アルツハイマー型認知症の祖母と家族の限界、そして希望:住職不在の寺の現状と解決策

アルツハイマー型認知症の85歳の祖母がいます。家族全員どうしたらいいかわかりません。家はお寺です。祖母はお客さんであろうと関係なく、二度と来るな等の暴言、机を叩く等、最近ますます酷くなっています 自分が一番偉く、誰の話も聞きません。在家出の母・妻が家にいることが気に入らない、特に母のことが気に入らないらしく、母のあとを追いかけ一日中文句を言う、寝ている時も部屋まで行くといった毎日です。父である住職は、京都の本山に単身赴任で行っており、なかなか帰ってこれません。ちなみに父(自分の息子でさえ)のことも気に入らないみたいです。私と母と妻で何とか寺を切り盛りしています。妻は妊娠中ということもあり胎教など考えると今の状態は最悪な状態です。妻とお腹の子を考えると里帰りも考えましたが実家のおばあちゃんも病気で大変な状態です。近くで賃貸マンションにとも考えましたが、妻一人というのも心配です。かといって寺を空けるわけにもいかず・・・・・、仮に空けれたとしても今の状態で母一人残すのも心配です。昔から自分が一番の祖母には友達もいません。そんな祖母ですから誰からも嫌われずっと1人です。家族しかいないと思い頑張ってきましたが、そろそろ限界です。病院や施設等にいれることも考えましたが、ことごとく断られている状態です。デイやショートにも行きたがらない(そんな話をすると後が酷いです)状態で、おじさん(祖母の二男で、祖母が唯一気を許す)に頼んで温泉旅行に連れて行ってもらったりと、祖母自身と家族の気分転換にと色々してるのですが、おじさんも限界みたいですし、祖母はおじさんに頼んでいることが気に入らないみたいです。 寺にいるものとしては不適切ですが殺したいとか、事故にあわないかとかそんなことまで考えるくらい、家族は限界ですし、妻・母・私と、支えあっていた関係も壊れつつあります。何か方法はないのでしょうか?長くなり、読みにくいかと思いますがよろしくお願いします。

深刻な状況と家族の負担

ご家族の状況、大変お辛いですね。アルツハイマー型認知症による祖母様の言動、住職であるご父親の不在、妊娠中の奥様への影響、そして限界に達しているご自身とご家族の精神状態…全てが複雑に絡み合い、解決策が見えにくい状況だとお察しします。 「殺したい」という感情が浮かぶほど追い詰められていること、心よりお見舞い申し上げます。しかし、決してご自身を責めないでください。これは、あなた一人の責任ではありません。

現状分析:問題点の整理

まず、現状の問題点を整理してみましょう。

  • 祖母様の認知症による暴言・暴力:日常生活に支障をきたすレベル。
  • 住職である父親の不在:家族の支えが不足している。
  • 妊娠中の奥様の負担:胎教にも悪影響を及ぼす可能性がある。
  • 施設入所・デイサービスの困難:受け入れ先が見つからない、または祖母様の拒否反応がある。
  • 家族関係の悪化:祖母様の言動が家族間の支えを壊しつつある。
  • 寺の運営:寺を空けることができない状況。

具体的な解決策へのアプローチ

一つずつ、具体的な解決策を考えていきましょう。

1. 専門機関への相談:

まず、地域包括支援センター認知症専門医に相談することが重要です。 彼らは、介護サービスの利用方法や、認知症の症状に応じた対応策、そしてご家族への精神的なサポートを提供してくれます。 施設入所が難しい場合でも、訪問介護定期的な医師の訪問診療といった選択肢があります。 また、精神科医への相談も検討しましょう。ご自身の精神状態をケアすることで、家族関係の修復にも繋がります。

2. 介護サービスの利用:

デイサービスやショートステイの利用を検討しましょう。祖母様が拒否反応を示す場合、徐々に慣れていく方法を専門機関に相談し、無理強いせずに、少しずつ利用時間を延ばしていくことが重要です。 例えば、最初は1時間だけ、徐々に時間を長くしていくなどです。 また、訪問介護サービスを利用し、日中の祖母様の介護を支援してもらうことも有効です。

3. 家族の役割分担と休息:

ご家族だけで抱え込まず、役割分担を明確にしましょう。 誰かが疲れたら、交代で休む時間を確保することが大切です。 レスパイトケア(一時的な介護の休暇)制度も活用し、ご自身や奥様、お母様が心身ともにリフレッシュできる時間を作りましょう。 これは、家族関係の維持にも繋がります。

4. 奥様のサポート:

妊娠中の奥様への負担を軽減するために、家事代行サービスの利用も検討しましょう。 また、里帰り出産が難しい場合でも、産後ケアを受けられる施設を探してみるのも良いでしょう。 奥様と赤ちゃんにとって安全で快適な環境を作ることは、家族全体の安定に繋がります。

5. 環境調整による改善:

祖母様の落ち着ける空間作りも重要です。 騒音の軽減明るさの調整家具の配置変更など、環境を整えることで、落ち着きを取り戻す効果が期待できます。 また、好きな音楽を流したり、懐かしい写真を飾ったりするのも有効です。

6. 祖母様とのコミュニケーション:

祖母様とのコミュニケーションは、難しいですが、非常に重要です。 穏やかな言葉遣いを心がけ、祖母様のペースに合わせることが大切です。 無理強いせず、共感を示すことを意識しましょう。 専門家からコミュニケーションのスキルを学ぶことも有効です。

7. 父親への協力を求める:

父親である住職の方に、現状を詳しく伝え、協力をお願いしましょう。 単身赴任中であることを考慮し、オンラインでのコミュニケーション定期的な帰省を検討しましょう。 父親の協力を得ることで、家族全体の負担を軽減できます。

8. 地域社会の活用:

地域包括支援センターや民生委員など、地域社会の資源を活用しましょう。 彼らは、介護サービスの利用方法や、地域の情報提供など、様々なサポートをしてくれます。

インテリアの工夫:落ち着きと安全を両立

お寺の環境を、祖母様にとってより安全で落ち着ける空間に変える工夫も重要です。

色の効果:

グレーは、落ち着きと安心感を与える色です。 祖母様の部屋の壁や家具、カーテンなどにグレーを取り入れることで、穏やかな雰囲気を作り出すことができます。 ただし、暗くなりすぎないように、明るいグレーや、他の色との組み合わせを工夫しましょう。

照明:

柔らかな間接照明は、リラックス効果を高めます。 また、夜間の徘徊を防ぐために、夜間灯を設置するのも有効です。

家具の配置:

転倒防止のために、家具の配置を見直しましょう。 角の尖った家具は避け、安全な素材の家具を選ぶことも重要です。 また、手すりの設置も検討しましょう。

専門家の意見:

認知症ケアに詳しい専門家によると、「家族の限界を感じたら、すぐに専門機関に相談することが重要です。一人で抱え込まず、周囲のサポートを積極的に受け入れることで、ご家族の負担を軽減し、より良いケアを実現できます。」とのことです。

まとめ:希望を見出すために

現状は非常に困難ですが、決して諦めないでください。 専門機関への相談、介護サービスの利用、家族の協力、そして環境の工夫によって、状況は改善できる可能性があります。 一歩ずつ、着実に進んでいきましょう。 ご家族の幸せを心より願っています。

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