インコと暮らすリビングインテリア:多頭飼いのストレスと解決策

自宅にゴザクラインコと、さざなみインコを飼っています。さざなみインコは、二ヶ月ほど前に飼いまして、生後間もない感じです。2羽ともリビングで、隣り合わせで飼っているのですが、さざなみインコは、ケージから出すと、カーテンの上に飛んでしまいます。しかし、別の部屋に移動して、遊んであげると、手を離れず、遊んでくれます。もしかしてゴザクラインコが、同じ部屋にいるのが関係ありますか?ゴザクラインコは、やや強い気質なのと、私共は、共働きにして、日中は2羽だけになります。アドバイス下さい。

多頭飼育におけるインコのストレス:原因と対策

複数羽のインコを飼育する際、特に性格の異なる種類や年齢の異なるインコを一緒に飼う場合は、ストレスによる行動変化に注意が必要です。質問者様の場合、ゴザクラインコとさざなみインコをリビングで隣り合わせに飼育しており、さざなみインコがカーテンに飛んでいくという行動が見られます。これは、ゴザクラインコからの威圧感や、環境の変化への不安、あるいは単に遊びたいという欲求が複雑に絡み合っている可能性があります。

ゴザクラインコの気質とさざなみインコの不安

ゴザクラインコは比較的活発で強い気質を持つと言われています。一方、生後間もないさざなみインコは、新しい環境やゴザクラインコの存在に不安を感じている可能性があります。カーテンに飛んでいく行動は、安全な場所を探している、あるいはゴザクラインコから距離を置きたいというサインかもしれません。別の部屋で安心して遊べるということは、この仮説を裏付ける一つの証拠と言えるでしょう。

日中の環境とストレスの関係

共働きで日中は2羽だけで過ごすという状況も、ストレスの一因となっている可能性があります。インコは群れで生活する動物であり、人間の関わりが不足すると不安を感じることがあります。特に、さざなみインコは幼鳥であるため、より多くの愛情と注意が必要です。

具体的な解決策:安全で快適なリビング環境づくり

さざなみインコのストレスを軽減し、安全で快適なリビング環境を作るためには、以下の対策を検討してみましょう。

  • ケージの位置の見直し:ゴザクラインコとさざなみインコのケージを離して設置し、視界を遮る工夫をすることで、お互いのストレスを軽減できます。パーテーションや観葉植物などを利用して、視覚的な距離を作るのが効果的です。 ケージの配置は、直射日光が当たらない、風通しの良い場所を選びましょう。
  • 隠れ家の設置:さざなみインコが落ち着ける隠れ家を用意しましょう。ケージ内に小さな小屋や布製のカバーなどを設置することで、安全な空間を提供できます。 素材は、インコが噛んでも安全な自然素材を選びましょう。麻や綿などがおすすめです。
  • 遊び方の工夫:さざなみインコに十分な遊びの時間を与えましょう。おもちゃや、手乗り遊びを通して、信頼関係を築くことが重要です。 ゴザクラインコがいる前でさざなみインコと遊ぶことで、ゴザクラインコへの恐怖心を軽減する効果も期待できます。
  • コミュニケーションの確保:日中、2羽だけで過ごす時間を減らすことができれば理想的です。しかし、それが難しい場合は、自動給餌器や自動給水器などを導入し、日中の世話の負担を軽減する工夫をしましょう。 また、帰宅後は、十分に時間をかけて2羽とコミュニケーションを取りましょう。
  • インテリアの工夫:カーテンの色や素材を見直すのも効果的です。明るい色合いのカーテンや、インコが止まりにくい素材のカーテンを選ぶことで、カーテンへの飛翔行動を抑制できる可能性があります。 例えば、滑りやすい素材のカーテンや、インコが興味を示しにくい柄のカーテンを選ぶことを検討してみましょう。
  • 専門家への相談:状況が改善しない場合は、動物病院や専門家への相談も検討しましょう。獣医師は、インコの健康状態をチェックし、適切なアドバイスをしてくれます。 また、鳥類専門の飼育相談窓口なども活用できます。

インテリアとインコ飼育の両立:リビング空間のコーディネート

インコと快適に暮らすためには、インテリアにも工夫が必要です。安全性を確保しつつ、魅力的な空間を作ることで、ストレスを軽減し、より良い共存関係を築くことができます。

安全な素材選び

インコは好奇心旺盛で、何でもかじろうとします。そのため、ケージ周辺には、インコが噛んでも安全な素材の家具やインテリアを選びましょう。天然木や無塗装の家具がおすすめです。また、有害な化学物質を含まない塗料や接着剤を使用しているかを確認することも大切です。 (安全な素材の選び方についてはこちら)

色の効果

色は、インコにも影響を与えます。落ち着きを与える色合いのインテリアを選ぶことで、リラックス効果を高めることができます。例えば、緑色や青色は、自然を連想させ、リラックス効果が高いと言われています。一方、赤色や黄色は、興奮状態を引き起こす可能性があるため、使用を控えめにしましょう。 (色の効果についてはこちら)

まとめ:緑色を基調とした安心空間

さざなみインコの行動変化は、ゴザクラインコとの関係や環境の変化によるストレスが原因である可能性が高いです。ケージの位置、隠れ家、遊び方、コミュニケーションなど、様々な工夫を通して、安全で快適な環境を整えることが重要です。 インテリアにも配慮し、安全な素材を選び、落ち着きのある色合いを取り入れることで、インコと人間が共に幸せに暮らせるリビング空間を実現しましょう。 専門家のアドバイスも積極的に活用し、問題解決に臨んでください。

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