イシガメの急死原因と今後の飼育改善策:飼育環境の見直しと病気の早期発見

イシガメ(甲長11cm)が死んでしまいました。原因がわかる方、いますか?飼育環境は・・・75cm×40cmの衣装ケース、水深は10cm位。もちろん陸場をセッティングしていました。餌は1日1回。一日2回1時間ずつ、朝(7:00~)・夕(18:00~)日光浴をさせていました。それ以外、部屋にいる時はずっと24℃で冷房をかけていました(リクガメはサーモ、保温ランプで管理)。ちなみに日光浴は他のミズガメ4匹、リクガメ、トカゲ3匹も同じ時間に行っていました。普段一番元気にしていた子が朝になるとピクリとも動かなくなってしまっていたので、殊の外ショックです。今後のためにも原因究明せねば、と思い、投稿しました。みなさん、よろしくお願いします。補足たらいに入れて日光の当たる明るい場所に置いていました。気温は28℃位でした。水替えは週1回(最近さぼり気味でした…)、水温はエアコンをつけていないときで30℃位、つけているときで26℃位です。6月の終わり頃から保温ランプとUVBランプは取り外していました。最近食欲は増してきてました。配合飼料と乾燥エビです。前日までバクバク食べていました。

イシガメの急死:考えられる原因と改善策

大変ショックな出来事だったと思います。イシガメの急死の原因を特定することは難しいですが、ご提供いただいた情報から考えられる原因と、今後の飼育改善策について詳しく解説します。

1. 飼育環境の問題点

* 飼育ケースのサイズ:75cm×40cmの衣装ケースは、甲長11cmのイシガメにとってやや狭いかもしれません。特に複数匹飼育の場合は、ストレスや縄張り争いが発生し、健康に悪影響を与える可能性があります。より広いスペースを確保することをお勧めします。
* 水質の悪化:水替えを週1回とありますが、「最近さぼり気味」とのこと。水質の悪化は、イシガメの健康に深刻な影響を与えます。アンモニアや亜硝酸塩などの有害物質の蓄積は、急死の原因にもなりえます。毎日、もしくは隔日に部分的な水換えを行うことを強く推奨します。ろ過フィルターの使用も検討しましょう。
* 温度管理:24℃という室温は、イシガメにとって低すぎる可能性があります。イシガメは変温動物なので、周囲の温度によって体温が変化します。特に、日光浴以外の時間は、28~30℃程度を維持することが理想的です。サーモスタット付きのヒーターを使用して、水温を適切に管理しましょう。
* 日光浴と紫外線:6月末から保温ランプとUVBランプを取り外していたとのことですが、これは大きな問題です。UVBはカルシウムの吸収に不可欠で、不足すると骨軟化症などの病気を引き起こします。一年を通してUVBランプは必須です。また、日光浴は自然なUVBと熱を得る上で重要ですが、長時間直射日光に当てると熱中症になる危険性もあります。適切な時間と場所を選びましょう。
* ストレス:他のカメやトカゲとの混泳は、イシガメにストレスを与えている可能性があります。単独飼育を検討するのも一つの方法です。

2. 餌の問題点

* 偏った食餌:配合飼料と乾燥エビだけでは栄養バランスが偏っている可能性があります。イシガメは雑食性なので、昆虫、ミミズ、野菜、果物などをバランスよく与える必要があります。
* 食べ過ぎ:食欲が増していたとのことですが、食べ過ぎも健康に悪影響を与える可能性があります。餌の量を調整し、適量を与えるようにしましょう。

3. 病気の可能性

急死したということは、何らかの病気が潜んでいた可能性もあります。残念ながら、死後診断は難しいですが、他のカメに感染症が蔓延していないか注意深く観察する必要があります。

具体的な改善策と予防

* より広い水槽への移行:少なくとも100cm×50cm以上の水槽を用意しましょう。底砂、隠れ家、陸場などを配置して、自然に近い環境を再現します。
* 適切な水質管理:毎日もしくは隔日に20~30%の水換えを行い、水質検査キットを使用してアンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩の濃度を監視します。ろ過フィルターの導入も検討しましょう。
* 温度管理の徹底:サーモスタット付きのヒーターとUVBランプを常時使用し、水温とバスキングスポットの温度を適切に管理します。
* バランスの良い食事:配合飼料に加え、昆虫、ミミズ、野菜、果物などをバランスよく与えます。
* 定期的な健康チェック:異変に気づいたら、すぐに獣医に相談しましょう。

専門家の意見

爬虫類専門の獣医に相談することで、より正確な原因究明と今後の飼育方法のアドバイスを得ることができます。

まとめ

イシガメの急死は、飼育環境、餌、病気など様々な要因が考えられます。今回のケースでは、水質の悪化、温度管理の不備、UVB不足などが大きな要因として考えられます。今後は、より適切な飼育環境を整え、定期的な健康チェックを行うことで、このような悲劇を防ぐことができます。

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