イギリスのシェアハウスでトラブル発生!退去を検討する前に知っておくべきこと

現在イギリスに留学中で、ホームステイを経てシェアハウスに住んでいます。引っ越しをして1か月程しか経っていませんが、すでに次の引っ越しを考えています。日本のようには行かないことはわかっています。 イギリスでは我慢しなければいけないことなのか、また今までトラブル等あった方のお話しが聞ければと思います。ちなみに、現在の家はもともと友達が先に住んでいて、その紹介で入りました。オーナーさんはこちらの国の方です。ちゃんとした契約書などがなくNOTICEも確認していませんでした。(入居時支払った金額とオーナーのサインのみあり)退去希望理由は以下の通りです。 ①オーナーはとにかく細かく神経質。食後やろうと思っていたキッチンのそうじなどを食事中に細かく言われる。彼女の家なので気になるのはわかるが。最近はそれほど言われなくなったが、今も次は何を言われるのだろうと気を使う。 ②私の部屋以外は部屋には鍵がついており、オーナーやその息子は家の中にいる時でさえ、部屋を出るときは鍵をしている。私の部屋にも鍵穴があるので当然使えると思い尋ねたが、「使用できない。使うにはドアを変える必要がある。あなたの部屋には入らないから」と言われた。友達がいた部屋は当然鍵があり使用できる。そのように条件が違うが、部屋の大きさがほんの少し大きいという理由で、私の部屋の家賃の方が高い。他の外国の人が入居してきた時に心配なので鍵がほしい。 ③入居した日、部屋のドアノブが外れたためオーナーに尋ねると「知っている。後日直すから」と言われたが、1か月経った今もそのまま。人にあれこれ言うのであれば、自分で言ったことくらいきちんとやってほしい。 ④友達や家族さえも一切自分の部屋にも呼べない。せめて家族だけでも呼びたいと言ったがダメだと言われた。 ⑤シャワーのお湯がいつもぬるく、夏の今でも寒い。冬死んでしまう。 NOTICE確認時オーナーより「なぜ引っ越したいの?来年までいるんじゃないの?」と言われたため、「思ったよりお金がかかるのでもっと安いところがあったら引っ越したい。家族も折角日本から来るので部屋に呼びたい」と伝えたところ「考えさせて」と言う返答でした。 オーナーさん自身は、会えば声をかけてくれたりするので悪い人ではないと思うのですが。元々友達の紹介だったので安心して、いろいろと確認していなかった自分が悪いとは思います。こんなことぐらいは、イギリスでは我慢しないといけないことなのでしょうか?補足光熱費込の家賃なので、友達が宿泊出来ないのは当たり前だと思っています。ただ、家族がはるばる日本から来るので部屋を見せるくらいしたいのですが、一切の訪問もダメです。全てのことが初めてのことで、また友達が住んでるという所で安心して確認を怠ったのは私なので誰にも文句は言えません。

イギリスでのシェアハウストラブル:よくある問題と解決策

イギリスでのシェアハウス生活は、文化の違いや言語の壁、そして契約内容の不明瞭さなどから、思わぬトラブルに遭遇する可能性があります。質問者様のケースも、契約書がないこと、NOTICE(退去予告)を確認していなかったことが問題を複雑にしています。しかし、ご自身の状況を冷静に分析し、適切な対応を取ることで、状況を改善できる可能性は十分にあります。

問題点の整理と具体的な解決策

質問者様の挙げられた問題点を一つずつ見ていきましょう。

① オーナーの神経質さ

オーナーの細かい指摘は確かにストレスになります。しかし、これは文化的な違いや、オーナー自身の性格によるところが大きいでしょう。まずは、冷静に現状を把握することが大切です。最近の頻度が減っているとのことですので、改善の兆候が見られる可能性もあります。もし、今後も続くようであれば、具体的な例を挙げて穏やかに話し合うことをお勧めします。例えば、「キッチン掃除は〇〇時間に行うように心がけていますが、何か改善点があれば教えてください」といったように、協調的な姿勢を示すことが重要です。

② 部屋の鍵がないこと

これは重大な問題です。プライバシーの侵害にも繋がりかねません。契約書がないとはいえ、最低限の安全とプライバシーは保障されるべきです。オーナーに鍵の取り付けを改めて強く要求し、それでも拒否された場合は、地元の住宅関連団体や消費者センターに相談することをお勧めします。イギリスには、テナントの権利を守るための組織が数多く存在します。

③ ドアノブの修理

入居時に報告したにも関わらず、1ヶ月経っても修理されていないのは明らかにオーナーの怠慢です。これも、住宅関連団体や消費者センターに相談する材料になります。修理を催促し、それでも対応がない場合は、修理費用を自ら負担し、後日オーナーに請求するという方法も考えられます。領収書は必ず保管しましょう。

④ 友達や家族の訪問制限

契約書に明記されていない限り、家族の訪問を完全に禁止することは不当と言えるでしょう。特に、家族が日本からわざわざ訪れるという状況を説明し、理解を求めることが重要です。それでも拒否される場合は、他のシェアハウスを探すことを検討すべきでしょう。

⑤ シャワーのお湯がぬるい

これは、設備の問題の可能性が高いです。オーナーに修理を依頼し、それでも改善されない場合は、家賃の減額を交渉するのも一つの手段です。

イギリスでのテナントの権利

イギリスでは、テナントの権利を保護する法律が整備されています。契約書がない場合でも、黙示的合意に基づいて、一定の権利が認められる場合があります。具体的には、安全で快適な住環境の提供、修理対応の義務などです。これらの権利が侵害されていると感じた場合は、専門家(弁護士や住宅相談員)に相談することを強くお勧めします。

具体的な行動計画

1. 証拠集め:オーナーとのやり取り(メール、メッセージなど)、修理依頼の記録、写真などを残しておきましょう。
2. 住宅関連団体への相談:Shelter Englandなどの団体に相談し、アドバイスを受けましょう。
3. 弁護士への相談:必要に応じて、弁護士に相談し、法的措置を検討しましょう。
4. 新しいシェアハウス探し:平行して、新しいシェアハウスを探し始めることをお勧めします。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士に相談することで、契約書の有無に関わらず、あなたの権利を主張するための法的根拠を明確にできます。また、オーナーとの交渉や、必要であれば法的措置(裁判など)の手続きについても適切なアドバイスを受けることができます。

まとめ:イギリスでのシェアハウス生活を成功させるために

イギリスでのシェアハウス生活は、日本とは大きく異なる点があります。契約書をしっかり確認し、トラブルが発生した場合は、適切な対応を取ることで、より快適な生活を送ることができます。今回の経験を活かし、次のシェアハウス探しでは、契約書の内容を丁寧に確認し、不明な点は必ず質問するようにしましょう。また、信頼できる不動産会社や仲介業者を利用することも重要です。

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