エアコンの効きが悪い!昼間はぬるい風…原因と対策を徹底解説

クーラーなんですが夜はよく冷えるのですが昼間はぬるい風しかでてきません。どこか故障しているんでしょうか?ちなみに六畳用のクーラーですが12畳の部屋で使っています。

昼間と夜でエアコンの効きが違う?その原因を探る

エアコンが夜と昼で効きが違う、というご相談ですね。原因をいくつか考え、それぞれに対処法を詳しくご説明します。ご質問にあるように、6畳用エアコンを12畳の部屋で使用されていることが大きな要因の一つと考えられます。

1. 容量不足が最大の原因

まず、エアコンの能力不足が最も考えられます。6畳用のエアコンは、6畳程度の部屋を快適に冷やすように設計されています。12畳の部屋では、能力が足りず、特に日射しが強く室温が上昇する昼間は、十分に冷やすことができないのです。

これは、エアコンの「冷房能力」という指標で理解できます。冷房能力は「kW(キロワット)」で表され、数値が大きいほど強力な冷房能力を示します。6畳用エアコンはkW数が低く、12畳の部屋を冷やすにはパワー不足なのです。

  • 対策:理想的には、12畳用のエアコンに交換することが最も効果的です。エアコン選びの際は、部屋の広さだけでなく、日当たりや窓の数、断熱性能なども考慮しましょう。専門業者に相談して適切な機種を選定してもらうのがおすすめです。

2. 日射しによる室温上昇

昼間は日射しによって室温が上昇し、エアコンの負担が大きくなります。窓から直接日光が差し込むと、室温が急激に上昇し、エアコンが追いつかない状態になるのです。特に西日が当たる部屋は、午後からの室温上昇が顕著です。

  • 対策:
    • 遮光カーテンやブラインドの活用:直射日光を遮ることで、室温上昇を抑えられます。遮熱効果の高いカーテンを選ぶとさらに効果的です。
    • 窓ガラスフィルムの施工:窓ガラスに貼るフィルムは、日射しを反射・吸収し、室温上昇を防ぎます。様々な種類があるので、ご自身の状況に合ったものを選びましょう。
    • 日よけ対策:オーニングやシェードなどを設置することで、日射しを効果的に遮断できます。

3. エアコンのフィルターの汚れ

エアコン内部のフィルターが汚れていると、空気の流れが悪くなり、冷房効率が低下します。フィルターにホコリや汚れが詰まっていると、風量が減少し、ぬるい風しか出てこない場合があります。

  • 対策:定期的にフィルターを掃除しましょう。月に1回程度、掃除機でホコリを吸い取り、水洗いできるフィルターは水洗いして乾燥させましょう。フィルターの掃除方法については、エアコンの取扱説明書を確認してください。

4. エアコンの故障の可能性

上記以外にも、エアコン自体に故障の可能性があります。例えば、冷媒不足やコンプレッサーの故障などが考えられます。冷媒不足は、冷房能力の低下や、冷風の温度が低いなどの症状を引き起こします。コンプレッサーの故障は、冷房が全く効かなくなる、異音がするなどの症状が現れます。

  • 対策:上記のような症状がある場合は、専門業者に点検・修理を依頼しましょう。早めの対応が、故障の拡大を防ぎ、修理費用を抑えることに繋がります。自己判断で修理しようとせず、必ず専門業者に依頼することが大切です。

5. 室内の状況

部屋の構造や家具の配置などもエアコンの効きに影響を与えます。例えば、家具が多く配置されていると、空気が循環しにくくなり、冷房効率が低下する可能性があります。

  • 対策:家具の配置を見直して、空気が循環しやすいようにしましょう。また、窓を開けて換気することで、室温を下げる効果も期待できます。ただし、エアコンを使用しながら窓を開けると、冷房効率が低下するため、状況に応じて判断しましょう。

インテリアとエアコン効率の関係

実は、インテリアの選び方にもエアコン効率を上げる工夫があります。

色の選び方

明るい色の壁やカーテンは、太陽光を反射し、室温上昇を抑える効果があります。一方、濃い色の壁やカーテンは、太陽光を吸収しやすく、室温が上昇しやすい傾向があります。

素材の選び方

通気性の良い素材のカーテンや家具を選ぶと、空気が循環しやすくなり、冷房効率が上がります。逆に、遮熱性が高い素材のカーテンは、日射しを遮断し、室温上昇を抑える効果があります。

専門家からのアドバイス

エアコンの専門家によると、「エアコンの能力不足は、冷房効率を大きく下げる原因となります。適切な能力のエアコンを選ぶことが、快適な冷房と省エネの両立に繋がります」とのことです。

まとめ:快適な空間を創り出すために

エアコンの効きが悪い原因は様々です。まずは、エアコンの能力、日射し、フィルターの汚れなどを確認し、適切な対策を行いましょう。それでも改善しない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。適切なエアコン選びとインテリアの工夫で、快適で省エネな空間を実現しましょう。

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