ウーパールーパー水槽のフィルター改造ガイド:GEX スリムフィルターLを最適化しよう

水槽 外掛けフィルターの改造について。 現在GEX スリムフィルターLという外掛けフィルターをウーパールーパーの60cm水槽で使用しているのですが、そろそろフィルターのろ材の交換ということ で、改造を考えています。自分でもいろいろと調べてみたのですが、綿を入れたりリングろ材を入れたりいろいろとあって難しです。 何をどこへ入れたら良いのかさっぱりです。 一応エーハイム サブストラットプロという丸いろ材を買いました。 単純にこの丸いろ材を敷き詰めるだけでもいいのでしょうか? スリムフィルターLの構造としては、右から、ポンプ部分→仕切り→仕切り→仕切り→仕切りと、現在専用の4枚のろ材(カートリッジ型)が入っていて、それぞれろ材の前後にスペースがあります。 わかり悪い説明ですが、何をどこに設置すれば良いのか教えてください。よろしくお願いします。補足また、今使っているスリムフィルター専用のスリムマットという4枚のろ材てすが、一気に4枚とも交換すると、フィルター内のバクテリアがいなくなってしまうので、2枚を取り出して新しいろ材を空いたスペースに入れて、また2週間後くらいに残り2枚を取り出して、 そこに新しいろ材をいれようと思ってるのですが、それで大丈夫でしょうか? それとも4枚ともそのままに、今の空いてるスペースに丸いろ材を敷き詰め、2週間後くらいに4枚とも取り出し、そこに底を切ったプラ板4枚を入れるかどっちがいいでしょうか?

GEX スリムフィルターLのろ材配置:最適な組み合わせとは?

ウーパールーパー飼育における水質管理は、生き物の健康に直結します。GEX スリムフィルターLのろ材交換と改造は、より効果的なろ過システム構築のチャンスです。エーハイム サブストラットプロは優れたろ材ですが、配置方法を工夫することで、より効果を発揮します。

既存ろ材との併用:段階的なろ過システム構築

いきなり全てのろ材を交換するのではなく、段階的に新しいろ材を導入することで、バクテリアのコロニーを維持し、水質の急変を防ぎます。質問者様の「2枚ずつ交換」という方法は、非常に理にかなっています。

  • ステップ1:既存ろ材2枚とサブストラットプロの併用 まず、既存のスリムマット2枚を取り出し、空いたスペースにエーハイム サブストラットプロを詰めます。この時、サブストラットプロを均等に配置し、水の流路を確保することが重要です。完全に詰めるのではなく、ある程度の隙間を残すことで、ろ過効率が向上します。
  • ステップ2:残りの既存ろ材の交換 約2週間後、残りのスリムマット2枚を取り出し、同様にサブストラットプロを詰めます。この段階で、フィルター内のバクテリアは新しいろ材にも定着し始めているため、水質への影響は最小限に抑えられます。

ろ材の種類による役割分担

フィルター内では、ろ材の種類によって役割が異なります。

  • 物理ろ過:ゴミや汚れを物理的に除去します。スリムマットは物理ろ過に優れています。サブストラットプロも物理ろ過の役割を果たしますが、その主な役割は次の生物ろ過です。
  • 生物ろ過:バクテリアがアンモニアなどの有害物質を分解します。エーハイム サブストラットプロは、その多孔質構造により、多くのバクテリアが定着できる表面積を提供し、生物ろ過に非常に効果的です。
  • 化学ろ過:活性炭などのろ材を用いて、水中の色素や臭いを吸着除去します。GEX スリムフィルターLには、化学ろ過用のろ材は標準では含まれていません。必要であれば、別途活性炭などを追加することもできますが、ウーパールーパー飼育では、過剰な化学ろ過は避け、生物ろ過を重視することが重要です。

プラ板の追加について

底を切ったプラ板を追加することは、ろ材の配置を調整し、水の流路を制御するのに役立ちます。しかし、ウーパールーパー飼育においては、過剰なろ過はかえって水流を弱め、底砂の汚れが溜まりやすくなる可能性もあります。プラ板を使用する場合は、水の循環を妨げないよう、慎重に配置する必要があります。まずはサブストラットプロのみで様子を見て、必要に応じて検討することをお勧めします。

専門家の視点:ウーパールーパー飼育におけるろ過の重要性

熱帯魚や金魚とは異なり、ウーパールーパーはアンモニアに非常に敏感です。そのため、ろ過システムは飼育において非常に重要です。

適切なろ過能力の確保

60cm水槽であれば、GEX スリムフィルターLは適切なろ過能力を持つと考えられますが、ウーパールーパーのサイズや数、餌の量などによって、ろ過能力が不足する可能性もあります。ろ材の交換や改造に加え、水槽内の清掃や水換えを定期的に行うことで、水質を良好に保ちましょう。

水質のモニタリング

水質悪化を防ぐためには、定期的な水質検査が不可欠です。アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩の濃度を測定し、異常値が検出された場合は、ろ過システムの点検や水換えを行う必要があります。

具体的なアドバイス:より良いろ過システムを目指して

  • ろ材の洗浄:ろ材を交換する際は、古いろ材を完全に洗浄せず、一部を新しいろ材に混ぜて使用することで、バクテリアのコロニーを維持できます。洗浄する場合は、水槽の水を使用し、優しく洗うようにしましょう。
  • 水換え:ろ過システムの補助として、定期的な水換えは必須です。1週間に1/3程度の水換えを行うことをお勧めします。
  • 底砂の清掃:底砂に汚れが溜まると、水質悪化の原因となります。底砂の掃除も定期的に行いましょう。
  • フィルターの清掃:フィルターのポンプ部分や吸水口にゴミが詰まっていると、ろ過能力が低下します。定期的に清掃し、正常に動作するようにしましょう。
  • 観察:ウーパールーパーの行動や排泄物などを観察し、水質の変化にいち早く気づくようにしましょう。異常が見られた場合は、すぐに原因を究明し、適切な対策を取りましょう。

まとめ:段階的なろ材交換で安心安全な飼育環境を

GEX スリムフィルターLの改造は、段階的に行うことで、バクテリアのコロニーを維持し、水質の急変を防ぐことができます。エーハイム サブストラットプロは優れたろ材ですが、既存のスリムマットと併用することで、より効果的なろ過システムを構築できます。定期的な水質検査や水槽の清掃も忘れずに行い、ウーパールーパーにとって快適な環境を維持しましょう。

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