ウサギの排泄量と健康状態:多すぎる?少ない?適切な量の見極め方

ウサギは一日にどのくらいの糞をしますか?うちのウサギは、部屋で走り回ったり運動をすると普段より沢山排便しますが、ケージ内にいてもかなりの量をします。生後約4ヶ月になる、雄のドワーフロップです。トイレは三角で前面の辺が30㎝位のものです。底には砂ではなく紙を重ねて敷き、2~3㎝上に網がある状態なんですが、一日、仕事を終えて帰ると網の上まで溢れるほど(直径15~20㎝の円錐状の山)しています。帰宅後直ぐに掃除出来ない時はとりあえず山を崩して拡げておきます。餌は朝晩二回、牧草とペレットを与えていますが、牧草もそれほど大量には食べませんし、ペレットも一度にあげるのは人間のお椀に三分の一から二分の一程度です。(草をメインにした方がいいと聞いたので)野菜も日によってパセリや小松菜、人参等を少量です。肥満でもありません。食べたよりも出ている気がする位なのですが、これは普通なんでしょうか?補足他は健康で元気過ぎる位です。ペレットはメディラビットのベビー用で、説明書きには「体重1㎏あたり、本品40~50㌘を朝夕二回に分けて与えて下さい」と書いてあります。生後一ヶ月で飼い始め、店員には一袋(1㎏)で一ヶ月は持ちます。と言われたのですがとにかくよく食べ、約半月で完食しました。牧草主体にすべきと知って以来はペレットを減らし、数倍に成長した今でも少量に抑えています。スマートですが体重は2㌔近いです

ウサギの排泄量:個体差と影響要因

ウサギの1日の排泄量は、個体差が大きく、年齢、体重、食事内容、運動量、健康状態などによって大きく異なります。質問者様のウサギの場合、生後4ヶ月、体重2kg弱の雄のドワーフロップで、1日に直径15~20cmの円錐状の山ほどの糞をするとのことですが、これは決して異常ではありません。むしろ、消化吸収が良好で、健康な証拠である可能性が高いです。

食事内容の影響

ウサギの食事は、牧草が中心であるべきです。ペレットは補助的な役割です。質問者様は牧草中心の食事に切り替えているとのことですが、それでも排泄量が多いのは、消化の良い牧草を選んでいるか、牧草の量が十分でない可能性があります。

  • 牧草の種類:チモシーやアルファルファなど、繊維質の多い牧草を選びましょう。繊維質は腸内環境を整え、消化を促進します。
  • 牧草の量:ウサギの体重の5~10%を目安に、一日中食べられるように常に新鮮な牧草を用意しましょう。食べ残しがあっても、新しい牧草と交換することが大切です。
  • ペレットの量:ペレットは、体重1kgあたり40~50gを目安に、朝夕2回に分けて与えます。しかし、牧草を十分に食べている場合は、ペレットの量はさらに減らすことも可能です。獣医さんと相談しながら調整しましょう。
  • 野菜:少量であれば、パセリ、小松菜、人参などの野菜を与えることができます。しかし、与えすぎると下痢の原因となるため、注意が必要です。

運動量とストレスの影響

運動不足やストレスも排泄量に影響します。ケージ内での運動だけでは不十分な場合もあります。毎日、ケージの外で自由に走り回らせてあげましょう。

  • ケージの広さ:ウサギが自由に動き回れるだけの広さがあるか確認しましょう。狭すぎるケージはストレスの原因となります。
  • 遊びの時間:毎日、ケージの外で1時間以上、自由に遊ばせてあげましょう。おもちゃを与えたり、一緒に遊んであげたりすることで、ストレスを軽減できます。

トイレのサイズと清潔さ

トイレのサイズが小さすぎる場合、ウサギはトイレの外に排泄してしまう可能性があります。また、トイレが汚れていると、ウサギは別の場所に排泄しようとする可能性があります。

  • トイレのサイズ:ウサギが快適に排泄できる広さのトイレを選びましょう。30cmの三角トイレでは少し狭いかもしれません。大きめのトイレに交換することを検討しましょう。
  • トイレの清潔さ:毎日、トイレを清掃し、清潔に保ちましょう。紙を敷いているとのことですが、糞尿が溜まりやすいので、こまめな交換が重要です。

獣医への相談

排泄量が多いことが心配な場合は、獣医に相談しましょう。健康状態をチェックしてもらい、必要に応じて適切なアドバイスを受けることが重要です。特に、糞の形状や色、臭いなどに異常がある場合は、すぐに獣医に相談しましょう。

具体的な改善策とチェックポイント

1. **牧草の見直し**: 現在与えている牧草の種類と量を確認し、チモシーなどの良質な牧草を、ウサギの体重の5~10%を目安に一日中食べられるように与えましょう。
2. **ペレットの調整**: 牧草の摂取量が増えれば、ペレットの量は減らすことができます。獣医に相談しながら、適切な量を決定しましょう。
3. **トイレ環境の改善**: より広いトイレに交換するか、複数設置することを検討しましょう。毎日こまめに清掃し、清潔な状態を保つことが重要です。紙ではなく、ウサギ用のトイレ砂を使用するのも良いでしょう。
4. **運動量の確保**: ケージの外で十分な運動時間を確保しましょう。毎日1時間以上の放し飼い時間を与え、おもちゃなどを活用して遊びましょう。
5. **ストレス軽減**: ケージ内の環境を見直し、ウサギが落ち着いて過ごせるように工夫しましょう。隠れ家などを設置するのも効果的です。
6. **定期的な健康診断**: ウサギの健康状態を定期的に獣医にチェックしてもらいましょう。早期発見・早期治療が大切です。

専門家の意見

獣医によると、「ウサギの排泄量は、食事内容や健康状態によって大きく変動します。牧草中心の食事、十分な運動、清潔なトイレ環境を確保することが大切です。しかし、異常な排泄量や糞の状態の変化は、病気のサインである可能性があります。心配な場合は、すぐに獣医に相談してください。」とのことです。

まとめ

ウサギの排泄量は個体差が大きく、必ずしも多いことが悪いわけではありません。しかし、食事、運動、トイレ環境、健康状態などを総合的に考慮し、異常がないか注意深く観察することが大切です。心配な場合は、獣医に相談することをお勧めします。

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