インコがケージから出てこない!放鳥が苦手な鳥への上手な接し方

放鳥が嫌い? うちの中型インコちゃんはケージを開けても出て来ません(´・_・`) ケージにしがみつく脚、爪を捕まえて外して、ビビーッ‼と噛み付かれながら部屋に出します。出ても外を眺めてグワ ぁ〜と鳴いてるくらい。私がケージの中に手を入れると凄く戯れてどこでも触らせてくれるし、呼び鳴きも凄いので、嫌われてる訳ではなさそうです。 セキセイ2羽も、放鳥後ババババーッと飛んだら私に止まって落ち着いてウトウトしてます。せっかくの放鳥Timeなんだからもっと遊べば良いのにとおもうのですが… 放鳥、あんまり好きじゃないんですかねぇ?(´・_・`)

インコが放鳥を嫌がる理由

愛鳥がケージから出てこず、放鳥を嫌がる様子を見せるのは、飼い主さんにとって少し心配ですよね。 しかし、必ずしも鳥が放鳥を「嫌い」というわけではありません。 その理由は様々で、鳥の性格や環境、そして飼い主さんの接し方など、多くの要因が複雑に絡み合っています。

1. 環境への不安

ケージの中は鳥にとって安全な空間です。一方、部屋は未知の場所であり、危険が潜んでいる可能性も感じます。 特に初めて放鳥する際は、新しい環境への不安や恐怖心が強く、ケージから出てこないのは当然と言えるでしょう。 窓の外の風景や、部屋の中の大きな音(掃除機など)、急に動く物(ペットなど)など、鳥にとってストレスとなる要素が多数存在する可能性があります。

2. ケージ内での快適さ

ケージの中が快適すぎると、鳥はわざわざ外に出る必要性を感じません。 十分な広さ、適切な温度・湿度、そしてお気に入りの玩具や止まり木があれば、ケージ内だけで満足してしまうのです。 これは決して悪いことではありませんが、放鳥の機会を設けるためには、ケージ内環境の見直しも必要かもしれません。

3. 過去のトラウマ

過去に放鳥中に怖い経験をした場合、鳥は放鳥に対して恐怖心を抱くようになります。 例えば、猫に追いかけられた、急に大きな音に驚いた、などです。 このようなトラウマは、鳥の行動に大きな影響を与え、放鳥を拒否する原因となります。

4. 体調不良

鳥が元気がない、食欲不振、羽繕いをしないなど、体調に異変がある場合は、放鳥を嫌がる可能性があります。 体調不良の鳥は、活動するエネルギーがなく、安静を好むため、ケージから出てこないのです。 このような場合は、まず獣医に診てもらうことが大切です。

放鳥を成功させるための具体的なステップ

鳥が放鳥を嫌がる原因を理解した上で、具体的な対策を講じましょう。

1. 安全な環境作り

まず、鳥にとって安全な放鳥空間を確保することが重要です。

  • 窓を閉める:鳥が外に飛び出してしまうのを防ぎます。
  • 危険なものを片付ける:コード類、有毒植物、小さな物など、鳥が誤って口にしてしまう可能性のあるものを全て片付けましょう。
  • 猫や犬などのペットを隔離する:他のペットが鳥を襲う可能性を防ぎます。
  • 静かな環境を作る:テレビや音楽の音量を下げ、鳥が落ち着いて過ごせる環境を整えましょう。
  • 隠れ家を作る:鳥が落ち着ける場所として、小さな箱や布などをケージの近くに設置しましょう。 最初はケージの近くから始め、徐々に部屋の中心へと移動させていきます。

2. ケージ内環境の見直し

ケージ内が快適すぎる場合は、少し工夫が必要です。

  • 玩具の種類を増やす:新しい玩具を与え、鳥の好奇心を刺激しましょう。 木製の玩具や自然素材の玩具は、鳥にとって安全で魅力的です。
  • 止まり木の種類を変える:様々な太さや形状の止まり木を用意し、鳥が飽きないように工夫しましょう。
  • ケージの位置を変える:ケージの位置を変えることで、鳥の視界を広げ、部屋への興味関心を高めることができます。

3. 徐々に放鳥時間を増やす

最初は短時間から始め、徐々に放鳥時間を増やしていくことが大切です。

  • 最初はケージのドアを開けておくだけ:鳥が自ら出て来るのを待ちましょう。 無理強いは禁物です。
  • お気に入りのご褒美を用意する:鳥がケージから出て来たら、お気に入りの餌や玩具を与え、良い経験として記憶させましょう。
  • 焦らず、鳥のペースに合わせて放鳥する:鳥が落ち着いて放鳥できるまで、根気強く付き合うことが重要です。

4. 専門家への相談

どうしても放鳥がうまくいかない場合は、動物病院や鳥専門のブリーダーなどに相談してみましょう。 専門家のアドバイスを受けることで、愛鳥にとって最適な放鳥方法を見つけることができるでしょう。

まとめ

インコがケージから出てこないからといって、すぐに放鳥が嫌いだと決めつけるのは早計です。 鳥の行動には様々な理由があり、安全な環境作り、ケージ内環境の見直し、そして飼い主さんの忍耐強い対応が重要です。 焦らず、鳥のペースに合わせて、ゆっくりと放鳥に慣れていくようにしましょう。 それでも改善が見られない場合は、専門家の力を借りるのも一つの方法です。 愛鳥との信頼関係を築き、楽しい放鳥タイムを過ごせるように、一緒に努力していきましょう。

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