インテリアの迷子? ヴィンテージ、アンティーク、インダストリアル… 好きなスタイルを融合させた「宝箱部屋」を作るコツ

部屋のインテリアについて 最近インテリアにはまっています。 基本的にモノトーンなスタイリッシュな部屋ではなく ヴィンテージ、アンティーク、シャビー といった古い感じが好きです。部屋のインテリアについて 最近インテリアにはまっています。 基本的にモノトーンなスタイリッシュな部屋ではなく ヴィンテージ、アンティーク、シャビー といった古い感じが好きです。 まず部屋を片付け小物をちょこちょこ集め いよいよ大物家具というところなんですが ここにきて目指すテイストがぶれてきました。 最初はコカコーラやパブ系のアメリカン系をイメージしていたのですが やはり収納などの問題もあり アイアン系のインダストリアルな男前部屋も好きです。 そして額縁のような装飾の姿見を見つけ とても欲しくなりました。 ヨーロッパ系アンティークも好きなんです。 でもシンガーの古いミシン台を机にするのもかわいいと思っています。 昭和レトロも好きなんです。 全部アメリカンで統一するとなると ヨーロッパ、レトロなどは諦めなければいけないと思うとそれはそれでストレスです。 いっそ自分が好きなものをたくさんあつめた セレクトショップ、骨董品屋みたいな部屋にしたら幸せだろうなと思っています。 しかし大物家具など 高い買い物ではないので失敗は怖いです。 なぜ店舗だと国やテイストの違うものが同じ空間にあっても宝箱のように素敵にみえるんでしょうか。 好きなものを集めても ごちゃごちゃなセンスのない部屋にならないようなコツおしえてください。

様々なスタイルが混在するインテリアの魅力と課題

インテリアの世界は奥深く、様々なスタイルが存在します。アメリカンヴィンテージ、ヨーロッパアンティーク、インダストリアル、昭和レトロ… それぞれに魅力があり、一つに絞り込めない気持ち、よく分かります。 しかし、複数のスタイルをミックスすると、まとまりのない、ごちゃごちゃとした印象になりがちという悩みも同時に抱えているのではないでしょうか。 店舗が様々なスタイルのアイテムを美しく見せることができるのは、プロの空間演出によるもの。彼らは、色調、素材、サイズ感、配置などを計算し、全体的なバランスを考慮してレイアウトしています。 私たちが自宅で同じことをするのは、想像以上に難しいかもしれません。

「宝箱部屋」を作るための3つのステップ

では、ご自身の好きなスタイルを全て取り入れつつ、まとまりのある魅力的な空間を作るにはどうすれば良いのでしょうか? 3つのステップで解説します。

ステップ1:テーマカラーとベースカラーを決める

複数のスタイルをミックスする際に最も重要なのは、全体の色調を統一することです。 様々なテイストの家具や小物を集めると、色味がバラバラになりがちです。 そのため、まずテーマカラーベースカラーを決めましょう。 例えば、今回の質問者さんの場合、ブラウンやダークブラウンをテーマカラーにすると、アメリカンヴィンテージ、ヨーロッパアンティーク、インダストリアル、昭和レトロといった異なるスタイルを比較的自然に調和させることができます。 ベースカラーは、アイボリーやベージュなどの落ち着いた色を選ぶと、全体の印象がまとまりやすくなります。

  • テーマカラー:ブラウン(またはダークブラウン) – 木材や革製品の色味をベースに、統一感を出す
  • ベースカラー:アイボリー、ベージュ – 壁や床、カーテンなどのベースとなる色。テーマカラーを引き立てる

ステップ2:素材と質感の調和

色調が決まったら、次に注目するのは素材と質感です。 異なるスタイルの家具や小物を組み合わせる際には、素材や質感の調和が重要になります。 例えば、木の温もりを感じるヴィンテージ家具と、クールな印象のアイアン家具を組み合わせる場合、共通の素材(例えば、木と金属)を使用することで、統一感を出すことができます。 また、マットな質感と光沢のある質感を組み合わせることで、視覚的な変化をつけ、空間をより豊かに見せることができます。

  • 木材:ヴィンテージ家具、昭和レトロな家具などに多く見られる素材。温かみと落ち着きを与える
  • アイアン:インダストリアルな家具の代表的な素材。クールで男前な印象を与える
  • 革:アメリカンヴィンテージやアンティーク家具によく使われる素材。高級感と耐久性がある

これらの素材をバランスよく配置することで、それぞれの個性を活かしつつ、調和のとれた空間を作ることができます。

ステップ3:レイアウトとプロポーション

最後に重要なのは、家具の配置とプロポーションです。 様々なスタイルの家具を配置する際には、それぞれの家具のサイズ感や形状を考慮し、バランスの良いレイアウトを心がける必要があります。 大きな家具は部屋の中心に配置し、小さな家具はアクセントとして配置するなど、視覚的なバランスを意識しましょう。 また、空間の広さや家具の高さなどを考慮し、圧迫感のないレイアウトを心がけることが大切です。 例えば、シンガーミシン台を机として使う場合、その上に置く照明や小物とのバランスを考え、全体の調和を図りましょう。 また、大きな姿見は、壁の一面に配置するのではなく、他の家具とのバランスを考慮して配置することで、空間をより広く見せる効果が期待できます。

専門家からのアドバイス:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの山田先生に、複数のスタイルをミックスする際のポイントについて伺いました。 「複数のスタイルをミックスする際には、共通のテーマやコンセプトを持つことが重要です。 例えば、『古き良き時代の雰囲気を大切にした、温かみのある空間』というテーマを設定することで、異なるスタイルの家具や小物を統一感のある空間としてまとめることができます。 また、色調や素材感を統一することで、全体のバランスを整えることができます。 そして、レイアウトを工夫することで、それぞれのアイテムの魅力を引き出し、空間全体をより魅力的に演出することができます。」

まとめ:自分らしい「宝箱部屋」を実現しよう

様々なスタイルをミックスした「宝箱部屋」は、個性が光る、魅力的な空間です。 しかし、ただ好きなものを集めるだけでは、まとまりのない空間になりかねません。 テーマカラー・ベースカラーの決定、素材と質感の調和、そしてレイアウトとプロポーションに気を配ることで、あなただけの素敵な空間を作り上げることができます。 失敗を恐れず、少しずつ理想の部屋を完成させていきましょう。

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