インコの寒さ対策と快適な室内環境づくり:ウロコインコと暖房器具の適切な使い方

インコは基本寒がりですか? ウロコインコを室内飼いしていますが部屋の中なのにヒーター(中に20w電球が入っている筒です)にべったりです。 止まり木ではなくヒーターの筒の上で寝ているこ ともありビックリです。 置いている部屋は20℃弱ぐらいあると思います。 みなさんのインコは寒がりですか?

インコは寒がり? ウロコインコと室温の関係

インコは種類によって寒さへの耐性も異なりますが、一般的に寒がりな鳥類です。特にウロコインコは小型のインコに分類され、寒さに弱い傾向があります。20℃弱という室温は、人間にとっては快適な温度かもしれませんが、ウロコインコにとっては少し肌寒いと感じる可能性があります。ヒーターにべったりと寄り添い、止まり木ではなくヒーターの上で寝ているという行動は、鳥が寒さを感じている明確なサインです。

インコが寒がるサイン

インコが寒さを感じているサインは様々です。ヒーターへの執着以外にも、以下の様な行動が見られたら注意が必要です。

  • 羽を膨らませる:寒さを防ぐために羽毛を膨らませて体積を増やし、保温性を高めようとしています。
  • 震える:寒さで体が震えている状態です。これは明らかに寒さを訴えているサインです。
  • 動きが鈍くなる:活発だったインコが元気がなくなり、動きが鈍くなっている場合、寒さが原因かもしれません。
  • 足が冷たくなる:インコの足は体温調節が苦手なため、冷たくなっている場合は要注意です。
  • 食欲不振:寒さによって代謝が低下し、食欲がなくなってしまうこともあります。
  • 頻繁に身を寄せ合う:複数羽飼育している場合、寒さから身を寄せ合って暖をとろうとする行動が見られます。

これらのサインに気づいたら、室温の確認や暖房器具の見直しが必要です。

適切な暖房器具と室温の管理

20Wの電球型ヒーターは、小さな空間を暖めるには効果的ですが、全体を暖めるには不十分な場合があります。また、火傷の危険性も考慮しなければなりません。インコが直接触れると火傷をする可能性があるため、ヒーターとインコとの間に十分な距離を確保するか、安全なケージ内ヒーターの使用を検討しましょう。

適切な室温

ウロコインコにとって理想的な室温は22~26℃と言われています。温度計で室温を常に確認し、適切な温度を保つように心がけましょう。

安全な暖房器具の選び方

インコ用のヒーターを選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。

  • ケージ内ヒーター:ケージに取り付けて使用できるヒーターは、インコが直接触れても安全な設計になっているものが多く、おすすめです。
  • パネルヒーター:ケージの下に設置するパネルヒーターは、ケージ全体を優しく暖めてくれます。ただし、火傷防止のため、ケージとの間に隙間を作る必要があります。
  • セラミックヒーター:赤外線ヒーターの一種で、熱を放射するため、ケージ全体を暖めるのに効果的です。ただし、直接照射すると火傷の危険性があるので、適切な距離を保つ必要があります。
  • ペット用ホットマット:インコが直接触れても安全なホットマットもあります。ケージの一部に敷いて使用できます。

注意:ヒーターを使用する際は、必ずサーモスタットと併用し、温度を一定に保つようにしましょう。サーモスタットがないと、温度が上がりすぎて火傷の危険性があります。

インテリアとインコの快適空間

インコにとって快適な空間を作るためには、暖房器具だけでなく、インテリアにも配慮が必要です。

ケージの設置場所

ケージは直射日光が当たらない場所に設置しましょう。また、風通しの良い場所を選ぶことも大切です。エアコンの風が直接当たらないように注意してください。

寒さ対策のためのインテリア

ケージの中に、布製のカバータオルなどを掛けて保温性を高めることも有効です。ただし、通気性を確保し、インコが窒息しないように注意しましょう。

室内の湿度

乾燥した空気はインコにとって良くありません。加湿器を使用したり、観葉植物を置くことで、室内の湿度を適切に保ちましょう。観葉植物を選ぶ際には、インコが食べても安全な種類を選ぶことが大切です。

専門家のアドバイス

鳥類専門の獣医に相談することで、インコの状態に合わせた適切な暖房方法や室温管理についてアドバイスを受けることができます。特に、インコの健康状態に不安がある場合は、獣医への相談をおすすめします。

まとめ

ウロコインコは寒さに弱い鳥類です。ヒーターにべったりと寄り添う行動は、寒さを感じているサインです。室温を適切に保ち、安全な暖房器具を使用することで、インコにとって快適な環境を作ることができます。 室温管理、適切な暖房器具の選択、ケージの設置場所、そしてインテリアまで考慮することで、愛鳥の健康を守りましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)