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エアコン内部のすす汚れの原因と危険性
長年放置されたエアコンからススが発生する原因は、主に以下の2点です。
- 内部の汚れによる燃焼:埃や油汚れが蓄積し、エアコン稼働時に燃焼し、ススが発生します。特に、フィルターやフィンに付着した汚れは、火災の原因にもなりかねません。
- 故障:モーターやコンプレッサーの故障により、異常燃焼が起こり、大量のススが発生する可能性があります。これは、放置すると機器の寿命を縮め、最悪の場合、火災につながる危険性も高まります。
ススは、見た目だけでなく健康にも悪影響を及ぼします。微細な粒子であるため、呼吸器系に悪影響を与え、ぜんそくや気管支炎などの症状を悪化させる可能性があります。小さなお子さんや高齢者のいる家庭では、特に注意が必要です。
エアコン内部のすす汚れを徹底的に掃除する方法
掃除スプレーだけでは、長年蓄積された頑固なスス汚れを完全に除去するのは難しいです。根本的な解決のためには、以下の手順で徹底的に掃除しましょう。
1. 事前準備:安全確保と必要なものの準備
- 電源を切る:作業前に必ずエアコンの電源を切り、コンセントを抜いてください。感電事故を防ぐため、安全第一で作業しましょう。
- 保護具を着用:マスク、手袋、保護メガネを着用して、ススによる肌や目の刺激、呼吸器への影響を防ぎます。作業服を着るのもおすすめです。
- 必要な道具の準備:
- ドライバー(プラスドライバーとマイナスドライバー)
- 掃除機(できれば、隙間ノズル付きのもの)
- 歯ブラシ(古くなったもので構いません)
- ヘラ(プラスチック製がおすすめ)
- マイクロファイバークロス
- 中性洗剤
- バケツ
- スプレーボトル
- 養生テープ
- ビニール袋
- 作業場所の確保:作業スペースを確保し、周囲に養生テープでビニールシートなどを貼り、ススの飛散を防ぎます。
2. エアコンカバーの取り外しと清掃
- カバーの取り外し:エアコンの前面カバーを外します。機種によって方法は異なりますので、取扱説明書をよく読んでから作業しましょう。多くの機種では、ドライバーを使ってネジを外す必要があります。
- カバーの清掃:カバーを外したら、掃除機で埃やススを丁寧に吸い取ります。その後、中性洗剤を薄めたぬるま湯で洗い流し、マイクロファイバークロスで拭いて乾燥させます。
3. フィルターとフィン等の清掃
- フィルターの取り外しと清掃:フィルターを取り外し、掃除機でススを吸い取ります。水洗いできるフィルターであれば、中性洗剤を薄めたぬるま湯で洗い流し、十分に乾燥させてから取り付けます。
- フィン等の清掃:フィンは、ヘラや歯ブラシを使って丁寧に汚れを落とします。ススがこびりついている場合は、中性洗剤を薄めたぬるま湯をスプレーボトルで吹きかけ、しばらく置いてからブラシでこすり洗いします。その後、掃除機で吸い取ります。この作業は、非常に時間がかかりますので、根気強く行いましょう。
4. エアコン内部の清掃
- 内部の清掃:エアコン内部全体を掃除機で丁寧に吸い取ります。隙間ノズルがあると、細かい部分の清掃に役立ちます。どうしても落ちない汚れは、湿らせたマイクロファイバークロスで拭き取ります。
5. 再組立てと動作確認
- カバーの取り付け:清掃が終わったら、カバーを元通りに取り付けます。ネジをしっかりと締め、カバーがしっかり固定されていることを確認してください。
- 動作確認:電源を入れて、エアコンが正常に動作することを確認します。ススが発生しないか、注意深く観察しましょう。
それでもススが舞う場合
上記の方法を試してもススが舞う場合は、エアコン自体に故障の可能性があります。専門業者に点検・修理を依頼することをおすすめします。放置すると火災の危険性もあるため、早めの対応が重要です。
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インテリアとの調和:エアコン掃除後の空間づくり
エアコン掃除後、すっきりとした空間になったところで、インテリアにも目を向けましょう。黒を基調としたインテリアであれば、掃除後の清潔感を活かして、モダンでスタイリッシュな空間に仕上げることができます。例えば、黒のソファやテーブルと、白やグレーの壁や床を組み合わせることで、洗練された空間を演出できます。逆に、明るい色のインテリアにしたい場合は、カーテンやラグなどで色味を加えることで、バランスの取れた空間を創り出せます。
専門家の意見
エアコン内部の清掃は、専門知識と技術が必要な作業です。DIYで清掃する場合は、自己責任で行い、万が一の事故に備えて、保険などに加入しておくことをお勧めします。