アパート退去時の修繕費用7万円は妥当?2LDK、3歳児同居、敷金なしの場合の費用内訳と交渉方法

アパートの修繕費について。三年住んだアパートです。間取りは2LDK。3歳児が一名。契約時、敷金はなし。礼金のみ。退去時、物がない事を管理会社の方と確認。ふすま二枚(旦那が切って穴をあけた)お風呂のカビ等で少しかかると言われました。修繕費用がでたら連絡しますと言われ約1ヶ月。今、7万なんぼですと連絡きました。これは妥当な金額でしょうか。明細は郵送しますとのこと。ちなみに家賃は60000円でした。

退去時の修繕費用7万円の妥当性について

敷金なしで礼金のみの賃貸契約で、退去時に7万円の修繕費用を請求されたとのこと。これは妥当な金額かどうか、判断するには明細書を確認することが不可欠です。しかし、現状の情報からいくつかの可能性と、交渉のポイントを検討してみましょう。

修繕費用の内訳と相場

7万円という金額は、ふすま2枚の破損と浴室のカビによる修繕費用として妥当かどうかを判断するには、具体的な内訳が必要です。明細書が届くまでは断定できませんが、それぞれの修繕費用の相場を参考に検討してみましょう。

  • ふすま2枚の交換: ふすまの材質やサイズによって価格が大きく変動します。一般的なふすまの交換費用は1枚あたり5,000円~20,000円程度です。2枚で10,000円~40,000円と幅があります。旦那さんが故意に破損させた場合は、全額負担を求められる可能性が高いです。
  • 浴室のカビ: カビの程度によって費用が異なります。軽度のカビであれば、清掃費用で済む場合もありますが、ひどい場合はタイルの張り替えが必要になる可能性もあります。清掃費用は数千円~数万円、タイルの張り替えは数十万円かかるケースもあります。3年間の居住期間を考慮すると、軽度~中程度のカビであれば、数万円程度の費用が妥当と考えられます。

これらの費用に加え、作業にかかる人件費や、その他雑費なども含まれている可能性があります。

3歳児の居住による損耗

3歳児が同居していたことを考慮すると、通常の経年劣化以上に損耗している可能性も考えられます。しかし、これは「通常の使用」の範囲内であれば、借主の負担とはなりません。例えば、壁に落書きがあったり、床に傷がついていたりする場合は、通常の使用範囲内かどうかが争点となります。

明細書の確認と交渉

明細書が届いたら、以下の点を注意深く確認しましょう。

  • 各項目の費用内訳: ふすまの交換費用、浴室清掃費用、その他費用などが明確に記載されているか。
  • 費用相場との比較: 各項目の費用が妥当な範囲内か、高すぎる場合は根拠を確認する。
  • 領収書・見積書等の提示: 修繕業者への支払いを証明する書類の提示を求める。

もし、費用が妥当でない、または不明瞭な点がある場合は、管理会社に交渉する必要があります。具体的な根拠を示しながら、費用を減額するよう交渉しましょう。必要であれば、消費者センターや弁護士に相談することも検討しましょう。

退去時のトラブルを防ぐための事前準備

今回のケースのように、退去時の修繕費用でトラブルを避けるためには、入居前から適切な準備が必要です。

敷金の有無と契約内容の確認

敷金がある場合は、退去時の修繕費用は敷金から差し引かれます。敷金がない場合は、全額自己負担となるため、契約内容をしっかり確認することが重要です。

定期的な清掃とメンテナンス

定期的に清掃を行い、カビや汚れを早期に発見し、対処することで、修繕費用を抑えることができます。特に、浴室やキッチンはこまめな清掃が大切です。

損傷時の早期報告

もし、ふすまを破損するなど、物件に損傷を与えてしまった場合は、すぐに管理会社に報告しましょう。早期に報告することで、適切な対応を検討し、費用を抑えることができる可能性があります。

写真・動画による証拠の確保

入居時と退去時に、物件の状態を写真や動画で記録しておきましょう。これにより、退去時の修繕費用に関するトラブルを回避するのに役立ちます。特に、傷や汚れの状態を記録しておくことは重要です。

専門家への相談

どうしても解決しない場合は、弁護士や不動産会社などの専門家に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応策を見つけることができます。

まとめ

退去時の修繕費用は、契約内容や損傷の程度によって大きく異なります。明細書を丁寧に確認し、不明な点があれば管理会社に問い合わせ、必要に応じて専門家に相談しましょう。また、入居前から適切な準備をすることで、トラブルを未然に防ぐことができます。今回のケースでは、7万円という金額が妥当かどうかは明細書の内容次第ですが、交渉の余地は十分にあります。冷静に状況を把握し、適切な対応を心がけましょう。

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