ウォークインクローゼットを快適な書庫にする方法:湿気対策と収納術

クローゼットでの本の管理について 二畳のウォークインクローゼットを書庫として使っています。紙の他はCDが入っているだけの空間です。扉は外して部屋としてつかっているのですがこのような場合でも湿気は多いのでしょうか?隅っこや壁側はカビやすい?湿度計の値があまり高くないのはこの本たちが湿気を吸ってくれてるからなのでしょうか?それだと本末転倒なのですが… クローゼットをどうやったら書庫として利用できるか教えてください!因に、・部屋に置いてある布ものはベッドとクッションだけで服などは別の部屋にしまっています。・パソコン、テレビ、ラック、ベッドのみ置いて部屋はスカスカの状態です…・換気扇(ロスナイ)を常につけています

ウォークインクローゼットの湿気問題:書庫利用における注意点

二畳のウォークインクローゼットを書庫として利用されているとのこと、換気扇(ロスナイ)を常時使用されているにも関わらず、湿気やカビがご心配とのことですね。確かに、閉鎖的な空間であるクローゼットは、湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい環境です。扉を外して部屋として使用されているとはいえ、外気との換気は十分とは言えません。湿度計の数値が低くても、それは本が湿気を吸っているからではなく、換気扇の効果や、室内の乾燥状態が相まって低い数値を示している可能性が高いです。本が湿気を吸うことで、紙の劣化やカビの発生リスクを高めるため、これは本末転倒と言えるでしょう。

湿気が多い原因とカビの発生リスク

クローゼット内の湿気は、以下の要因が考えられます。

  • 外気からの湿気: いくら換気扇を使用しても、外気の湿度が高い日は、どうしても湿気が侵入します。
  • 結露: 壁や床との温度差によって結露が発生し、湿気が増える可能性があります。特に、外壁に面したクローゼットは注意が必要です。
  • 収納物の影響: 本やCD自体が湿気を含んでいる可能性や、収納方法によっては湿気がこもりやすくなります。

これらの要因によって、特にクローゼットの隅や壁側は、空気が停滞しやすく、湿気が溜まりやすいため、カビが発生しやすい場所となります。

ウォークインクローゼットを快適な書庫にするための具体的な対策

では、どのようにすればウォークインクローゼットを快適な書庫として利用できるのでしょうか?以下の対策を実践することで、湿気対策と収納効率を向上させることができます。

1. 湿気対策:徹底した換気と除湿

  • 換気扇の活用: ロスナイを常時稼働させているのは効果的ですが、さらに窓を開けて自然換気を行うことで、より効果的な換気が期待できます。天気の良い日には、窓を開けて数時間換気することを習慣づけるのがおすすめです。
  • 除湿機の導入: 湿度が高い時期は、除湿機を使用することで、効果的に湿気を除去できます。コンパクトな除湿機でも効果がありますので、クローゼット内に設置することを検討しましょう。除湿剤も併用すると効果的です。
  • 吸湿剤の設置: クローゼット内に、シリカゲルなどの吸湿剤を複数個設置しましょう。定期的に交換することが重要です。
  • 通気性の良い収納: 本を収納する際は、密閉された箱ではなく、通気性の良い棚やラックを使用しましょう。また、本と本の間に少し隙間を作ることも重要です。

2. 収納方法の改善:整理整頓と適切な収納

  • 定期的な清掃: 定期的にクローゼット内を掃除機で掃除し、埃やゴミを除去しましょう。カビの発生を防ぐためには、清潔な環境を保つことが大切です。
  • 適切な収納: 本の収納には、背の高い本棚ではなく、横置きできる棚を使うと、地震対策にもなります。また、CDは専用の収納ケースに収納することで、埃や湿気から守ることができます。
  • 防カビ対策: 本棚やラックの素材に防カビ加工が施されているものを選ぶと、カビの発生リスクを低減できます。

3. 環境改善:クローゼット内の温度・湿度管理

  • 温度管理: クローゼット内の温度は、なるべく一定に保つように心がけましょう。直射日光が当たる場所には置かないように注意しましょう。
  • 湿度計の設置: 湿度計を設置し、常に湿度をチェックすることで、適切な対策を講じることができます。湿度が60%を超えるようであれば、除湿対策を強化しましょう。

専門家のアドバイス:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、ウォークインクローゼットを快適な書庫として利用するには、適切な収納と環境管理が不可欠です。単に本を収納するだけでなく、空間に余裕を持たせ、通気性を確保することで、カビの発生リスクを大幅に軽減できます。また、収納家具の素材やデザインも、空間に与える影響が大きいため、通気性の良い素材を選び、デザイン性にも配慮することで、より快適な書庫空間を実現できます。

まとめ:快適な書庫空間を実現するために

ウォークインクローゼットを快適な書庫として利用するには、湿気対策と適切な収納が鍵となります。換気、除湿、吸湿剤の活用、通気性の良い収納、定期的な清掃など、具体的な対策を講じることで、大切な本をカビから守り、快適な書庫空間を実現できます。湿度計で湿度をこまめにチェックし、状況に応じて対策を調整することも重要です。これらの対策を参考に、快適な書庫空間を手に入れてください。

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