ウォークスルークローゼットDIY:部屋の間仕切りとして手作りに挑戦!170cm幅×180cm通路の設計と施工ポイント

部屋の間仕切りとしてウォークスルークローゼットを手作りで作ったことのある人はいませんか。造り付けではなくユニットとして設置したいのです(部屋の中に小屋を置くような感じ)。構造壁と構造壁に接する幅(通路幅+クローゼット奥行=170cm)で、高さは天井近くまであるもの。本物(構造物)の廊下からこのクローゼット内の通路に入って、さらに2つ出口から個室スペースに抜けられる形。通路の長さは180cm。間仕切りとなる出口部分のドアは天吊式の引き戸。このようなものをDIYでつくりたいのですができるでしょうか。作られた方はどのような工夫をしましたか。どのようなことに気をつけましたか。便利なものや作り方等も教えてください。

ウォークスルークローゼットDIY:実現可能性と注意点

はい、可能です!ただし、大規模なDIYになりますので、相当なDIY経験と、正確な設計・施工計画、そして安全への配慮が不可欠です。 170cm幅×180cm通路のウォークスルークローゼットは、決して簡単なDIYではありません。構造壁に固定する必要があるため、壁の構造や耐力壁の有無を事前に確認し、必要に応じて専門家(建築士など)に相談することが重要です。

DIYの難易度と必要なスキル

このプロジェクトは、以下のスキルを必要とします。

  • 正確な設計図作成スキル:寸法の正確さは必須です。ミリ単位の誤差が全体のバランスを崩す可能性があります。CADソフトの使用を検討しましょう。
  • 木材加工スキル:正確な切断、穴あけ、面取り、組み立てが必要です。電動工具(丸ノコ、ジグソー、ドリルドライバーなど)の安全な取り扱いスキルが不可欠です。
  • 組立スキル:複雑な構造物を組み立てる高いスキルが必要です。正確な組み立て手順と、適切な接着剤・金具の使用が重要です。
  • 塗装スキル:仕上げの塗装は、見た目を左右する重要な工程です。下地処理から塗装まで、丁寧に作業を行う必要があります。
  • 天吊り引き戸の設置スキル:レールや金具の取り付け、調整には、高い技術と精密さが求められます。
  • 重量物の搬入・設置スキル:完成したクローゼットは重量が大きくなるため、安全に搬入・設置できる体制が必要です。手伝いを依頼するなど、計画を立てましょう。

設計における重要なポイント

  • 構造計算:特に、構造壁への固定方法については、十分な強度を確保するために、構造計算を行うか、専門家に相談する必要があります。壁に過剰な負荷がかからないように設計することが重要です。
  • 通気性:クローゼット内部の通気性を確保するために、適切な換気口を設ける必要があります。カビや湿気対策として重要です。
  • 耐震性:地震対策として、クローゼットが倒れたり、移動したりしないように、しっかりと固定する必要があります。金具選びや固定方法に注意しましょう。
  • 収納計画:クローゼット内部の収納方法を事前に計画し、棚やハンガーパイプの位置などを設計図に反映させましょう。使い勝手の良い収納を実現するために、十分な検討が必要です。
  • 材料選定:耐久性、耐湿性、耐候性に優れた木材を選びましょう。集成材や合板を使用する場合は、品質に注意してください。防虫・防腐処理も検討しましょう。

具体的なDIY手順と工夫

1. 設計図の作成

まず、詳細な設計図を作成します。寸法、材料リスト、組み立て手順などを明確に記述しましょう。CADソフトの使用を強く推奨します。

2. 材料の調達

設計図に基づいて、必要な木材、金具、塗装、天吊り引き戸などをホームセンターなどで購入します。事前に材料リストを作成し、必要な数量を正確に計算しましょう。

3. 木材の加工

設計図に従って、木材を正確に切断、穴あけ、面取りを行います。電動工具を使用する際は、安全に十分注意しましょう。

4. 組み立て

加工した木材を組み立てていきます。接着剤や金具を適切に使用し、しっかりと固定します。仮組みを行い、寸法や強度を確認しながら作業を進めましょう。

5. 天吊り引き戸の設置

天吊り引き戸のレールと金具を取り付けます。正確な位置決めと調整が重要です。スムーズな開閉を確認しましょう。

6. 塗装

下地処理を行い、塗装を行います。好みの色に仕上げましょう。

7. 完成と設置

完成したウォークスルークローゼットを慎重に設置します。構造壁への固定をしっかりと確認し、安全性を確保しましょう。

専門家のアドバイス

この規模のDIYは、専門家のアドバイスを受けることを強く推奨します。建築士や大工などに相談することで、安全で適切な設計・施工を行うことができます。特に構造計算や壁への固定方法については、専門家の意見を参考にしましょう。

便利なアイテム

  • CADソフト:正確な設計図の作成に役立ちます。
  • 電動工具:丸ノコ、ジグソー、ドリルドライバーなど、効率的な作業に不可欠です。
  • レベル:水平・垂直を確認するために必要です。
  • クランプ:木材を固定する際に役立ちます。
  • インパクトドライバー:ネジ締め作業を効率化します。

まとめ

ウォークスルークローゼットのDIYは、高度なスキルと計画性、そして安全への配慮が求められる大規模なプロジェクトです。専門家のアドバイスを受けながら、慎重に進めていきましょう。完成した時の達成感は格別ですが、無理のない範囲で計画を立て、安全第一で作業を進めることが大切です。

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