インテリアの図面、何と呼べばいい?レイアウト図、設計図、パース…その違いと選び方

インテリアの図面 なんといいますか? 設計図? 何と質問していいのか分からないのですが 家の平面図(建築図?)のような上から見た図ではなく、 たとえば部屋とか、たとえば店とかで、どこに何を置く。 というような レイアウト図みたいのを何と言うのでしょうか。 全て絵(絵と言ってもコンピュータで書いてますが、写真ではない)でできていて、 よくあるパターンは、人を立たせ大体の大きさが把握できるようになっているのが多いのかなと思いました。

インテリアの図面は、その表現方法や目的によって様々な呼び方があります。平面図のような上から見た図だけでなく、家具配置や空間デザインを表現する図面はいくつか種類があり、質問者様がイメージされているのは恐らく「レイアウト図」または「パース」のいずれかでしょう。

インテリア図面の基本的な種類

インテリアデザインにおいて使用される図面には、大きく分けて以下の種類があります。

  • 平面図:建物の平面を上から見た図。部屋の形状、窓やドアの位置、壁の厚さなどが記載され、家具配置計画の基本となります。寸法も正確に記載されているため、家具選びやリフォーム計画にも必須です。
  • レイアウト図:家具やインテリアの配置を示した図面。平面図をベースに、ソファ、テーブル、ベッドなどの配置をスケッチやイラスト、あるいは家具の図形を使って表現します。質問者様がイメージされているのは、このレイアウト図の可能性が高いです。正確な寸法よりも、配置バランスや空間の使い勝手を確認することが目的です。
  • パース:3次元的な立体感を表現した図面。まるで写真のように、空間の雰囲気や家具の配置をリアルにイメージできます。手書きのパースから、コンピューターソフトを用いた精密なパースまで、表現方法は様々です。完成イメージを掴むのに非常に有効です。特に、クライアントへの提案やイメージ共有に活用されます。
  • 立面図:壁面を正面から見た図面。壁の色、素材、窓やドアのデザインなどを詳細に表現し、空間の雰囲気を把握するのに役立ちます。特にリフォームやリノベーションの際に、デザインの確認や施工指示書として使用されます。
  • 詳細図:特定の部分を拡大して詳細に描いた図面。例えば、造作棚の寸法や収納の内部構造などを正確に示す図面です。設計や施工の精度を高めるために重要です。

質問者様の図面は「レイアウト図」または「パース」の可能性が高い

質問文から判断すると、質問者様がイメージされている図面は、レイアウト図またはパースの可能性が高いです。どちらも家具の配置を示しますが、レイアウト図は簡略化された表現であるのに対し、パースはよりリアルな空間表現を目的としています。

レイアウト図の特徴と作成方法

レイアウト図は、正確な寸法よりも家具の配置バランスや空間の使い勝手を重視した図面です。手書きでも作成できますが、最近はインテリアデザインソフトを用いて作成されることが多くなっています。ソフトを使用すれば、家具の配置変更も簡単に行え、様々なパターンを試すことができます。

  • 使用するツール:手書き、CADソフト(AutoCAD、SketchUpなど)、インテリアデザインソフト(Roomstyler 3D Home Planner、Planner 5Dなど)
  • 作成手順:
    1. 平面図を用意する
    2. 配置したい家具の寸法を調べる
    3. 家具を配置し、レイアウトを検討する
    4. 必要に応じて修正を加える

パースの特徴と作成方法

パースは、3次元的な立体感を表現した図面で、完成イメージをよりリアルに伝えることができます。専門的なソフトを使用することで、写真のような高精細なパースを作成することも可能です。ただし、作成には専門的な知識やスキルが必要となる場合もあります。

  • 使用するツール:CADソフト、3Dモデリングソフト(SketchUp、3ds Maxなど)、レンダリングソフト(V-Ray、Corona Rendererなど)
  • 作成手順:
    1. 3Dモデルを作成する
    2. カメラアングルを設定する
    3. レンダリングを行う

インテリア図面作成における専門家の活用

複雑なレイアウトや高精細なパースの作成には、インテリアデザイナーや建築士などの専門家の協力を得ることをおすすめします。専門家は、空間設計の知識や経験を活かし、最適なレイアウトやデザインを提案してくれます。特に、新築やリフォームを検討する際には、専門家への相談が不可欠です。費用はかかりますが、失敗のリスクを軽減し、満足度の高い空間を実現できるでしょう。

まとめ:目的に合った図面を選び、理想の空間を実現しよう

インテリア図面には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。自分の目的に合った図面を選び、理想の空間を実現しましょう。レイアウト図は手軽に作成できる一方、パースはよりリアルなイメージを掴むことができます。専門家の力を借りることで、より洗練された空間デザインを実現できるでしょう。 まずは、どのような図面が必要なのか、そしてどのような表現方法が最適なのかを検討してみてください。 本記事が、インテリアデザインにおける図面選びの参考になれば幸いです。

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