アルコール依存症の父と、脳の萎縮、そしてインテリアとの関係

アルコール依存症である、父の様子がおかしい。父は、5年前に糖尿病による合併症で脳内出血をおこしました。その後遺症で、リハビリして単独歩行できるまで回復したものの、入院中に何度も転倒し前頭葉を強打、少し性格も怒りっぽく、思い込みの激しい性格になってしまいました。退院当初は、お酒を断っていたのですが、もともとお酒好きだったので、少量であればいいよと飲酒を認めていたのですが、不自由な身体であるのでそのストレスからか、お酒を自分で買いに行って、部屋に隠して飲むようになりました。その後、飲酒後に転倒し骨折などして、よけい不自由な身体に自分でしてしまい、またお酒に走るようになりました。現在、理由があって別居しているのですが、この1年ほぼ朝から晩まで飲み続けているようです。アルコールは脳を萎縮させるというのをネットなどで読んだのですが、昨日父がトイレのドアが開かないからといって、自分の部屋の床やベッドに放尿していたということを聞きました。しかも、2日間その状態の部屋で生活していたということです。今まで、トイレに間に合わずもらしてもらったことはありましたが、オムツもしている状態で、しかも自分が寝ているベッドにまでおしっこをすることが考えられません。やはり、かなり脳が萎縮しているということでしょうか？昨年調べたところ、実年齢より10歳上の75歳の脳年齢といわれたそうです。何かアドバイスありましたら、お待ちしております。よろしくおねがいいたします。補足補足ですが、すでにアルコール依存症の専門医にも相談しているのですが、強制入院は不可能だということでした。あくまで本人がアルコールを断ちたいと思わない限り無理だと言われました。先月会ったときには、足の甲がパンパンになり、かなりのむくみがあり、医者から一時的な入院が必要と言われたのですが、本人が断ってしまいました。

Contents

1 深刻なアルコール依存症と脳の萎縮
2 専門家への相談と具体的な対策
3 まとめ

深刻なアルコール依存症と脳の萎縮

ご心配されているお父様の様子、大変お辛い状況ですね。5年前の脳内出血、その後遺症、そしてアルコール依存症と、重なる困難に直面されていることと思います。トイレでなく、部屋で排尿するようになったこと、そしてそれが2日間放置されていたという状況は、確かに深刻な状況を示唆しています。アルコール依存症は脳に深刻な影響を与え、認知機能の低下、判断力の低下、そして最終的には脳の萎縮を引き起こす可能性があります。75歳という脳年齢の結果も、その可能性を示唆していると言えるでしょう。前頭葉の損傷も、衝動性や判断力の低下に影響していると考えられます。

しかし、脳の萎縮が直接の原因であると断定することはできません。排尿障害には、様々な原因が考えられます。加齢による膀胱機能の低下、薬の副作用、感染症など、アルコール依存症以外にも可能性があります。お父様の状態を正確に把握するためには、専門医による診察が不可欠です。

専門家への相談と具体的な対策

既にアルコール依存症の専門医に相談されているとのことですが、強制入院が難しい状況とのこと、非常に難しい状況ですね。しかし、諦めないでください。いくつかできることがあります。

1. 専門医との継続的な連携

専門医との継続的なコミュニケーションが重要です。お父様の状態の変化を詳細に伝え、新たな症状や問題行動があればすぐに報告しましょう。もしかしたら、現在の治療法の見直しや、新たな治療法の提案があるかもしれません。また、ご自身が抱えるストレスや不安についても相談することで、より効果的なサポートを受けることができるでしょう。

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2. 家族としてのサポート

強制入院が難しい状況では、家族のサポートが非常に重要になります。しかし、過剰な干渉は逆効果になる可能性があります。お父様の自主性を尊重しつつ、さりげなく見守ることが大切です。例えば、定期的な面会を通して、お父様の状況を把握し、必要なサポートを提供しましょう。

3. 生活環境の改善

お父様の生活環境を見直すことも重要です。安全で清潔な環境を確保するために、転倒防止のための対策（手すりの設置、滑り止めマットの使用など）、排泄のサポート（ポータブルトイレの設置、オムツの使用など）を検討しましょう。また、部屋の整理整頓を行い、安全で快適な空間を作ることで、お父様の精神的な負担を軽減することができます。

インテリアによる環境改善の提案

お父様の部屋のインテリアを、安全で落ち着ける空間にする工夫も有効です。

* 照明：明るすぎず暗すぎない、目に優しい照明を選びましょう。間接照明などを活用し、リラックスできる雰囲気を作ることも重要です。
* 家具：角のない家具を選び、転倒リスクを減らしましょう。また、座りやすい椅子や、立ち上がりやすいベッドなど、身体の負担を軽減する家具を選ぶことも大切です。
* 床材：滑りにくい床材を選びましょう。カーペットやマットを使用する場合は、滑り止め加工がされているものを選びましょう。
* 色調：落ち着いた色調のインテリアを選びましょう。ブラウンやベージュなどの暖色系の色は、リラックス効果があるとされています。「いろのくに」のサイトで、様々な色のインテリアを検索し、お父様に合った色を見つけることができます。
* 空間の広さ：圧迫感を与えないよう、部屋を広く見せる工夫をしましょう。鏡を使用したり、明るい色の壁を使用したりすることで、空間を広く見せることができます。

4. アルコール依存症の専門機関への相談

アルコール依存症の専門機関には、様々なサポート体制があります。自助グループへの参加や、家族向けの相談会なども利用することで、ご自身も精神的な支えを得ることができます。専門機関のウェブサイトなどを参考に、相談できる場所を探してみましょう。

5. 他の家族や友人への相談

ご自身だけで抱え込まず、他の家族や友人、信頼できる人に相談することも大切です。話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。また、相談相手から、新たな視点やアドバイスを得られることもあります。

まとめ

お父様の状況は深刻ですが、諦めないでください。専門家との連携、生活環境の改善、そしてご自身の心のケアをしっかりと行うことで、状況を改善できる可能性があります。インテリアの工夫も、生活の質を高め、お父様の精神的な負担を軽減する上で役立つでしょう。焦らず、一歩ずつ、できることから取り組んでいきましょう。