ウレタン塗装済みの置台を濃い色に塗装する方法

ウレタン塗装をされた置台を購入しましたが、部屋の他の家具と同じ様な色合いに塗装したいと考えております。どの様な材料、方法で塗装できるでしょうか?現在は白木系で木目が出ている仕上げとなっており、同じく木目を出し、濃い系にしたいと思っております。

ウレタン塗装済み置台の着色:準備と手順

ウレタン塗装済みの置台を濃い色に塗装し、木目を生かした仕上がりを目指すには、いくつかの手順と適切な材料が必要です。既存のウレタン塗装の上から塗装するため、下地処理が重要になります。 DIYで挑戦する場合、仕上がりの美しさは下地処理の丁寧さに比例します。

1. 下地処理:既存塗装の確認と研磨

まず、現在のウレタン塗装の状態を確認します。剥がれや傷がないか、よく観察しましょう。もし剥がれや傷があれば、補修が必要です。小さな傷は木部パテで埋め、乾燥後、研磨します。

次に、塗装面を研磨します。サンドペーパー(#240~#400番)を使用し、全体を均一に研磨します。この工程で、塗装面の光沢を取り除き、新しい塗料の密着性を高めます。研磨後は、布で丁寧に拭いて、研磨粉を取り除きましょう。この作業が、後の塗装の仕上がりを大きく左右します。 研磨は、力任せに行わず、優しく丁寧に、少しずつ行うことが大切です。 強くこすりすぎると、木部を傷つけてしまう可能性があります。

2. 材料の準備:塗料と道具

木目を生かした濃い色の塗装には、以下の材料と道具が必要です。

  • 塗料:木部用着色ニス(濃いブラウン系)。木目を生かすためには、透明感のあるニスを選びましょう。 油性ニスと水性ニスがありますが、油性ニスは耐久性が高く、水性ニスは臭いが少なく扱いやすいという特徴があります。 好みに合わせて選択してください。 専門店で相談しながら、置台の材質や希望の色味に合った塗料を選ぶことをおすすめします。
  • サンドペーパー:#240~#400番、#600番(仕上げ用)
  • 布:ウエスなど、研磨後の粉塵を拭き取るための布
  • 刷毛:ニス用の刷毛。毛質が柔らかく、塗料含みが良いものを選びましょう。安価な刷毛を使うと、毛が抜けたり、仕上がりが悪くなったりする可能性があります。
  • マスキングテープ(必要に応じて):塗装範囲を限定したい場合に使用します。
  • ゴム手袋:塗料を使用する際に、手肌を保護します。
  • 保護シート:作業場所を保護するために、新聞紙やビニールシートなどを敷きましょう。
  • 木部パテ(必要に応じて):傷や穴を埋めるために使用します。

3. 塗装:薄く、丁寧に重ね塗り

塗料は、一度に厚く塗るのではなく、薄く数回に分けて重ね塗りするのがポイントです。 厚塗りすると、タレやムラが発生しやすく、仕上がりが悪くなります。 刷毛に少量の塗料を含ませ、木目の方向に沿って、優しく塗っていきます。 乾燥時間は、塗料の種類によって異なりますので、製品の説明書をよく確認しましょう。 通常、1回塗るごとに数時間から半日は乾燥時間を必要とします。

重ね塗りの回数は、希望の色味によって調整します。 濃い色にしたい場合は、重ね塗りの回数を増やしましょう。 各回塗布前に、軽く研磨(#600番)を行うと、より滑らかで美しい仕上がりになります。

4. 仕上げ:乾燥と保護

最終塗装後、十分に乾燥させます。 乾燥後、必要に応じて再度#600番のサンドペーパーで軽く研磨し、仕上げのワックスを塗布すると、より美しい光沢と保護効果を得られます。

専門家の視点:失敗しないためのポイント

DIYで塗装に挑戦する際には、以下の点に注意しましょう。

* 換気:塗料には、人体に有害な成分が含まれている場合があります。作業中は、必ず換気を十分に行いましょう。
* 保護具:ゴム手袋、マスク、保護メガネなどを着用し、安全に作業を行いましょう。
* テスト塗装:本番塗装の前に、目立たない部分でテスト塗装を行い、色味や仕上がりを確認しましょう。
* 専門家への相談:不安な点や難しい場合は、ホームセンターなどの専門家に相談することをおすすめします。

まとめ

ウレタン塗装済みの置台を濃い色に塗装するには、下地処理、適切な材料選び、丁寧な塗装が重要です。 上記のステップを参考に、安全に作業を行い、美しい仕上がりの置台を手に入れましょう。 DIYに自信がない場合は、プロの塗装業者に依頼することも検討してください。

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