アパート退去費用に関する疑問と解決策:敷金・礼金なし、修繕費用5万円先払いケース

アパートの退去費用について、アドバイスお願いいたします。2DKのアパートを4月に退去しました。敷金、礼金は無し。入居の際には修繕費用として50,000円を先払いしています。居住年数は3年半。煙草も吸わないしペットも不可です。御見積書が送られてきて振り込むようにと大家の口座が記載されていました。御見積書の内容は合計金額 110,439円、建具工事 6,500円、クロス張り替え 28,180円、経師工事18,000円、雑工事 21,000円、ハウスクリーニング 31,500円でした。建具工事は部屋の仕切り戸ビラの6枚あるガラスを1枚割ってしまったので、その金額です。小さなガラスです。ガラスは6500円するのは普通ですよね?経師工事が居室間仕切り戸面材上貼1枚18,000円となっているのですが、これは1枚全部を取り替えってことですよね?この仕切りのドアには指の先程小さな凹みが二ヶ所あるだけです。(私がいけないのですが…)雑工事に至っては、お風呂の照明交換が6,000円、傷補修タッチペン7,000円、リモコン取り寄せ3,000円(これは壊してしまったので…)、トイレの足元の木の張替5000円これで21,000円です。お風呂の照明は勝手に焼けて穴が開いたんです。これは自然に劣化したものなのですが。この請求は妥当ですか?おかしいな?と思うところがあれば教えてください。初めてアパートから退去したので無知です。他の質問も読み漁りましたが、イマイチ…。優しい方よろしくお願いいたします。

退去費用明細のチェックポイント:妥当性と疑問点の検証

賃貸アパートの退去時、高額な修繕費用請求に戸惑うことは珍しくありません。特に、敷金・礼金がない場合は、全額自己負担となるため、請求内容の精査が不可欠です。今回のケースでは、いくつかの点で疑問が残ります。一つずつ検証していきましょう。

1. 建具工事(6,500円):小さなガラス割れに対する費用

小さなガラス1枚の交換で6,500円は、高額に感じるかもしれません。一般的なガラス交換費用は、ガラスの種類やサイズ、作業時間によって異なりますが、数千円程度が相場です。見積書にガラスの種類やサイズ、交換にかかった時間などが明記されているか確認しましょう。 もし詳細が不明瞭な場合は、大家さんまたは管理会社に問い合わせ、費用内訳の明確な説明を求めるべきです。

2. 経師工事(18,000円):小さな凹みに対する費用

居室間仕切り戸の面材上貼1枚交換に18,000円は、指先程度の小さな凹み2ヶ所に対しては高額です。凹み程度であれば、補修で済む可能性が高いです。 経師工事とは、襖や障子の張替えを指すことが多いですが、今回のケースではドアの面材交換と解釈できます。しかし、交換ではなく、凹みの補修費用であれば、数千円程度で済むはずです。写真などを提示し、補修による費用削減を提案してみるのも良いでしょう。

3. 雑工事(21,000円):内訳の精査と自然劣化の扱い

雑工事の内訳は、お風呂の照明交換(6,000円)、傷補修(7,000円)、リモコン取り寄せ(3,000円)、トイレ足元の木の張替え(5,000円)です。リモコンの故障は、ご自身の責任となりますが、お風呂の照明の自然劣化による交換費用は、大家さんの負担となる可能性が高いです。 照明器具の寿命は、一般的に数年程度です。3年半の居住期間であれば、自然劣化による故障とみなされる可能性があります。大家さんとの間で、照明の劣化状況について話し合い、費用負担の割合について交渉する必要があります。

4. ハウスクリーニング(31,500円):相場との比較

ハウスクリーニング費用は、部屋の広さや汚れ具合によって異なりますが、2DKであれば、20,000円~30,000円程度が相場です。今回の31,500円は、やや高額な印象を受けます。見積書に具体的な作業内容が記載されているか確認し、必要以上に高額な場合は交渉しましょう。

退去費用請求への対応:具体的なステップ

初めての退去で不安な気持ちも理解できます。以下に、具体的な対応ステップを示します。

1. 見積書の精査と証拠の確保

見積書を丁寧に確認し、各項目の費用が妥当かどうか、写真や動画などで証拠を確保しましょう。特に、損傷箇所の状態を記録しておくことが重要です。

2. 大家さんまたは管理会社への問い合わせ

見積書の内容に疑問点があれば、大家さんまたは管理会社に電話またはメールで問い合わせ、各項目の費用内訳や根拠について明確な説明を求めましょう。

3. 交渉による費用削減

交渉によって費用を削減できる可能性があります。例えば、経師工事や雑工事の一部を補修で済ませる提案をするなど、具体的な提案をすることで、大家さんの理解を得やすくなります。

4. 第三者機関への相談

交渉がうまくいかない場合は、消費者センターや弁護士などに相談することもできます。

専門家の視点:賃貸借契約書と関連法規

賃貸借契約書の内容をよく確認しましょう。契約書に、退去時の修繕費用に関する規定があれば、それに従う必要があります。また、民法や借地借家法などの関連法規に基づき、過剰な請求でないかを確認することも大切です。必要であれば、専門家(弁護士など)に相談することをおすすめします。

まとめ:冷静な対応と証拠の確保が重要

アパートの退去費用請求は、冷静な対応と証拠の確保が重要です。見積書の内容を丁寧に確認し、疑問点があれば積極的に大家さんや管理会社に問い合わせ、必要であれば専門家に相談しましょう。

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