インテリア購入トラブル!注文時点で売買契約は成立するのか?

注文した時点で売買契約は成立しますか? 約半年前に大手量販店より2人かけと1人かけの椅子を注文しました。 注文する際に、在庫があるか確認したら「在庫はあるが、2人かけと1人かけをそろって入荷の場合はお時間がかかります。」といわれ了承して注文しました。 商品が届くまでの間に新しい部屋の中のインテリアやテーブルなどをそろえましたが、5ヶ月ほどしても一考に連絡がないので、待つといっても時間がかかりすぎと思い連絡したところ、店の手違いで発注しておらず、その商品ももうどこにも在庫がないという状況でした。 すべてインテリアも合わせてそろえていたので、こちらも譲歩して多少のサイズ違いと、色は真っ白、真っ黒以外のモノトーン系であればかまわない事を伝えて再度問屋に確認してもらったのですが、類似品ですら見つからないと回答されました。 ただ、私自身でも、ネットで探したところ類似品はありましたが値段が当初のものより若干高めでしたが、それを伝えましたが、取引がないので入荷できないとの事。 また、お店の方の対応も、「再度探してみます。」と言ったまま、こちらから連絡するまで数週間~1ヶ月、連絡が来ない状況が何度もあり、放置されている感じがしています。 在庫も確認し、時間がかかるという条件を了承し待っていて、結局、発注忘れで在庫確保できませんというのはお店の都合で、こちらの非はないように思えるのですが、こういった場合、私のほうがあきらめるしかないのでしょうか? 売買契約って成立しているものではないのでしょうか? 私自身、商品が手に入ればそれでかまわないのですが、あえてネットにある当初の値段より高いものを購入するのは納得がいかず、こちらで質問させていただきました。 長文ですいませんが、みなさんのお知恵をかしてください。。。

インテリア購入における売買契約の成立とお店の責任

このケースは、消費者の立場から見て非常に残念な状況であり、憤りを感じるのは当然です。半年もの間、お店の対応を待って、結果的に発注ミスで商品が手に入らないというのは、消費者の信頼を大きく裏切る行為です。では、法律的な観点から見て、どう判断できるのでしょうか。

売買契約の成立

まず、注文時点で売買契約は成立していると考えられます。あなたは注文し、お店側はそれを承諾したとみなせるからです。在庫の有無や納期に関する情報は、契約の一部ではありますが、契約そのものを無効にするものではありません。お店側が「在庫はあるが、入荷に時間がかかる」と説明した時点で、納期に関するリスクは双方で共有されていると解釈できます。しかし、お店の「発注忘れ」は契約違反にあたると考えられます。

お店の責任

お店側は、契約に基づき、注文された商品を納入する義務を負っています。それが発注ミスによって果たせなくなった場合、お店は責任を負う必要があります。具体的には、以下の対応が考えられます。

  • 類似商品の提供:当初の商品と異なるものの、可能な限り同等の商品を提供する。
  • 代金返還:商品が提供できない以上、支払った代金を全額返還する。
  • 損害賠償:商品が手に入らないことで生じた損害(例えば、新たに高額な類似品を購入した費用など)を請求できる可能性がある。

消費者の権利

あなたは、お店に対して、これらの対応を求める権利があります。お店側の対応が不誠実な場合は、消費者センターや弁護士に相談することをお勧めします。

具体的な解決策と今後の対応

では、具体的にどのような行動をとるべきでしょうか。

1. 書面での請求

まずは、お店に書面で、状況説明と損害賠償請求を行うことをお勧めします。メールではなく、内容証明郵便で送付することで、証拠として残ります。請求内容には、以下の点を明確に記載しましょう。

  • 注文日時と商品名
  • お店の対応の経緯(日付、内容など)
  • 類似品が見つからないこと、代替案がないこと
  • 代金返還または損害賠償の請求金額(具体的な根拠を提示する)
  • 期限を設ける(例:1週間以内に回答がない場合は、消費者センターなどに相談する旨を記載する)

2. 消費者センターへの相談

書面での請求にも関わらず、お店から適切な対応がない場合は、すぐに最寄りの消費者センターに相談しましょう。消費者センターは、消費者の権利擁護のために活動しており、お店の対応を促したり、法的アドバイスを提供してくれます。

3. 弁護士への相談

消費者センターの相談でも解決しない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士は、法的観点から状況を判断し、適切な解決策を提案してくれます。訴訟も視野に入れる必要があるかもしれません。

4. ネット上の類似品購入について

ネット上で類似品を発見しているとのことですが、お店にその旨を伝え、代替案として提示しても良いでしょう。しかし、価格差については、お店側が責任を負うべきです。当初の価格よりも高額な類似品を購入する必要はありません。

インテリア選びのポイントとトラブル防止策

今回のケースは、非常に残念な結果となりましたが、このようなトラブルを未然に防ぐために、インテリア選びの際に注意すべき点があります。

1. 事前に確認を徹底する

注文前に、在庫状況や納期について、複数回に渡って確認しましょう。メールや電話でのやり取りは、記録として残しておきましょう。

2. 契約内容をしっかり確認する

契約書や注文書の内容をしっかり確認し、不明な点は質問しましょう。特に、キャンセル規定や返品規定については、念入りに確認することが重要です。

3. 信頼できるお店を選ぶ

評判の良いお店を選ぶことが大切です。口コミサイトなどを参考に、お店の対応や信頼性を事前に確認しましょう。

4. 写真や図面で確認する

特に家具などの大型商品は、写真や図面でサイズや色などをしっかり確認しましょう。実物とイメージが異なるトラブルを防ぐことができます。

専門家の意見

弁護士の視点から見ると、このケースは明らかにお店の契約違反です。発注忘れという重大なミスにより、消費者が商品を受け取ることができなくなった責任は、お店にあります。消費者は、代金返還だけでなく、精神的苦痛に対する慰謝料請求も検討できるでしょう。

まとめ

インテリア選びは、楽しい反面、トラブルも起こりやすいものです。今回のケースのように、お店の対応に不満を感じた場合は、すぐに適切な行動を取りましょう。消費者センターや弁護士などの専門機関に相談することで、より良い解決策を見つけることができるでしょう。 今後のインテリア選びにおいては、事前に確認を徹底し、信頼できるお店を選ぶことが重要です。

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