インプラスで雨の日の走行音は軽減できる?5mm単板と防音効果について徹底解説

インプラスを付けたら雨の日の走行音は軽減されますか? インプラスの5ミリ単板を考えています。 防音に不得意な周波数もある、と聞いたのですが雨の日の走行音が一番気になります。 効果はあるでしょうか? また二階に部屋があるのですが一階よりもうるさく感じます。 「音は上にあがる」と聞いたのですが同じ屋根の家で階下の音が上に上がるのは分かりますが走行音も上にあがるんでしょうか? よろしくお願いいたします。

雨の日の走行音とインプラスの効果

雨の日の走行音は、タイヤと路面の摩擦音、そして雨水が路面に当たる音など、様々な周波数の音が複雑に混ざり合ったものです。 インプラスは、窓ガラスと窓枠の間に空気層を作ることで、音の伝達を遮断する効果があります。しかし、その効果は、使用するガラスの種類や厚さ、空気層の厚さ、そして音の周波数によって大きく異なります。

質問者様が検討されている5mm単板ガラスのインプラスは、遮音性能は比較的低いと言えます。特に、低周波の音(例えば、大型トラックの走行音など)は、5mm単板ガラスでは十分に遮断できない可能性があります。雨の日の走行音も、低周波成分を含むため、効果は限定的かもしれません。

インプラスの効果を高めるためには?

5mm単板ガラスよりも、より高い遮音性能を求めるなら、以下の方法が効果的です。

  • ガラスの厚さを増やす: 5mm単板ガラスよりも、例えば10mm程度の複層ガラス(空気層を含む)を使用すると、遮音効果が向上します。複層ガラスは、空気層が音の伝達を遮断する役割を果たします。より高い遮音性能が必要な場合は、合わせガラスなども検討しましょう。
  • 空気層の厚さを増やす: インプラスの空気層の厚さも、遮音性能に影響します。より厚い空気層を持つインプラスを選ぶことで、効果を高めることができます。
  • 遮音性能の高いインプラスを選ぶ: メーカーによっては、遮音性能に特化したインプラス製品を提供しています。製品カタログやホームページで遮音性能の数値(例えば、遮音等級)を確認し、比較検討しましょう。専門業者に相談することも有効です。
  • 窓枠の気密性を高める: 窓枠の隙間から音が漏れると、インプラスの効果が薄れてしまいます。窓枠の気密性を高めることで、遮音効果を最大限に発揮できます。既存の窓枠の劣化が激しい場合は、窓枠の交換も検討しましょう。

防音に不得意な周波数について

確かに、すべての周波数の音を均等に遮断できるわけではありません。一般的に、低周波音は遮断が難しく、高周波音は比較的遮断しやすい傾向があります。雨の日の走行音は、低周波音と高周波音が混ざり合っているため、インプラスの効果は周波数によって異なります。

2階の方がうるさく感じる理由

「音は上にあがる」というのは、音の伝達経路と関係があります。音は空気中を伝わるだけでなく、建物の構造体(壁や床)を伝わって伝播します。特に、低周波音は構造体を伝わりやすい性質があります。そのため、一階で発生した走行音は、建物の構造体を伝わって二階にまで到達し、より大きく聞こえる可能性があります。

階上への音の伝達を防ぐには?

階上への音の伝達を防ぐためには、以下の対策が考えられます。

  • 床の防音対策: 一階の床に防音材を敷設することで、走行音が階上に伝わるのを軽減できます。専門業者に相談して、適切な防音材を選定しましょう。カーペットやじゅうたんを敷くだけでも、ある程度の効果が期待できます。
  • 天井の防音対策: 二階の天井に防音材を施工することで、一階からの音を遮断する効果があります。石膏ボードなどの内装材を二重にする、または防音性の高い石膏ボードを使用するなどの方法があります。
  • 窓の防音対策: 既に述べたように、窓からの音の侵入を防ぐために、インプラスの設置や窓ガラスの交換を検討しましょう。

専門家の意見

建築音響の専門家によると、雨の日の走行音の軽減には、インプラス単体での効果は限定的である場合が多いです。より効果的な対策としては、窓全体の防音性能を高めること、そして建物の構造体自体への防音対策を組み合わせることが重要です。 専門業者に相談し、状況に合わせた最適な対策を検討することをお勧めします。

まとめ

インプラスは、雨の日の走行音を軽減する効果はあるものの、5mm単板ガラスでは効果は限定的です。より効果を高めるためには、複層ガラスの使用、空気層の厚さの増加、遮音性能の高いインプラスの選択、窓枠の気密性向上などを検討する必要があります。また、2階で音が大きく聞こえるのは、音の構造体伝搬が原因である可能性が高く、床や天井の防音対策も併せて検討することが重要です。 専門業者への相談も有効な手段です。 最適な対策は、建物の構造や音環境によって異なりますので、専門家のアドバイスを受けることを強くお勧めします。

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