インコが飛べるようになった!部屋に出す際の注意点と安全な環境づくり

インコのヒナが、やっと飛べるようになってきました。飛べるといっても上手ではありませんが・・・高さ40cmぐらいの鳥小屋の中でばたばたと飛びまわっています。鳥小屋は狭そうなので、部屋に出してやったほうが良いのでしょうか?部屋に出すとしてもどのような部屋に、どのような点に気をつけて良いのですか?回答よろしくお願いします。

鳥小屋から部屋へ:インコのステップアップと安全対策

インコが初めて飛べるようになった喜びはひとしおですね!しかし、いきなり広い部屋に出すのは危険が伴います。まずは、段階的に広い空間へ慣れさせることが大切です。40cmの鳥小屋では確かに狭いかもしれませんが、いきなり部屋に出す前に、より広いケージへの移動を検討しましょう。

段階的なステップアップ

1. より広いケージへの移行:現在の鳥小屋より一回り大きなケージを用意し、数日間かけて徐々に慣れさせます。新しいケージにはお気に入りの玩具や止まり木などを配置し、安心できる空間を作るのがポイントです。
2. ケージの扉を開放:広いケージに慣れてきたら、ケージの扉を開放してみましょう。インコが自由にケージの中と外を行き来できる状態にします。最初はインコがケージの外に出るのをためらうかもしれませんが、焦らずに様子を見守りましょう。
3. 部屋の一部を解放:ケージの周囲に、安全な空間を確保します。例えば、鳥がぶつかりにくいように家具を配置し、窓や危険な場所にはカバーをつけましょう。最初は数時間だけ、徐々に時間を延ばしていきます。
4. 部屋全体への開放:数日かけて、徐々に部屋全体を解放していきます。常にインコの様子を観察し、危険がないか確認しましょう。

部屋環境の安全対策:インコにとって快適で安全な空間を

部屋に出す前に、インコにとって安全な環境を整えることが非常に重要です。以下に具体的な対策をまとめました。

危険物の除去

* 有毒植物の除去:観葉植物など、インコにとって有毒な植物は全て部屋から撤去しましょう。ユリ、チューリップ、アイビーなどは特に注意が必要です。
* 電気コードの保護:インコはコードをかじる可能性があります。コードは壁に沿って固定したり、カバーをつけたりして、感電事故を防ぎましょう。
* 小さな物の片付け:ボタンやビーズ、クリップなど、インコが誤って飲み込んでしまう可能性のある小さな物は、全て手の届かない場所に片付けましょう。
* 窓の安全対策:窓を開ける際は、インコが飛び出さないように注意が必要です。網戸や窓枠に安全ネットを取り付けたり、窓を開ける際は必ず人がそばにいて見守るようにしましょう。
* 危険な場所の遮断:キッチンやトイレなど、インコにとって危険な場所には、入れないように工夫しましょう。扉を閉めておく、またはベビーゲートなどを設置するのも有効です。

快適な空間づくり

* 止まり木の設置:インコが自由に休息できるよう、複数の止まり木を設置しましょう。材質や高さのバリエーションがあると、より快適です。天然木の止まり木がおすすめです。
* 遊び場を作る:インコが楽しく遊べるおもちゃを用意しましょう。ベルや鏡、木のおもちゃなどが人気です。
* 水浴びスペースの確保:インコは水浴びが好きです。浅い容器に水を入れ、水浴びができる場所を用意しましょう。
* 隠れ家を作る:インコが落ち着いて休める隠れ家を用意しましょう。小さな箱や布などを利用できます。
* 適切な温度と湿度:インコは寒さや暑さに弱いため、室温と湿度を適切に保つことが重要です。室温は20~25度、湿度は50~60%程度が理想的です。

専門家への相談

もし、インコの様子に不安を感じたり、適切な対応方法が分からなくなったりした場合は、獣医師や鳥専門のペットショップなどに相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より安全で快適な環境づくりができます。

インテリアとの調和

部屋に出す際には、インコにとって安全なだけでなく、お部屋のインテリアにも配慮したいですね。例えば、止まり木は部屋の雰囲気に合わせたデザインのものを選び、ケージカバーもインテリアに合う色や素材のものを選べば、お部屋の雰囲気を損なうことなく、インコにとって快適な空間を作ることができます。

まとめ:安全第一で、インコとの楽しい時間を

インコが部屋を自由に飛び回る姿は、飼い主さんにとって大きな喜びです。しかし、安全対策を怠ると、思わぬ事故につながる可能性があります。この記事で紹介した対策を参考に、インコにとって安全で快適な環境を整え、楽しい時間を過ごしましょう。

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