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ウーパールーパーの異常行動:原因を探る
ご心配ですね。4日前に購入されたばかりのウーパールーパーに、潜る際に下半身が浮いてしまう、左に傾いて泳ぐ、排泄物が変化したなどの症状が出ているとのこと。これは、いくつかの原因が考えられます。一つずつ確認していきましょう。
1. 水質の問題
井戸水を使用されていることが大きな問題です。井戸水は、水道水と比べて塩素消毒がされていないため、有害なバクテリアや寄生虫が含まれている可能性があります。また、水質の硬度やpHがウーパールーパーにとって適していない場合も考えられます。昨日水換えをしたばかりとのことですが、井戸水を使用している限り、改善は見込めません。
- 対策:水道水を使用し、カルキ抜き剤で塩素を除去しましょう。ウーパールーパー飼育に適したpH(弱アルカリ性)を維持するために、市販のpH調整剤を使用するのも有効です。水質検査キットを使って、定期的に水質をチェックすることも重要です。
2. 水槽のサイズと環境
「カブト虫とかを買うような小さめの虫かごのような水槽」とのことですが、これはウーパールーパーにとって非常に狭い環境です。ウーパールーパーは成長すると体長30cmほどになります。十分な広さがなければ、ストレスを感じ、病気にかかりやすくなります。また、ブクブク(エアレーション)がないことも問題です。酸素不足は、ウーパールーパーの健康に悪影響を与えます。
- 対策:より大きな水槽に移し替えましょう。最低でも30cm以上の水槽が推奨されます。そして、必ずブクブクを設置して、水中に酸素を供給してください。隠れ家となるシェルターも入れてあげると、ウーパールーパーが落ち着いて過ごせます。
3. エサの量と種類
「ひかりウーパールーパー」を一日一粒砕いて与えているとのことですが、ウーパールーパーの大きさや食欲によっては、量が不足している可能性があります。また、毎日同じ時間に与える必要はありません。ウーパールーパーの食欲に合わせて、調整しましょう。
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- 対策:ウーパールーパーのサイズに合った適切な量を与えましょう。餌の残りはすぐに取り除くことが重要です。食べ残しは水質悪化の原因になります。赤虫やイトミミズなどの生餌を時々与えるのも良いでしょう。ただし、生餌を与える場合は、寄生虫などに注意し、信頼できる業者から購入しましょう。
4. 病気
上記の点を改善しても症状が改善しない場合は、病気の可能性があります。浮腫や細菌感染症などが考えられます。
- 対策:専門の獣医(爬虫類・両生類に詳しい獣医)に診てもらうことを強くお勧めします。早期発見・早期治療が重要です。症状を詳しく説明し、飼育環境の写真などを提示すると、より的確な診断を受けることができます。
5. 糞の変化
フワフワの糞から黒っぽい固形になったことは、消化不良やストレスを示唆している可能性があります。水質や飼育環境、餌の量を見直すことで改善される可能性が高いです。
ウーパールーパーの健康を維持するためのポイント
ウーパールーパーを健康に飼育するためには、以下の点に注意しましょう。
適切な水槽選びと環境設定
* 水槽の大きさ:ウーパールーパーのサイズに合わせた十分な大きさの水槽を選びましょう。
* フィルター:適切なフィルターを設置し、常に清潔な水を保ちましょう。
* 隠れ家:シェルターや流木などを設置し、ウーパールーパーが落ち着ける空間を作りましょう。
* 底砂:底砂は、ウーパールーパーが誤って食べてしまう可能性があるので、使用しない方が安全です。
* 温度:ウーパールーパーは15~25℃の水温を好みます。温度計で常に確認しましょう。
水質管理
* 水換え:定期的に水換えを行い、清潔な水を保ちましょう。
* カルキ抜き:水道水を使用する場合は、必ずカルキ抜き剤を使用しましょう。
* 水質検査:定期的に水質検査を行い、水質の変化に気づきましょう。
餌やり
* 適切な量:ウーパールーパーのサイズに合わせた適切な量を与えましょう。
* 餌の種類:栄養バランスの良い餌を選びましょう。
* 食べ残し:食べ残しはすぐに取り除きましょう。
観察
* 日々の観察:ウーパールーパーの行動や排泄物などを毎日観察し、異変に気づきましょう。
* 早期発見:異変に気づいたら、すぐに原因を特定し、適切な処置を行いましょう。
まとめ
ウーパールーパーの異常行動は、飼育環境の問題や病気の可能性があります。上記で挙げた点を一つずつ確認し、改善することで、ウーパールーパーの健康状態を改善できる可能性があります。それでも症状が改善しない場合は、専門の獣医に相談しましょう。