アパート退去時の修繕費用シミュレーション:壁紙、床、ドアの損傷事例から費用を予測

今度引っ越しをすることになり、修繕費用がいくらかかるのか心配になりました。4.5畳の部屋の壁紙が10センチ×10センチくらい剥げて、石膏ボード?が一部見えて少し削れている。(子供がやってしまいました。)床(スポンジ?のようなフローリング)の一部剥げて穴が開いたようになってしまった。木のドアのしたの部分が、ドアストッパーによってひっかかり、2センチくらい剥がれてしまった。気になるのは以上なのですが、いくらくらい請求されるでしょうか(;_;)?入居は2年で、敷金は1ヵ月(54000円)払ってあります。補足・部屋は2LDK・面積51.07㎡・入居年数1年5ヵ月・畳なし、全室スポンジ状のフローリングです。・特約?は特に無しで、契約書には明け渡し時に、借室のルームクリーニング代(畳表、造作、建具、仕上材、什器、その他に破損のある場合は、その修復費用を負担する。)とあります。

退去時の修繕費用に関する不安、よくあるケースです

賃貸アパートからの退去時、修繕費用がどのくらいかかるのか不安に思う方は少なくありません。特に小さなお子さんを持つご家庭では、予期せぬ損傷が発生してしまう可能性も高いため、心配ですよね。今回のケースのように、壁紙の剥がれ、床の穴、ドアの破損といった具体的な状況を踏まえ、修繕費用を概算で予測し、対処法を一緒に考えていきましょう。

損傷箇所の状況と予想される修繕費用

ご質問の状況を元に、それぞれの損傷箇所の修繕費用を個別に見ていきます。あくまで概算であり、実際の費用は業者や状況によって変動することをご了承ください。

1. 壁紙の剥がれ(10cm×10cm、石膏ボード露出)

10cm×10cm程度の壁紙剥がれで石膏ボードが露出している状態は、簡単な補修では済まず、壁紙の張替えが必要となる可能性が高いです。石膏ボードの損傷の程度にもよりますが、1箇所あたり3,000円~5,000円程度を見込んでおきましょう。広範囲に及ぶ場合は、さらに費用が高くなる可能性があります。

2. 床の穴(スポンジ状フローリング)

スポンジ状のフローリングは、比較的傷つきやすい素材です。穴の大きさや深さ、素材によって費用は大きく変わりますが、小さな穴であればパテ埋めと補修塗装で1,000円~3,000円、穴が大きく、交換が必要な場合は、数千円から数万円かかる可能性があります。穴の形状や大きさの写真を撮っておくと、業者への見積もりの際に役立ちます。

3. ドアの剥がれ(2cm程度)

ドアの下部2cmの剥がれは、部分的な補修で済む可能性が高いです。木材の補修材と塗装で対応できるケースが多く、2,000円~5,000円程度と予想されます。しかし、剥がれの程度が深く、構造的な問題が懸念される場合は、ドア全体の交換が必要となり、費用は大幅に増加します。

合計予想費用と敷金との比較

上記の予想費用を合計すると、最低でも6,000円~13,000円程度になります。状況によっては、さらに高額になる可能性も考慮しておきましょう。ご質問の敷金は54,000円なので、今回の損傷だけで敷金がなくなる可能性は低いと言えます。しかし、クリーニング費用なども加味すると、敷金全額を下回る可能性もあります。

修繕費用を抑えるためのポイント

修繕費用を少しでも抑えるために、以下の点を心がけましょう。

  • 早期発見と報告:損傷に気づいたら、すぐに管理会社に報告しましょう。早期対応であれば、比較的安価で済む可能性があります。
  • 自分でできる補修:小さな傷であれば、市販の補修材を使って自分で補修することも可能です。ただし、不器用な場合はかえって悪化させる可能性があるので注意が必要です。DIYに自信がない場合は、専門業者に依頼しましょう。
  • 複数の業者から見積もりを取る:複数の業者から見積もりを取り、価格を比較することで、費用を抑えることができます。インターネットで検索したり、知人に紹介を頼むのも良いでしょう。
  • 交渉:修繕費用が高額な場合は、管理会社と交渉してみるのも有効です。状況を説明し、費用を少しでも減額できるようお願いしてみましょう。
  • 写真や動画の証拠:損傷箇所の状態を写真や動画で記録しておきましょう。これは、費用に関するトラブルを防ぐために非常に重要です。

専門家(不動産管理会社)の視点

不動産管理会社に勤務する経験豊富な担当者に話を聞きました。「退去時の修繕費用は、損傷の程度や原因、契約内容によって大きく変わります。小さな傷であれば、ご自身で補修することも可能ですが、大きな損傷の場合は、必ず管理会社に相談し、専門業者に見積もりを依頼することをお勧めします。また、契約書をよく確認し、修繕に関する特約事項がないかを確認しましょう。写真や動画の証拠は、トラブル防止に非常に有効です。」とのことでした。

まとめ:安心な退去に向けて

退去時の修繕費用は、事前に予測しておくと安心です。今回のケースのように、具体的な損傷箇所と予想費用を把握することで、精神的な負担を軽減できます。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、最適な選択ができるでしょう。また、管理会社との良好なコミュニケーションを心がけることも重要です。

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