アメリカザリガニの飼育:脱皮後の死亡原因と改善策

アメリカザリガニの脱皮後 アメザリの白とオレンジとブルーを飼育しています。まだ子供で体長は3センチ程です。 水槽は60センチくらいで、水量は3分の2以上、水温はいつも26℃くらいです。 エアレーションや濾過も行っていて観賞用の砂と小さい石を敷いています。細かめのものと1センチくらいの平たいもの。 3匹の複数飼いですが、 特に夜中もケンカする事なく、自分の縄張り?(定位置)にいます。 念のために鉢合わせる事が無い様に水草や仕切りで部屋は分かれています。 水草や隠れ家ともに十分あると思います。 しかし昨日、オレンジが脱皮後、数時間で死んでしまいました 他2匹に攻撃された訳でも無く、脱皮後しばらく隠れ家から動かず、出てきて1時間程、定位置をフラフラさ迷った後、体を起こせなくなり死んでしまったのです。 内臓は分かりませんが、見た目の脱皮はうまくいっていたと思います。 そして今日、ブルーが深夜脱皮し、また今朝同じような状態で死んでいました( p_q) 旦那が朝方までライトは消して離れて観ていたとの事で、襲われた訳ではないと言います… 色々な情報を再度確認しましたがやはり原因が分かりません。 昨日から立て続けに死んでしまい、子供達もガッカリしています… 脱皮は命懸けと言うことも存じていますが、このような事が起きるのは初めてです。 他にもザリガニ達にとって悪い条件があるのでしょうか? もっともっと細かめの砂が必要ですか? ホワイトもまだ食欲はありますが、直に脱皮すると思われます。 できたらその前に改善してあげられたら、と投稿しました。 ホワイトだけでも生きててもらいたいです 宜しくお願いします。補足餌は何処にでもあるようなザリガニの餌です。 たまに魚肉ソーセージや白身魚を湯通ししてあげています。

アメリカザリガニの脱皮と死亡:原因究明

アメリカザリガニの飼育において、脱皮後の死亡は非常に悲しい出来事です。特に、複数匹が立て続けに死亡する場合は、飼育環境に問題がある可能性が高いです。ご質問にある状況から考えられる原因と、具体的な改善策を提案します。

考えられる原因

* 水質悪化: 濾過システムは稼働していますが、目に見えない水質悪化の可能性があります。アンモニアや亜硝酸塩などの有害物質が蓄積していると、脱皮直後のデリケートなザリガニに大きなダメージを与えます。特に、複数匹飼育の場合は水質悪化が急速に進むため注意が必要です。
* 脱皮不全: 脱皮殻がうまく脱げなかった、または脱皮中に怪我をした可能性があります。脱皮殻の一部が体に残ったり、脚が欠損したりすると、感染症や衰弱につながります。
* 餌の偏り: ザリガニの餌は、栄養バランスが重要です。市販の餌だけでは栄養が偏っている可能性があります。魚肉ソーセージや白身魚は、たまのオヤツとして与えるのは良いですが、主食としては不向きです。
* 水温: 26℃はアメリカザリガニにとってやや高温です。理想的な水温は20~25℃と言われています。高温は代謝を促進し、脱皮の負担を増大させる可能性があります。
* 底床の材質: 底床の砂の粒子が粗すぎると、脱皮時に脚などを傷つける可能性があります。特に脱皮直後は体が柔らかく、非常にデリケートな状態です。
* ストレス: 隠れ家や仕切りは十分でも、他の個体からの視覚的なストレスや、水槽内のレイアウトの変化などによるストレスも考えられます。

具体的な改善策

1. 水質検査: ペットショップなどで販売されている水質検査キットを用いて、アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩の濃度を測定しましょう。数値が高い場合は、部分的な換水や濾過システムの強化が必要です。毎日20%程度の換水を行うことをお勧めします。
2. 底床の見直し: より細かい砂に交換することを検討しましょう。細かい砂利や、ザリガニ専用の底砂を使用すると、脱皮時の怪我のリスクを軽減できます。
3. 餌の改善: 市販のザリガニ用餌を主食とし、栄養バランスの良いものを選んで与えることが重要です。野菜や昆虫なども少量与えることで、栄養の偏りを防ぎます。魚肉ソーセージや白身魚は、ごく少量、週に1~2回程度にしましょう。
4. 水温調整: 水温を20~25℃に調整しましょう。クーラーや冷却ファンなどを活用して、水温を適切に管理することが重要です。
5. 隠れ家の工夫: 隠れ家は十分でも、個々のザリガニが完全に隠れることができるような、より多くの隠れ家を用意することを検討しましょう。シェルターや流木、水草などを追加することで、ストレスを軽減できます。
6. 水槽レイアウト: 水槽内のレイアウトを定期的に見直すことで、新鮮な環境を提供し、ストレスを軽減できます。
7. 観察: ザリガニの行動を注意深く観察し、異常があればすぐに対応しましょう。脱皮前後のザリガニは特に注意深く観察することが重要です。

専門家のアドバイス

ザリガニの飼育に詳しい専門家によると、脱皮直後の死亡は、多くの場合、水質悪化や脱皮不全が原因であることが多いとのことです。また、ストレスも大きな要因となるため、飼育環境の改善が重要です。

まとめ

アメリカザリガニの飼育は、水質管理や餌やり、適切な環境の維持など、細やかな配慮が必要です。今回のケースでは、水質悪化と底床の材質、そして水温が原因として考えられます。上記の改善策を実践することで、残りのホワイトの健康を守り、安心して飼育できる環境を整えましょう。

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