アルコール依存症の疑い?母の飲酒と家族への影響、そして対処法

私の母はアル中なんでしょうか?私の中ではアル中=お酒を飲まないと震えるなどの症状がある人を指すと思うのですが…私の家族は私が小学5年生の時に祖父母と別居になりました。(つまり核家族)その頃から母は毎日酎ハイを飲むようになりました。祖父母と一緒に住んでいた時は祖父母の目が気になり飲めなかったと言っていました。初めは一日二本ずつだったのが徐々に増え今は休肝日無しの1日350mlを7本飲みます。量は増えていますが仕事や家庭に支障はあまり無くあえて言えば酔って自分の言った事を覚えてなく毎日同じ話をすることです。私は毎日母にしらふでも酔っていても文句や愚痴を言われるため、母が酒を飲みだすと部屋に逃げます。正直母と関わりたくありません。家庭も亭主関白で父に権限があります。アル中の定義ってなんですか?補足母の話をするとみんなにびっくりされますが、そんなに驚くような量を母は飲んでいるのですか

アルコール依存症(アルコール症)とは?

まず、ご質問にある「アル中」という言葉は、医学用語ではなく、一般的に使われる俗語です。医学的には「アルコール依存症」または「アルコール使用障害」と呼ばれ、WHO(世界保健機関)の国際疾病分類(ICD)やアメリカ精神医学会の診断基準(DSM-5)で定義されています。

アルコール依存症とは、アルコールへの強い渇望や、飲酒のコントロール困難、離脱症状、飲酒を続けることによる身体的・精神的・社会的機能障害などを特徴とする病気です。 単に「たくさんお酒を飲む」ことだけではアルコール依存症とは断定できません。重要なのは、飲酒が本人や周囲にどのような影響を与えているかです。

アルコール依存症の診断基準(DSM-5の一部抜粋)

DSM-5では、以下の基準のうち2つ以上が1ヶ月以内に存在し、症状が1年以上続いている場合にアルコール依存症と診断されます。

  • アルコールを摂取する量や期間をコントロールできない。
  • アルコールを減らそうとしたり、やめることを試みたことがある。
  • アルコール摂取に多くの時間を使う。
  • アルコールへの強い渇望がある。
  • アルコール摂取のために重要な活動(仕事、学校、家庭など)を放棄したり、減少させる。
  • アルコールの摂取やその影響から回復するために、アルコールを摂取し続ける。
  • アルコールの影響で、重要な社会的、職業的、レクリエーション上の活動が中断したり、減少する。
  • 危険な状況下(運転中など)でもアルコールを摂取し続ける。
  • アルコールの影響で、身体的または精神的な問題(健康問題、人間関係の問題など)があるにもかかわらず、アルコールを摂取し続ける。
  • アルコールの離脱症状を経験する。

これらの基準を満たすかどうかは、専門家による診察が必要です。

お母様の飲酒量と状況について

お母様の飲酒量は、確かに一般的な感覚からすると多いと言えます。1日7本(350ml×7本=2450ml)の酎ハイは、アルコール度数にもよりますが、相当な量です。 アルコール摂取量が多いこと自体が、健康へのリスクを高めることは間違いありません。

さらに、ご自身がお母様の飲酒によって苦しんでいること、そしてお母様が酔った状態では同じ話を繰り返すなど、日常生活に支障が出ている可能性も示唆されています。これは、アルコール依存症の症状の一つである「飲酒によって日常生活に支障が出ている」という点に該当する可能性があります。

ご家族への影響と対処法

お母様の飲酒は、ご自身だけでなく、ご家族全体に影響を与えていると考えられます。 毎日文句や愚痴を言われる状況は、精神的な負担が大きく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

ご自身を守るための対処法

  • 自分の時間を確保する:お母様と距離を置く時間を作ることは大切です。自分の部屋にこもる、趣味に没頭するなど、自分の精神的な健康を優先しましょう。
  • 信頼できる人に相談する:友人、親戚、学校の先生、または専門機関などに相談し、話を聞いてもらうことで精神的な負担を軽減できます。
  • 専門機関への相談:アルコール依存症に関する相談窓口や専門機関に相談することをお勧めします。彼らは適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。

お母様への対応

お母様への対応は非常に難しい問題です。 直接的な指摘は、反発を招く可能性があります。 まずは、ご自身の安全を確保することが最優先です。

  • 直接的な非難を避ける:「お酒を飲みすぎ」と直接言うのではなく、「最近疲れているみたいに見えるけど大丈夫?」など、心配する気持ちを伝えることから始めましょう。
  • 家族で話し合う:ご家族で、お母様の飲酒について話し合う機会を持つことが重要です。ただし、感情的な言い争いにならないよう、冷静に、そして事実を伝えることを心がけましょう。
  • 専門家の介入を検討する:お母様自身にアルコール依存症の自覚がない場合、専門家の介入が必要になる可能性があります。 専門家であれば、お母様と適切なコミュニケーションを取り、治療への道筋を示すことができます。

専門機関への相談

アルコール依存症に関する相談窓口は数多く存在します。 インターネット検索で「アルコール依存症 相談」と検索すれば、多くの情報が見つかります。 また、お住まいの地域によっては、相談窓口や専門機関が設置されている場合があります。 まずは、信頼できる人に相談し、適切なサポートを受けることが大切です。

まとめ

お母様の飲酒量と、それがご家族に与えている影響を考えると、アルコール依存症の可能性は否定できません。 しかし、最終的な診断は専門家が行う必要があります。 ご自身の精神的な健康を守るためにも、そしてお母様の健康のためにも、専門機関への相談を強くお勧めします。 一人で抱え込まず、周囲の力を借りながら、この問題に対処していきましょう。

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