ウサギの落ち着かない行動と、理想の飼育環境:甘えん坊で穏やかなウサギとの生活を目指して

うさぎについて質問です。うちのウサギは最初はおとなしく、人懐っこかったです。なのに、一度部屋の中を飛びまわさせたら、それ以降、カゴの中で、「出して」って感じで暴れます。個人的に、ウサギはおとなしくて、甘えん坊に育てたいんですよね。良いしつけ方を教えて下さい。

ウサギの行動変化とストレス:部屋んぽ後の暴れる行動の原因を探る

ウサギが部屋んぽ後、ケージの中で暴れるようになったとのこと、ご心配ですね。これは、ウサギの行動と心理を理解することで解決できる問題です。最初はおとなしく人懐っこかったウサギが変化した原因は、部屋んぽによる刺激と、その後の環境変化にあると考えられます。

部屋んぽはウサギにとって大きな刺激です。普段は狭いケージの中で生活しているウサギにとって、広々とした空間は探索欲を刺激し、興奮状態を引き起こします。自由に動き回った後、再び狭いケージに戻されることで、ストレスを感じ、不満や欲求不満から暴れる行動に繋がることがあります。 これは、人間で例えると、遊園地で一日中遊んだ後に、小さな部屋に閉じ込められるようなものです。

また、ウサギは縄張り意識が強く、自分の安全な場所(ケージ)を確保したいという本能を持っています。部屋んぽで探索した場所を「自分の縄張り」と認識し、ケージに戻されたことに対して抵抗を示す可能性もあります。

さらに、部屋んぽの際の注意点として、ウサギが危険な場所に行かないように注意深く見守ることが重要です。もし、危険な体験(例えば、高い場所から落ちた、大きな音に驚いたなど)をした場合、トラウマとなり、不安や恐怖から暴れる行動につながる可能性があります。

理想のウサギとの生活:穏やかで甘えん坊なウサギを育てるための具体的な方法

では、どうすれば穏やかで甘えん坊なウサギを育てることができるのでしょうか? 以下のポイントを踏まえ、具体的な方法を実践してみましょう。

1. ケージ環境の改善:安全で快適な空間を提供する

ウサギにとってケージは安全な隠れ家です。ケージ内は清潔に保ち、十分な広さ、隠れ家となるハウス、そして快適な寝床を用意しましょう。

* ケージの大きさ: ウサギが自由に寝転がったり、跳び跳ねたりできるだけの十分な広さが必要です。種類や大きさによって適切なケージサイズは異なりますので、獣医さんやペットショップの店員さんに相談しましょう。
* 床材:吸収性と保温性に優れた床材を選びましょう。紙製の床材や、牧草を敷くのも良いでしょう。
* 隠れ家:ハウスやトンネルなどを設置し、ウサギが落ち着いて休める場所を提供しましょう。
* トイレ:トイレトレーニングを行い、排泄場所を決めましょう。
* 給水器:清潔な水を常に供給できる給水器を設置しましょう。
* おもちゃ:かじり木やボールなど、ウサギが遊べるおもちゃを用意しましょう。

2. 部屋んぽの工夫:安全で適切な時間と場所を選ぶ

部屋んぽは、ウサギの運動不足解消やストレス軽減に効果的ですが、やり方によっては逆効果になることもあります。

* 時間:ウサギが落ち着いている時間帯を選び、短時間から始めましょう。最初は15分程度から始め、徐々に時間を延ばしていくのがおすすめです。
* 場所:安全で、危険な物がない場所を選びましょう。コード類や、食べられないものを隠すなど、安全対策を徹底しましょう。
* 監視:常にウサギの様子を見守り、危険がないかを確認しましょう。
* 終了:部屋んぽの終了は、ウサギが疲れてきたかな?と感じた時点で切り上げましょう。

3. 積極的なコミュニケーション:信頼関係を築く

ウサギとの信頼関係を築くことが、穏やかな性格を育てる上で非常に重要です。

* 優しく触れ合う:優しく撫でたり、抱っこしたりして、ウサギに安心感を与えましょう。ただし、ウサギが嫌がる場合は無理強いしないようにしましょう。
* おやつを与える:おやつをあげる際に、優しく声をかけたり、名前を呼んだりすることで、ウサギとの絆を深めることができます。
* アイコンタクト:ウサギの目を見て、ゆっくりとコミュニケーションを取りましょう。
* 落ち着いた声で話す:大きな声や、急な動きはウサギを驚かせてしまうので避けましょう。

4. 専門家への相談:獣医さんのアドバイスを受ける

もし、ウサギの行動に異常を感じたり、改善が見られない場合は、獣医さんに相談しましょう。病気や、その他の原因が隠れている可能性もあります。

まとめ:ウサギとの幸せな生活のために

ウサギの行動は、環境や飼育方法によって大きく変化します。今回ご紹介した方法を実践し、ウサギの個性や行動をよく観察することで、より良い関係を築き、穏やかで甘えん坊なウサギとの幸せな生活を実現できるでしょう。 焦らず、根気強く、ウサギとの信頼関係を育んでいきましょう。 そして、何か心配なことがあれば、迷わず獣医さんに相談してください。

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