インコの羽切りと飛翔能力:クリッピングによる飛距離とインコの行動

急なリクエスト申し訳ございません。以前クリッピングについて質問した時に答えを頂いた物です。「そぎ落とし」という方法でクリッピングをした際、どの程度飛べるようになりますか?恐らく切る羽の量によって変わってくるかと思いますが、およそでいいです。うちのインコは(みんなかな?)高いところが大好きで、高いところに上っては「褒めて褒めて」という様に鳴きます。でも一番好きなのはテレビの上で、高いところよりもそっちにいることが多いです。インコは人の目線に止まるのが好きと聞いたことがあるからそれに関係があるのかも。スマホにもよく止まるので…うちのテレビはあまり大きくなく低いところに置いているので、私の座ったときくらいの頭の高さになります。もしその程度でも飛ぶことが出来なくなるくらいなら、切らない方がましだと思っているほどです。(カーテンを閉め切っているせいか、外にはあまり関心がないようで部屋のドアを開けていても廊下にでたことはありません。)普段仕事の最中はケージに閉じ込めているので、放鳥時がうちのインコの一番楽しみにしている時間だと思います。(私がケージに近寄っただけで出して出してと暴れます。)そんなインコの楽しみを奪いたくはありません。ですのでどの程度飛べるのか、全く飛べないのかよかったら教えてください。

インコへの羽切り(クリッピング)と飛翔能力

インコの羽切り、特に「そぎ落とし」と呼ばれる方法でのクリッピングは、飛翔能力を完全に奪うものではありません。飛べる距離や高さは、切る羽の数や長さ、インコの種類や個体差によって大きく異なります。 重要なのは、完全に飛べなくするのではなく、飛ぶ距離を制限することです。

「そぎ落とし」クリッピングでどの程度飛べるのか?

「そぎ落とし」では、主に初列風切羽の一部をカットします。この羽は飛ぶために最も重要な羽です。カットする本数や長さによって飛距離は大きく変わりますが、一般的には短距離しか飛べなくなります。 例えば、テレビの上から床に飛び降りる程度の高さであれば、飛ぶことが困難になる可能性が高いです。しかし、高い場所から飛び降りるような状況では、危険な着地をする可能性も考慮しなければなりません。

正確な飛距離は断言できませんが、経験則から、数メートル程度の短い距離しか飛べなくなることが多いです。完全に飛べなくなるケースは少なく、むしろ、コントロールを失って危険な状況に陥るリスクの方が高まる可能性があります。 そのため、クリッピングを行う際には、専門家である獣医師に相談することが強く推奨されます。

インコの行動とクリッピングの必要性

ご自宅のインコがテレビの上を好むのは、人の目線に近い位置にいることが安心感を与え、飼い主さんとのコミュニケーションをとりやすいからかもしれません。これはよくあるインコの特徴です。スマホにも止まるのも同様の理由でしょう。

高い場所が好きという点と、テレビの上を好むという点は、必ずしも矛盾しません。高い場所は見晴らしがよく、安全だと感じる場所である一方、テレビの上は飼い主さんの近くであり、安心できる場所なのです。

クリッピング以外の安全対策

インコが安全に過ごせるように、クリッピング以外の方法も検討してみましょう。例えば、

  • ケージの位置を見直す:ケージを人の目線に近い位置に移動することで、インコがより安心できる空間を作ることができます。
  • 安全な止まり木を設置する:ケージ内や部屋に、インコが安全に止まれる様々な高さの止まり木を設置しましょう。これにより、インコは自由に動き回ることができ、高い場所への欲求も満たすことができます。
  • 危険な場所へのアクセスを制限する:テレビやその他の危険な場所へのアクセスを物理的に制限する方法を検討します。例えば、テレビの上に何かを置く、もしくはテレビの位置を変えるなどです。
  • インコの遊び場を作る:インコが安全に遊べるスペースを確保しましょう。例えば、ケージの外に広い遊び場を設置したり、安全な遊具を用意するなどです。

専門家の意見:獣医師への相談

羽切りは、インコにとってストレスになる可能性があります。また、適切な方法で行わなければ、怪我をするリスクもあります。 クリッピングを行う前に、必ず獣医師に相談しましょう。獣医師はインコの状態を診察し、クリッピングの必要性や適切な方法についてアドバイスしてくれます。

獣医師は、クリッピングのメリットとデメリットを説明し、代替案についても提案してくれるでしょう。 例えば、ケージの環境改善や、インコにとって安全な遊び場の提供などが考えられます。

まとめ:インコの幸せを第一に

インコの羽切りは、状況によっては有効な手段ですが、インコの幸せを第一に考えることが重要です。 飛翔能力を制限することで、インコがストレスを感じたり、ケガをするリスクも存在します。 クリッピングを行う前に、獣医師に相談し、安全対策と代替案を検討することが大切です。 インコが安全で快適な環境で過ごせるように、飼い主さんの愛情と配慮が求められます。

この記事が、あなたのインコとより良い関係を築くための一助となれば幸いです。

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