ウッド家具で統一感のある空間を実現する方法|色選びとメーカー選びのポイント

家の家具をウッドで揃えたいのですがウッドの家具って結構色の違いがありますよね?同じブラウンでも差がありますし、同じメーカーだと統一感がでると思いますが違うメーカーで揃えたいです、ライトブラウンやブラウンなどの差があると統一感は出せないでしょうか?アドバイスお願いします

ウッド家具の色選びの難しさ

ウッド家具は、その温かみのある素材感と自然な風合いから人気が高く、多くの家庭で愛用されています。しかし、質問者様がおっしゃる通り、ウッド家具の色は実に多様で、同じ「ブラウン」でも、ライトブラウン、ダークブラウン、赤みのあるブラウン、黄みのあるブラウンなど、実に様々なバリエーションが存在します。さらに、メーカーによって木材の種類や塗装方法が異なるため、同じ色名でも微妙な色の違いが生じるのが現実です。そのため、異なるメーカーのウッド家具を組み合わせ、統一感のある空間を作るのは、容易ではありません。

異なるメーカーのウッド家具を統一させるための3つのステップ

では、どのようにすれば異なるメーカーのウッド家具を統一感のある空間に仕上げることができるのでしょうか?3つのステップに沿って解説します。

ステップ1:ベースとなる色を決める

まず、全体のベースとなる色を決めましょう。ライトブラウン、ミディアムブラウン、ダークブラウンなど、お好みの色を選びます。 全体のトーンを統一することで、バラバラな家具もまとまりのある印象になります。 例えば、ベースカラーを「ミディアムブラウン」に決めたら、それよりも明るい色や暗い色の家具は避け、ミディアムブラウンを中心とした色合いの家具を選びましょう。 色の濃淡は、全体の1〜2トーン以内に収めるのがおすすめです。

ステップ2:木材の種類と塗装方法を確認する

ウッド家具の色は、木材の種類と塗装方法によって大きく左右されます。例えば、同じブラウンでも、ウォールナット材はダークブラウンで重厚感があり、オーク材はライトブラウンで明るい印象です。また、塗装方法によっても色の見え方が変わってきます。オイル仕上げは自然な木目を生かし、マットな質感になります。一方、ウレタン塗装は光沢があり、より鮮やかな色になります。

家具を選ぶ際には、木材の種類と塗装方法を必ず確認し、ベースカラーとの調和を考慮しましょう。 メーカーのウェブサイトやカタログ、あるいは実物を見て確認することをお勧めします。 例えば、オーク材のオイル仕上げのライトブラウンのテーブルと、ウォールナット材のウレタン塗装のダークブラウンのチェアを組み合わせる場合、色の違いは大きくなりますが、木材の種類と塗装方法の情報を理解することで、統一感を出す工夫ができます。

ステップ3:素材感を統一する

色だけでなく、素材感も統一感を出す上で重要な要素です。例えば、木目の濃淡や節の有無、表面の質感などを考慮しましょう。 同じ木材でも、木目や節の出方は個体差があります。 そのため、複数の家具を選ぶ際には、木目のパターンや節の量などが近いものを選ぶように心がけましょう。また、マットな質感の家具と光沢のある家具を組み合わせると、統一感が損なわれる可能性があります。 可能な限り、同じような質感の家具を選ぶようにしましょう。

専門家の視点:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの山田先生に、異なるメーカーのウッド家具を統一させるためのアドバイスを伺いました。

「異なるメーカーの家具を組み合わせる際には、色だけでなく、全体のバランスを意識することが重要です。例えば、明るい色の家具が多い場合は、ダークブラウンの家具をアクセントとして加えることで、全体のバランスを取ることができます。また、家具のサイズや形状にも注意しましょう。サイズがバラバラだと、まとまりがなく見えてしまいます。 同じシリーズではないとしても、デザインに共通点を持たせることで、統一感を演出できます。例えば、脚のデザインや取っ手の形状などが似ている家具を選ぶと、まとまりのある空間を作ることができます。そして、空間全体のレイアウトも重要です。家具の配置によって、空間の印象は大きく変わります。家具の配置を工夫することで、より統一感のある空間を作ることができます。」

具体的な実践例

例えば、リビングルームにウッド家具を揃える場合、ベースカラーをミディアムブラウンに決定します。 ソファは、オーク材のオイル仕上げのミディアムブラウンを選び、コーヒーテーブルはウォールナット材のウレタン塗装のダークブラウンを選びます。 この場合、木材の種類は違いますが、色の濃淡を1トーン程度に抑え、全体のトーンを統一することで、まとまりのある空間を作ることができます。 さらに、ソファとコーヒーテーブルの脚のデザインに共通点を持たせることで、より統一感を高めることができます。

まとめ:統一感のあるウッドインテリアを目指して

異なるメーカーのウッド家具を組み合わせることは、簡単ではありませんが、上記のステップに従い、色、木材、質感、そして全体のバランスを意識することで、統一感のある空間を実現できます。 焦らず、一つずつ家具を選び、全体の調和を考えながら、理想のウッドインテリアを完成させてください。

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