エアコンなしの部屋を隣の部屋から冷やす方法:2LDK賃貸住宅の夏冬対策

最近2LDKの賃貸住宅(木造)に引っ越してきました。間取りは玄関を入って奥(南側)に洋室6畳・和室6畳、手前が13.5畳のLDKとなっていますが、北側キッチンの窓からどうしても西日が入り込む為、この季節でも昼過ぎから夕方にかけてLDKがかなり暑くなります。エアコン設置が可能なのはベランダとエアコン孔がある洋室のみ。現在その洋室を寝室として使っているので、そこにエアコンを設置する事はほぼ確定なのですが、何畳用のものを購入するのがベストかで悩んでいます。洋室はLDKと引き戸式の扉で繋がっているので、そこを開けっ放しで2部屋冷やすのであれば18~20畳用?ただ残念ながらそこまでの経済力は持ち合わせていない為、初期費用や消費電力を考えても極力それは避けたい。そこで他の皆さんの質問・回答などを参考にした結果…日中は仕事でほとんど不在なので、休日などの在宅時は扇風機を利用して洋室の冷気(?)をLDKに送り込む作戦を考えています。その場合、購入するエアコンは通常の6~8畳用位の小型で事足りるでしょうか?また、冬場もその作戦で乗り切れそうでしょうか?それであれば手軽に導入できて本当に助かるのですが…。上記以外にも何かいい方法あればアドバイスいただけると幸いです。補足ですがLDKにはキッチンにしか窓がない為、窓用エアコン等の設置は難しいです。長文になってしまいましたが…どうぞよろしくお願いします。

西日対策と冷気循環:2LDK賃貸住宅の暑さ対策

2LDKの木造住宅で、西日が差し込むLDKの暑さ対策にお悩みのとのこと。洋室にエアコンを設置し、扇風機で冷気をLDKに送る計画とのことですが、実現可能性やより効果的な方法について詳しく解説します。

エアコン選び:6~8畳用で大丈夫?

まず、エアコンの畳数についてですが、6~8畳用エアコンは洋室のみを冷やすには十分ですが、LDKまで冷やすには非力です。 洋室とLDKを同時に冷やすには、扉を開け放しにしても、相当な能力のエアコンが必要になります。18~20畳用はオーバースペックで経済的負担が大きいため、現実的ではありません。

しかし、ご希望のように日中は不在で、在宅時は扇風機を使って冷気を循環させるのであれば、6~8畳用エアコンで十分対応できる可能性があります。ポイントは、冷気を効率的にLDKに送ることです。

扇風機を使った冷気循環:効果的な方法

扇風機による冷気循環を成功させるには、以下のポイントに注意しましょう。

  • エアコンの設置場所:エアコンは洋室の壁際に設置し、冷気が直接扉に向かうように配置します。可能であれば、エアコンの風向きを調整できるタイプを選びましょう。
  • 扇風機の配置:洋室のエアコンから吹き出す冷気をLDKに向けて送るため、扇風機を洋室とLDKの扉付近に設置します。扇風機の角度を調整し、冷気をLDK全体に循環させましょう。複数台の扇風機を使うと効果的です。サーキュレーターを使うとより効率的に空気を循環させることができます。
  • 扉の工夫:引き戸であれば、完全に開け放すのではなく、少し隙間を開けておくことで、冷気の逃げを少なくし、効率的に冷気をLDKに送ることができます。また、隙間風を防ぐために、ドアの下にタオルなどを挟むのも有効です。
  • 窓の遮光:西日が差し込むキッチン窓には、遮光カーテンやブラインドを設置しましょう。これにより、LDKへの日射量を減らし、室温上昇を抑えることができます。断熱効果の高いカーテンを選ぶとさらに効果的です。
  • 換気:朝夕など涼しい時間帯に窓を開けて換気することで、室温上昇を防ぎます。ただし、西日が差し込む時間帯は窓を閉めて遮光カーテンなどを活用しましょう。

冬場の対策

冬場は、エアコンの暖房機能と扇風機を逆転させて使用します。暖房で温めた空気を扇風機でLDK全体に循環させることで、効率的に暖房できます。ただし、暖房は冷房に比べて消費電力が大きいため、注意が必要です。

その他の暑さ対策

扇風機とエアコンだけでは効果が不十分な場合、以下の対策も検討してみましょう。

  • 簾(すだれ)やよしず:窓の外に簾やよしずを設置することで、日射を遮断し、室温上昇を抑えることができます。
  • 断熱シート:窓に断熱シートを貼ることで、窓からの熱の侵入を防ぎます。
  • 天井ファン:天井ファンを設置することで、室内の空気を循環させ、体感温度を下げることができます。
  • 冷却スプレー:一時的に室温を下げたい場合は、冷却スプレーを使用するのも有効です。ただし、頻繁に使用すると健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

専門家の意見:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から見ると、家具の配置も室温に影響します。例えば、窓際に大きな家具を置くと日射を遮り、室温上昇を抑える効果があります。逆に、家具を少なくすることで、空気の循環が良くなり、体感温度が下がる効果も期待できます。

まとめ:賢く暑さ対策を

エアコン一台で2部屋を冷やすのは難しいですが、適切なエアコン選びと扇風機、そして窓からの日射対策を組み合わせることで、快適な室内環境を実現できます。上記の方法を試してみて、それでも効果が不十分な場合は、専門業者に相談してみるのも良いでしょう。

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