アパート退去時の修繕費用に関する不安解消ガイド|大東建託編

アパート退去時の費用について 大東建託のアパートに約3年住んでいます。 近々アパートを出ようと思うのですが、 大東建託は退去時の修繕費用が高いと聞き心配になりました。 ①最近、空いている部屋はリフォームしたようでキッチン、お風呂、洗面台、ドア等すべて取り替えていたようなのですが それでも傷などがある場合は加算されるのでしょうか? ②3月の地震で被災し全部のクロスが破けているのですが こちらで破いてしまった部分がある場合は負担しなければならないのでしょうか? ※震災でクロスが破けたことは伝えてあり、退去時までそのまましかないと言われました。 ③入居時からコンセントのカバー?がへこんでいるところがあり、ずっとそのままだったのですが、初めからだと信じてもらえるのでしょうか。。 色々とすみませんが詳しい方よろしくお願いしますm(__)m

大東建託でのアパート退去時の修繕費用に関するQ&A

大東建託のアパート退去時における修繕費用に関するご質問、大変よく分かります。多くの入居者様が退去時に費用面で不安を抱かれるのは事実です。今回は、ご質問を一つずつ丁寧に解説し、具体的な対処法もご紹介します。

①リフォーム済みの部屋でも傷の加算はあるのか?

最近リフォームされた部屋であっても、入居中の損傷は原則として借主負担となる可能性があります。リフォームはあくまで「現状回復」ではなく、建物の老朽化対策や魅力向上のためのものです。

例えば、キッチンの扉に小さな傷があったり、浴室の鏡にヒビが入っていたりする場合、それらは入居者様の使用状況によって生じた可能性があると判断され、修繕費用の一部または全部を請求される可能性があります。

しかし、「通常の使用による経年劣化」と「故意または過失による損傷」は明確に区別されます。小さな傷や汚れが、明らかに経年劣化によるものと判断できる場合は、請求されない可能性が高いです。 重要なのは、入居時に現状を写真や動画で記録しておくことです。退去時との比較を行い、入居時からあった損傷であることを証明する証拠として役立ちます。

②地震被害と借主負担の線引き

3月の地震でクロスが破損した件については、大東建託に地震被害であることを伝えているという点が重要です。 地震による損害は、通常、借主の負担とはなりません。 しかし、地震による破損部分と、入居者様の行為による破損部分を明確に区別することが必要です。

退去時に問題となるのは、地震による破損部分とは別に、入居者様の行為によってさらに破損させた部分です。 例えば、地震で既にヒビが入っていたクロスに、さらに大きな穴を開けてしまった場合などは、その部分の修繕費用は借主負担となる可能性があります。

退去立会いの際には、地震による被害と入居者様の行為による被害を明確に区別して説明し、写真や動画で証拠を残すことが重要です。 必要であれば、専門家(例えば、不動産鑑定士)に現状を確認してもらうことも検討しましょう。

③入居時からあったコンセントカバーのへこみ

入居時からコンセントカバーがへこんでいた場合、入居時の状態を証明することが重要です。 入居時にチェックシートに記載したり、写真や動画で記録しておけば、退去時に「初めからこの状態だった」ということを証明できます。

もし、チェックシートや写真などの記録がない場合は、管理会社に状況を説明し、誠実に対応することが大切です。 へこんでいる状態を説明し、それが入居時からであったことを主張しましょう。 管理会社側も、故意に損傷させたとは考えにくいでしょう。 しかし、証拠がない場合は、交渉が難航する可能性もありますので、記録を残しておくことが非常に重要です。

退去時のトラブルを防ぐための具体的な対策

大東建託に限らず、アパート退去時のトラブルを未然に防ぐためには、以下の対策が有効です。

  • 入居時の状態を詳細に記録する: 写真や動画で部屋全体の状況、特に傷や汚れ、設備の不具合などを記録しましょう。 チェックシートがあれば、その内容も確認し、必要に応じて写真や動画で補足します。 特に、コンセントカバーやドアノブ、壁の小さな傷など、些細な点も見逃さないように注意しましょう。
  • 定期的な清掃とメンテナンス: 定期的に部屋を清掃し、小さな傷や汚れを放置しないようにしましょう。 早期に発見・対処することで、大きな損傷を防ぎ、修繕費用を抑えることができます。
  • 退去予告を早めに伝える: 退去の意思を早めに管理会社に伝え、退去時期や手続きについて相談しましょう。 余裕を持って準備することで、スムーズな退去手続きを進めることができます。
  • 退去立会いを必ず行う: 退去立会い時に、管理会社担当者と部屋の状態を確認し、修繕費用に関する説明を受けましょう。 不明な点があれば、その場で質問し、納得いくまで説明を求めましょう。
  • 書面による確認: 退去時の精算内容を記載した書面を必ず受け取り、内容を確認しましょう。 不明な点や異議がある場合は、書面で意見を伝えましょう。
  • 専門家の相談: どうしても解決できない問題が発生した場合は、不動産会社や弁護士などの専門家に相談しましょう。

専門家からのアドバイス

不動産問題に詳しい弁護士や不動産鑑定士に相談することで、客観的な視点からアドバイスを得ることができます。特に、地震被害や入居時からあった損傷について、専門家の意見を参考に交渉を進めることが有効です。

まとめ

大東建託に限らず、アパート退去時の修繕費用に関する不安は、多くの入居者様が抱える共通の悩みです。 しかし、適切な準備と対応を行うことで、トラブルを最小限に抑えることが可能です。 入居時の状態をしっかりと記録し、定期的なメンテナンスを行うこと、そして不明な点があればすぐに管理会社に相談することが、スムーズな退去に繋がる重要なポイントです。

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