏れによる人体への危険や、エアコンの故障、さらには高額な修理費用が発生する可能性があります。
そのため、完全にDIYで済ませることはおすすめできません。しかし、状況によっては、業者に依頼する費用を抑える方法もあります。以下、詳しく見ていきましょう。
エアコン取り外し:業者に依頼する場合と自分で行う場合
業者に依頼する場合
- メリット:安全で確実、保証付き。ガス漏れなどのトラブルも回避できる。
- デメリット:費用が高い。
- 費用相場:取り外しと取り付けで2~5万円程度(機種や地域、業者によって変動)。
- 依頼先:エアコン取付業者、家電量販店、引越し業者など。
自分で行う場合(一部作業のみ)
完全にDIYするのは危険ですが、業者に依頼する作業を一部減らすことで費用を抑えることは可能です。具体的には、エアコン本体の取り外し作業の一部を自分で行い、残りの作業(配管処理、真空引き、冷媒ガス充填など)は専門業者に依頼するという方法です。ただし、この場合でも、専門知識と工具が必要になります。
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- 自分でできる作業:エアコン本体のカバーを外し、配管との接続部分を確認する作業など。ただし、配管に触れたり、冷媒ガスに触れたりすることは絶対に避けてください。
- 業者に依頼する作業:配管の切断、真空引き、冷媒ガスの充填、新しい場所への取り付けなど。
エアコン取り外し作業:手順と注意点(業者依頼前提)
完全にDIYは避けるべきですが、業者に依頼する前に、現状を把握しておくことは費用削減につながります。以下は、業者に依頼する場合でも、事前に確認しておくとスムーズな作業につながる手順です。あくまで業者に依頼することを前提として、作業は行わないようにしてください。
1. エアコンの型番とメーカーを確認する
業者に依頼する際に必要です。事前に確認しておきましょう。
2. エアコンの設置場所を確認する
新しい設置場所の状況(コンセントの位置、配管の経路など)を把握しておきましょう。業者に伝えることで、作業時間や費用の見積もりに役立ちます。
3. 必要な工具を準備する(業者依頼の場合でも)
業者に依頼する際も、作業に必要な工具を事前に準備しておくことで、作業効率が向上し、費用を抑えることができる可能性があります。ただし、絶対に自分で作業を行わないようにしてください。
- ドライバー(プラス、マイナス)
- レンチ(サイズを確認する必要があります)
- 養生テープ
4. 業者への依頼
複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討しましょう。費用だけでなく、対応の良さや保証内容なども考慮しましょう。
費用を抑えるための工夫
- オフシーズンに依頼する:引越しシーズンを避けることで、費用を抑えることができます。
- 複数の業者に見積もりを依頼する:相見積もりを取ることで、費用を抑えることができます。
- エアコンの買い替えを検討する:古いエアコンの取り外しと新しいエアコンの取り付けを同時に行うことで、費用を抑えることができる場合があります。特に、古いエアコンが故障している場合は、買い替えを検討しましょう。
まとめ:安全第一で賢くエアコンの移設を
エアコンの取り外しと取り付けは、専門知識と技術が必要な作業です。安全を確保し、トラブルを回避するためにも、専門業者への依頼が最も安全で確実な方法です。しかし、費用を抑える工夫をすることで、予算に合わせて賢く移設を進めることができます。この記事が、引越しにおけるエアコンの取り扱いに関する不安を解消する一助となれば幸いです。