アパート退去時の高額クリーニング請求にどう対応すべき?具体的な解決策と予防策

今回、県の住宅供給公社が管理する2LDKのアパートを退去しました。立ち合いを行い、クリーニング等の見積もりが来ました。敷金として家賃1か月分の85000円を支払っており、契約時の特約条項としてクリーニング代も借主負担ということで了承しており、クリーニングや当方の過失による壁紙交換等を考えて、差引0円か少し戻ってくるかなと思っていましたが、追加請求が来てしまいました。1、台所廻りクリーニング(レンジ・シンク・当含む) 24000円 2、浴室・便所・脱衣室クリーニング 30000円 3、各室クリーニング(換気扇・エアコン含む) 18000円 4、キッチンカウンター補修 12000円 5、クッションフロアー張替12.42平米 43470円(オーナー負担37385円、借主負担6085円) 6、同上手間 18000円(オーナー負担15480円、借主負担2520円) 7、壁紙傷補修 18566円 8、玄関床クリーニング 7000円 小計171036円(オーナー負担52865円、借主負担118171円) 消費税8552円(オーナー負担2643円、借主負担5909円) 合計179588円(オーナー負担55508円、借主負担124080円)ということで今回借主負担124080円-敷金85000円=請求額39080円が今回請求されています。5,6,7については私も納得していますが、4、キッチンカウンター補修については立ち合い時に管理会社及び修繕業者ともにどこの部屋でもカビたようになってしまうと話していたので、こちらのみの全額負担というのが納得できません。また特に疑問なのがクリーニング代(1、2、3、8)で77000円もかかるということです。今までクリーニングでこんな請求が来たことがないので驚いています。一度、供給公社に話をし本日オーナー負担額を増やした請求書を発送したとのことでしたので、詳細な金額はわかりませんがまた負担がありそうです。まずこんなにクリーニング代を取られるのはよくあることなのでしょうか?また納得できない場合、どのようにしていったらよろしいでしょうか?乱文で読みづらくてもうしわけありませんが、ぜひ、皆さんの知恵をお借りしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

アパート退去時のクリーニング費用:高額請求の理由と対処法

アパート退去時のクリーニング費用に関するご相談ですね。敷金から差し引かれる予定だったにも関わらず、追加請求が来たことに驚かれたことと思います。77,000円のクリーニング費用と、キッチンカウンター補修費用について疑問をお持ちのようです。まずは、これらの点について詳しく見ていきましょう。

高額なクリーニング費用は妥当か?

77,000円というクリーニング費用は、確かに高額に感じられるかもしれません。しかし、その金額が妥当かどうかは、以下の要素によって判断する必要があります。

  • 清掃範囲:見積書に記載されている清掃範囲(レンジ、シンク、浴室、トイレ、換気扇、エアコンなど)が、一般的な清掃範囲と比べて広範囲に及んでいるか。
  • 清掃方法:特殊な清掃方法(例えば、特殊な洗浄剤の使用など)が用いられているか。
  • 業者選定:どの業者に依頼しているかによって、料金体系が異なる可能性があります。大手業者や専門業者であれば、料金が高くなる傾向があります。
  • 物件の築年数・状態:築年数が古く、汚れが酷い物件であれば、清掃費用が高くなる可能性があります。
  • 契約内容:契約書に、クリーニング費用に関する具体的な記載があるか。また、原状回復義務の範囲が明確に記載されているかを確認しましょう。

一般的に、アパートの退去時のクリーニング費用は、数万円から数十万円と幅があります。 ご自身の物件の状況や契約内容を踏まえ、妥当な範囲内かどうかを判断することが重要です。

キッチンカウンター補修費用:立ち合い時の発言を証拠として

キッチンカウンターの補修費用については、立ち合い時に「どこの部屋でもカビてしまう」という発言があったとのこと。これは非常に重要な情報です。この発言を記録したメモや、立ち会いに同席した方の証言があれば、強力な証拠となります。

管理会社や修繕業者とのやり取りを記録しておきましょう。メールや電話でのやり取りは、記録を残すことを心がけてください。

納得できない場合の対処法

クリーニング費用や補修費用に納得できない場合は、以下の手順で対応しましょう。

  1. 請求書の内容を詳細に確認する:請求書に記載されている項目、金額、内訳などを丁寧に確認します。不明な点があれば、管理会社に問い合わせましょう。
  2. 契約書を確認する:契約書に、クリーニング費用や原状回復義務に関する規定がどのように記載されているかを確認します。特に、借主負担とされる範囲が明確に記載されているかを確認しましょう。
  3. 証拠を収集する:立ち合い時の写真、動画、メモ、メールのやり取りなど、証拠となるものを全て集めましょう。特に、キッチンカウンターのカビに関する発言を裏付ける証拠は重要です。
  4. 管理会社と交渉する:証拠を元に、管理会社と交渉を行い、請求額の減額を交渉します。冷静に、丁寧に説明することが重要です。交渉が難航する場合は、弁護士に相談するのも一つの方法です。
  5. 必要であれば、消費者センターに相談する:交渉がうまくいかない場合は、最寄りの消費者センターに相談してみましょう。専門家のアドバイスを受けることができます。
  6. 裁判も視野に入れる:それでも解決しない場合は、裁判を検討する必要があるかもしれません。弁護士に相談し、適切な対応を検討しましょう。

アパート退去時のトラブルを防ぐための予防策

退去時のトラブルを防ぐためには、入居前から準備しておくことが大切です。

  • 契約書を丁寧に読む:契約書は、非常に重要な書類です。特に、原状回復義務に関する規定をよく読んで理解しましょう。不明な点があれば、管理会社に質問しましょう。
  • 入居時の状態を写真や動画で記録する:入居時に、部屋全体の状況を写真や動画で記録しておきましょう。特に、傷や汚れがある箇所は、詳細に記録しておくことが重要です。これは、退去時のトラブルを防ぐための強力な証拠となります。
  • 定期的な清掃を行う:定期的に清掃を行うことで、退去時の清掃費用を抑えることができます。特に、キッチンや浴室などの水回り部分は、こまめな清掃を心がけましょう。
  • 退去予告をきちんと行う:退去予告をきちんと行うことで、管理会社がスムーズに退去の手続きを進めることができます。
  • 立ち会い時にしっかりと確認する:退去時の立ち会いでは、清掃業者や管理会社と丁寧に話し合い、清掃内容や費用について確認しましょう。不明な点や納得できない点があれば、その場で質問し、解決するようにしましょう。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士の視点から見ると、今回のケースでは、「立ち合い時の発言」と「契約書の内容」が争点となります。立ち合い時の発言を証拠として、キッチンカウンターの補修費用について交渉する余地は十分にあります。契約書に、クリーニング費用に関する具体的な規定がない場合、一般的な相場を参考に交渉することも可能です。

しかし、交渉が難航する場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、法律的な知識に基づいて、適切なアドバイスとサポートを提供してくれます。

まとめ

アパート退去時のクリーニング費用に関するトラブルは、残念ながら珍しくありません。しかし、適切な準備と対応をすることで、トラブルを回避したり、最小限に抑えることができます。今回のケースのように高額な請求を受けた場合でも、諦めずに、冷静に、そして適切な手順で対応することで、解決への糸口を見つけることができるでしょう。

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