イグアナの食欲不振と飼育方法:初めてのイグアナ飼育でよくある悩みと解決策

3~4歳のイグアナを4日前に購入しましたが御飯を食べてくれません。先日イグアナをお迎えしました。3~4歳にしては小ぶりな子で、体が25cm程度で全体で90cm痩せています。植物園にいて、レタス、ピーマン、陸ガメフードで今まで育ってきたらしいです。我が家で用意した御飯は好きだと聞いたレタスを始め、小松菜、人参、バナナ、メロン、イグアナフードです。全て空振り・・・食べません。爬虫類は他に蛇、トカゲ、カエルがいるので部屋は暖かく、ライトも用意して昼はサンルームで日光浴もさせています。どのくらい食べないで平気でしょうか?強制給餌をする場合はどのようにしたらいいでしょうか?

イグアナの食欲不振の原因を探る

3~4歳のイグアナが4日間も食事を摂らないのは、深刻な問題です。まず、食欲不振の原因を特定することが重要です。考えられる原因をいくつか見ていきましょう。

環境の変化へのストレス

新しい環境への移行は、イグアナにとって大きなストレスになります。植物園からご自宅へ来たばかりのイグアナは、環境の変化に戸惑い、食欲不振に陥っている可能性があります。

* ストレス軽減策:

  • 隠れ家となるシェルターを設置する
  • 落ち着ける静かな場所にケージを設置する
  • 数日間は、ケージに近づきすぎず、イグアナに適応する時間を与える

食事内容の不適切さ

植物園での食事と、ご自宅での食事内容に違いがあることが、食欲不振の原因となっている可能性があります。レタスやピーマンは、イグアナの栄養バランスを満たすには不十分です。陸ガメフードもイグアナには適していません。

* 適切な食事内容:

  • 高品質なイグアナフード:市販のイグアナフードは、必要な栄養素がバランス良く配合されています。主食として与えましょう。
  • 新鮮な野菜:ケール、ダンディライオングリーン、コリアンダー、パセリなどの緑葉野菜を、イグアナフードの補助として与えます。ただし、レタスや小松菜は栄養価が低いため、少量に留めましょう。
  • 果物:バナナやメロンは、少量のおやつとして与える程度にしましょう。糖分が多いので、主食としては不向きです。
  • カルシウムとビタミンD3サプリメント:イグアナの成長には、カルシウムとビタミンD3が不可欠です。獣医の指示に従って、サプリメントを適切に与えましょう。

健康状態の悪化

食欲不振は、病気のサインである可能性があります。寄生虫感染や消化器系の問題、代謝性骨疾患(MBD)などが考えられます。

* 獣医への相談:食欲不振が続く場合は、すぐに爬虫類に詳しい獣医に相談しましょう。適切な検査と治療を受けることが重要です。

脱水症状

脱水症状も食欲不振の原因となります。特に、新しい環境に適応できていない場合や、適切な水分補給ができていない場合に起こりやすいです。

* 水分補給:新鮮な水を常に用意し、イグアナが自由に飲めるようにしましょう。霧吹きでケージ内を加湿することも効果的です。

強制給餌について

4日間食事を摂っていない状況では、強制給餌を検討する必要があります。しかし、強制給餌は専門知識と技術が必要なため、獣医の指導の下で行うべきです。

強制給餌の方法(獣医の指示に従ってください)

獣医は、イグアナの状態を診察し、適切な強制給餌の方法を指示します。一般的には、栄養価の高い流動食をシリンジで与える方法が用いられます。

* 無理強いは禁物:イグアナにストレスを与えないように、優しく丁寧に給餌を行うことが重要です。

イグアナの飼育環境の確認

日光浴は重要ですが、サンルームでの日光浴だけでは十分ではありません。紫外線B波を照射するUVBライトをケージ内に設置し、適切な温度管理を行う必要があります。

* 温度管理:バスキングスポット(日光浴場所)の温度は35~40℃、ケージ全体の温度は28~32℃を目安に保ちましょう。サーモスタット付きのヒーターを使用すると、温度管理が容易になります。
* UVBライト:UVBライトは、カルシウムの吸収を促進し、代謝性骨疾患(MBD)の予防に役立ちます。適切なワット数と距離を守り、定期的に交換しましょう。

まとめ:専門家への相談が不可欠

イグアナの食欲不振は、様々な原因が考えられます。自己判断で治療を試みるのではなく、爬虫類に詳しい獣医への相談が最優先です。早期の発見と適切な治療によって、イグアナの健康を守ることができます。

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