エアコンの「冷房」と「ドライ」どっちが電気代かかる?節電のコツも解説!

エアコンの「冷房」と「ドライ」ではどっちが電気代かかりますか? 設定温度は同じ(例えば25℃)だとして。「ドライ」の方が部屋が冷えると感じるのですがその通りですか?

冷房とドライ、電気代と体感温度の違い

エアコンの「冷房」と「ドライ」機能、どちらも部屋の温度を下げる目的で使いますが、仕組みや電気代、体感温度に違いがあります。設定温度が同じ25℃でも、どちらが電気代がかかり、体感温度がどう違うのか、詳しく見ていきましょう。

電気代の比較:冷房とドライ

結論から言うと、設定温度が同じ場合、「冷房」の方が「ドライ」よりも電気代がかかります。

「冷房」は、設定温度に達するまで強力に冷風を送ります。一方、「ドライ」は、室内の湿度を下げることを目的としており、冷風は弱めです。そのため、冷房運転の方がコンプレッサーが長時間稼働し、より多くの電力を消費するのです。

ただし、これはあくまで設定温度が同じ場合の話です。例えば、外気温が非常に高く、部屋の温度がなかなか下がらない状況では、「ドライ」で長時間運転する方が、最終的に電気代が高くなる可能性もあります。

体感温度の違い:冷房とドライ

「ドライ」の方が部屋が冷えると感じるのは、湿度が下がることで体感温度が下がるためです。

人間の体感温度は、気温だけでなく湿度にも大きく影響されます。湿度が高いと、汗が蒸発しにくくなり、不快感を感じます。ドライ機能は、除湿することでこの不快感を軽減し、結果的に涼しく感じるのです。

一方、「冷房」は、直接的に室温を下げるため、体感温度は「ドライ」よりも低くなりますが、同時に乾燥しすぎる可能性があります。

電気代を抑えるためのエアコンの使い方

エアコンの電気代を抑え、快適な室内環境を作るための具体的な方法をご紹介します。

節電効果の高いエアコンの使い方

* 設定温度を適切に設定する:28℃設定を目安に、1℃上げるだけで消費電力量を約10%削減できます。
* 室温を適切に保つ:外出時はエアコンを切るか、省エネモードに切り替える。
* 定期的なフィルター掃除:フィルターが汚れると、エアコンの効率が低下し、電気代が高くなります。
* 窓からの熱の出入りを防ぐ:カーテンやブラインドを活用し、直射日光を遮断しましょう。遮熱カーテンを使うとさらに効果的です。
* 風向きを調整する:天井付近に溜まった暖かい空気を循環させるように風向きを調整しましょう。
* 適切な機種を選ぶ:部屋の広さに合った適切な能力のエアコンを選びましょう。能力が低いと、長時間運転になり電気代が高くなります。能力が高すぎても無駄な電力消費につながります。
* スマートリモコンの活用:外出先からエアコンの操作ができ、無駄な運転を減らせます。
* 最新機種の利用:省エネ性能の高い最新機種は、従来機種に比べて消費電力量が大幅に削減されています。

冷房とドライを使い分けるコツ

* ジメジメした日:まずは「ドライ」で除湿し、湿度を下げてから「冷房」を使うと効率的です。
* カラッとした日:「冷房」だけで十分です。
* 就寝時:「ドライ」で除湿し、快適な睡眠環境を作りましょう。

専門家の視点:省エネルギー対策

建築士や家電アドバイザーなどの専門家は、エアコンの選び方や設置場所、室内の断熱性能の向上など、総合的な省エネルギー対策をアドバイスしてくれます。

まとめ:状況に合わせて賢く使い分けよう

「冷房」と「ドライ」、どちらが電気代がかかるかは、状況によって異なります。しかし、設定温度が同じであれば、「冷房」の方が電気代がかかる傾向にあります。「ドライ」は湿度を下げることで体感温度を下げる効果がありますが、室温を下げる効果は「冷房」より低いです。

電気代を抑え、快適に過ごすためには、設定温度の調整、定期的なフィルター掃除、窓からの熱の出入りを防ぐなどの工夫が重要です。状況に合わせて「冷房」と「ドライ」を使い分け、賢く節電しましょう。

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